この記事の執筆者
眼とメガネの情報室
みるラボ編集部
目次
「普段はメガネのため、運転中など眩しい時にサングラスをかけられない」
「メガネとサングラス、2つ持つのは面倒」
こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?そんな方には、メガネとサングラス両方の機能を備えた2WAYグラスがおすすめです。
この記事では、ワンタッチで手軽に機能を切り替えられる便利な2WAYグラスの魅力や特徴、選び方まで詳しくご紹介します。購入を迷われている方も、まだ2WAYグラスについてよく知らないという方も、ぜひ参考にしてください。
メガネとサングラスの2つの役割がある2WAYグラスとは?
あまり聞きなれない2WAYグラスとは、一体どんなアイテムなのでしょうか?
その特徴を詳しく解説していきます。
度付きメガネをサングラスにできる
2WAYグラスは、メガネとサングラスの両方の機能を備えています。メガネとサングラスでは使用する場面が異なりますが、2WAYグラスでは、メガネの上にサングラスを重ねるだけですむため、かけ替える手間がありません。
運転する際にもメガネの上からサングラスを重ねて、家や会社ではサングラス部分を外すだけでメガネとして使用できます。自身のライフスタイルに合わせていつでも手軽に変更できるため、1本持っていると大変便利なアイテムです。
着脱が簡単
2WAYグラスは、メガネの上からテンプルのないサングラスのフレームを重ねて使用します。マグネット式のため着脱も簡単、その上外れにくい構造なので、2つのデザインを楽しめるだけでなく、着用しやすいメガネです。
さらに、サングラスとメガネがぴったりとつくため、隙間から光が入ってくることもありません。
その特徴から、アウトドアや旅行、ドライブにビジネスシーンなど、様々な場面で使用できると注目を集めています。
ファッション性
実用性に優れているのはもちろん、ファッション性も備えているのが2WAYグラスの特徴です。
フレームのデザインはベーシックなものからスポーティ、レトロなものまで、様々なバリエーションがあります。
さらに、サングラスのカラーも豊富で、毎日の気分によって色味を変えてみるのもおすすめです。
また、最近はデザイン性の高いアイテムも多く、その日のファッションに合わせてコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2WAYグラスの
魅力・メリットは?
次は購入する際に押さえておきたい魅力やメリットについて、詳しく解説していきます。
シーンに応じて使い分けが可能
2WAYグラスの購入を迷っている方は、使用するシーンに注目してみてください。
特に普段メガネをかけている方など、サングラスとメガネの2本使いでは、かけ替える手間がかかります。
運転中など、必要な時にすぐかけ替えができないのはとても不便です。
それに比べて2WAYグラスは、必要なシーンに応じてすぐに使い分けができ、なおかつ簡単というメリットがあります。
特にサングラスはマグネットで着脱が可能なため、手軽に装着できて大変便利です。
かけ心地がいい
メガネを選ぶ上ではかけ心地も大切です。特に長時間メガネを使用する方にとっては、重要なポイントになります。
2WAYグラスのようにメガネの上から装着すると聞くと、重みで鼻や耳が痛くなるのではないかと心配になる方もいるかもしれません。しかし、最近は軽量化が進み鼻や耳に負担なく、違和感のないかけ心地のメガネが数多くあります。ぴったりと重なる設計のため、見た目にも違和感なくスマートにかけられるでしょう。
また、フレームの素材にも様々な種類があるため、実際に試着してみてかけ心地をしっかり確認しましょう。自分の顔に合ったフレームを選んでおけば、長時間の使用も楽になります。
リーズナブル
普段からメガネをかけている方がサングラスを購入する際には、度付きサングラスを選ぶ方法もありますが、受け取りまでにかなりの費用と日数がかかってしまいます。
「リーズナブルなサングラスを購入したのに、度付きにしたら結果的にフレーム代より高くなってしまった」ということもあるでしょう。2WAYグラスはセットでの販売が基本となるため、今持っているメガネに装着することはできませんが、コストをおさえて購入することも可能です。
2WAYグラスに
デメリットはある?
