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新しいメガネを作る時、たくさん種類がありすぎて何が正解なのかわからなくなる事はありませんか?
トレンドのメガネをおさえておけば、メガネ選びも簡単になり、オシャレなメガネを短時間で選ぶことができます。
メガネの流行の決まり方
メガネの流行はアパレルと同じように、トレンドブックを元にデザイナーによって作られています。
トップデザイナーがトレンドブックからインスパイアされてデザインをします。
そしてそのデザインにインスパイアされたデザイナーが、二次、三次と作っていき、世界的な流行になっていくという考え方があります。
メガネの流行はトレンドブックだけでなく、「消費者によって作られている」という考え方もあります。
インフルエンサーやYouTuberの様に、オシャレで影響力がある人があっという間に流行らせるということもあります。SNSで見た人が真似して、それを見た人がさらに真似をする事でどんどん流行が加速していきます。
日本メガネ大賞とは?
日本メガネ大賞とは、7月1日以降に発売される日本国内および海外から応募されるメガネフレームやサングラスの中で、デザインと機能が最も優れている製品を表彰する、メガネ業界屈指のデザインアワードです。
大賞の審査および選考は、日本メガネ大賞審査委員によって行われます。
第25回メガネ大賞2022には、全世界より総数172製品のエントリーがあり、全体としては、パンデミックの影響もあり、デザインは落ち着いたもの、作りは丁寧なものが数多くエントリーされました。
グランプリ・入賞製品は、IOFT(メガネ展示会)会期初日に行う表彰式にて、発表・表彰されます。
第25回はマスク生活もあり、アイウェアがコミュニケーションの一部となるようなアイテムが数多く見受けられました。
2021年流行のメガネの
特徴おさらい
2021年を振り返ると、流行ったものはパンデミックもあり、レトロでクラッシックな雰囲気のものが多いように感じます。
リモートワークでおうち時間が多くなり、長時間かけていても疲れない機能的なもの、そして、流行りのビンテージファッションやジェンダーレスなコーディネートによく合うものが流行りました。
一言で言うと、昔からあるクラシカルなデザインでかつ、軽量なメガネが2021年のトレンドだと言えるでしょう。
2021年流行のメガネ「メタルフレーム」

メタルフレームとは、その名の通り、金属でできたフレームの事です。メタルフレームは古いというイメージがある人もいると思いますが、最近では逆にレトロでクラッシックな雰囲気が良いと人気です。
メタルフレームは軽量で柔軟性に富み、顔の形にしなやかにフィットするため、顔になじみやすいのが特徴です。
セルフレーム(プラスチック製のメガネフレーム)よりも強度があり、細いフレームにも加工でき、軽く、リモートワークで長時間かけていても疲れないのもメリットです。
2021年流行のメガネ「ボストン」

レトロ可愛いデザインと聞いてすぐに思い出すデザインは「ボストン」ではないでしょうか。いわゆる丸メガネです。
丸いフレームですが、下が少し細くなっているので逆三角形が少し丸くなった感じで、どんなタイプの顔型にも合わせやすく、丸みを帯びたフォルムのイメージで顔を柔らかい雰囲気にしてくれます。
可愛らしくレトロな雰囲気になるので、ビンテージファッションやボーイッシュなコーディネートにもしっくりきます。2021年はビンテージファッションが流行った年でもあるので、「ボストン」が人気なのも頷けます。
ドクターXで外科医、原守さんを演じる俳優の鈴木浩介さんがいつもかけているメガネがこの形です。
2021年流行のメガネ「コンビフレーム」

コンビフレームとは、プラスチックのセルフレームと金属のメタルフレームがコンビになったフレームの事です。
セルフレームは少しカジュアルな感じがしますし、メタルフレームは知的な上品な印象を与えます。二つがコンビになっている事で、とてもお洒落な雰囲気にしてくれるフレームです。
カジュアルなファッションでも上品なファッションでも合う、意外に合わせやすいフレームと言えます。
セルフレーム部分がベッコウ柄になっているものが多いですが、ブラックやカラーのセルフレームを使ったものもあります。
2022年に流行る
メガネの特徴を予想!
2022年に流行るメガネには世相を反映したいくつかのキーワードがあります。
SDGsが定着した2022年。多様性、自己表現が基本になってくることは間違いありません