2WAYグラスにはデメリットはあるのでしょうか?購入前に知りたい方も多いでしょう。ここから詳しく解説していきます。
フチありしか選べない
2WAYグラスは、フレームとサングラスをマグネットで装着します。そのため、フレームにマグネットを埋め込むだけの幅が必要になり、フレームは必須になります。フチなしタイプのメガネは選択できないため注意しましょう。
さらに、ガラスレンズも使用できないという注意点があります。ただ、フレームありでも、今はおしゃれなデザインのものが豊富です。様々なタイプをチェックしてみて、気に入るアイテムを見つけてみましょう。
重さ
サングラスとして使用する場合、レンズが4枚ある状態になるため少し重さを感じやすいというデメリットがあります。いつも軽いメガネをつけている方だと、最初は少し違和感を感じるかもしれません。
しかし、2WAYグラスのメリットは付け替えが簡単であるという点です。通勤や通学など短時間の使用であれば、重さはさほど気にならないでしょう。
また、フロントに重心があることで、メガネがずれにくくなるというメリットもあります。軽量タイプなど、フレームの種類も豊富にあるため、実際に装着して使用感を確認しましょう。
2WAYグラスの選び方とは?
2WAYグラスといっても、様々な種類があります。
次はその選び方について詳しく解説していきます。
機能面で選ぶ
2WAYグラスの中には、様々な機能があります。
例えば、
- 釣りやゴルフをされる方は眩しさを軽減させる偏光機能付きレンズ
- 紫外線が気になる場合はUVカット機能付きレンズ
- キャンプなど外で使用する場面が多い場合は撥水加工がついたレンズ
など、使う場所や用途によって好みに合った機能がついた2WAYグラスを選択しましょう。特に、撥水加工がついたレンズは汚れも付きにくいため、外で使用されない方にもおすすめです。
実際に使用するシーンで使い分けをすると、より便利に使用できるでしょう。
デザイン
2WAYグラスはデザインが豊富です。顔型に合ったデザインや流行のデザインを選ぶのも良いでしょう。おしゃれにこだわりたいという方は、ブランドから選択するのもおすすめです。
また、フレームの種類で相手に与える印象は変わりますが、レンズカラーもその印象を左右します。
- とにかく目立たせたいという方にはおしゃれのポイントになるイエロー
- クールでかっこ良く見せたい方には見え方が自然なグレーやブルー
- 優しい印象を与えたい方はグリーン
- あまり目立たせたくない方にはブラウン
など、それぞれの特徴を意識して選んでみましょう。
可視光線透過率で選ぶ
見やすさにこだわりたいという方は、シーンに合った可視光線透過率を選ぶと良いでしょう。可視光線透過率は、レンズを透過する光の割合のことです。暗く濃いカラーのレンズは可視光線透過率が低く、逆に明るくて薄いカラーのレンズは高い数値になります。
下記は可視光線透過率のパーセンテージの目安です。
- 夜間も使用する場合は75〜100%
- ものがはっきりと見えて様々なシーンで使用しやすいのは40〜70%
- 強い日差しの日に使用する場合は8〜30%
- 8%以下になると運転の際には着用できません
可視光線透過率は低すぎると視界が見えにくく事故の原因になるため、注意が必要です。
また、レンズのカラーによっても多少の差が出てきます。購入する際には色味も意識してみましょう。
サイズ感
意外に忘れがちなのが、そのサイズ感です。
毎日使用するもののため、どんなに気に入るデザインがあったとしても、サイズがフィットしていないと長時間の使用は難しいでしょう。2WAYレンズの場合は、サングラスとしての使用だけではなくメガネとしても使用するため、特にサイズ感は重視しましょう。
サイズ選びは以下を参考にしてください。
- 顔の横幅の最も広い部分とフレームの横幅を同じくらいにする
- フレームの高さは眉からあごまでの3分1を目安にする
- フレーム上部が眉の形に沿っていると顔になじみやすい
- レンズの中心から瞳が1〜2mmほど内側にあるとバランスがよく見える
上記のポイントを意識して、自分に似合う1本を見つけましょう。
2WAYグラスのお手入れ方法は?
通常のメガネと同様に、長くきれいに使用するには2WAYグラスもお手入れが大切です。メガネやサングラスは皮脂汚れがつきやすく、特に女性はメイクがレンズにつきやすいため注意が必要です。
具体的なお手入れの方法をご紹介します。
- まず常温の水で洗い、汚れを落とす
- 汚れがひどい場合はクリーナーを使用する
- レンズのブリッジ部分を持ち優しく拭きあげる
- フレームとレンズの間は特に汚れが溜まりやすいので念入りに拭く最後に鼻パッドとフレーム部分を拭きあげる
※コーティング剥がれの原因になるため、お湯で洗うのは避けてください。
また、保管方法も大切です。サングラス部分を装着したままケースに収納すると、レンズに傷がつく恐れがあるため、どちらも必ず専用のケースで保管するようにしてください。
その他のメガネとサングラス
両方の機能があるアイテム
2WAYグラス以外にも、メガネとサングラス両方の機能を持ち合わせたアイテムがあります。
それぞれ特徴があるため、詳しく説明していきます。
度付きサングラス
度付きサングラスとは、眩しさを軽減するサングラスの機能に、近視や乱視の視力矯正機能を加えたものです。良好な視野と紫外線ケアの両方を兼ね備え、常にメガネを着用している方でも気軽にサングラスを使用できる、という魅力があります。ゴルフや登山など、屋外で長時間使用する方におすすめです。
最近では、遠近両用などの機能やカラーバリエーションも充実し、サングラスに度を入れることも一般的になってきました。ただし、通常のレンズとは異なる特殊なレンズを使用するため、価格が高い傾向にあるという点がデメリットと言えるでしょう。
クリップサングラス
クリップサングラスとは、眩しさを軽減するカラーレンズを、クリップでメガネの上から装着し、サングラスとしても使用できるようにするアイテムです。基本的にどのメガネにも重ねることが可能なため、普段使用しているメガネのかけ心地やサイズ感が損なわれないという特徴があります。
また、クリップサングラスはテンプルがないため、通常のサングラスよりもリーズナブルに購入が可能です。しかし、普段かけているメガネにクリップでレンズを追加するため、重く感じることもあります。事前に試してみるのがおすすめです。
跳ね上げサングラス
跳ね上げサングラスとは、レンズを上下することで、メガネからサングラスに素早く切り替えられるアイテムです。
サングラスをかけなおす手間もないため、運転中など日差しが強い場合はレンズを下げ、暗くなればレンズをあげて視界をクリアに確保できるというメリットがあります。
こちらも複数枚レンズを使用するため、重くなってしまうというデメリットがあります。
ただし、UVカットなど便利な機能がついたアイテムも販売されているため、用途や自身の好みに合わせて選ぶのもおすすめです。
調光レンズ
調光レンズとは、紫外線の量によって色の濃さが変化するレンズのことです。屋内など、紫外線が当たらない場所ではクリアなレンズに戻ります。調光レンズとは、メガネとサングラスをかけ替える手間がないため、常時着用できるというのがメリットです。
しかし、一瞬で色が変化するわけではなく、急に明るくなったり暗くなったりする状況では、すぐに対応できません。濃い色になるまでに30〜90秒、薄い色に戻るまでに3〜7分ほどかかるため、時間に余裕を持って使用しましょう。
まとめ
今回は2WAYグラスについてご紹介しました。一括りに2WAYグラスといっても、フレームの形からレンズのカラー、機能などそれぞれ異なる魅力があります。
さらに機能面だけでなく、そのデザイン性も特徴の一つです。使用するシーンや目的に注目することで、自分に合うアイテムをきっと見つけられるでしょう。
2WAYグラスで快適なメガネやサングラスライフを過ごしましょう。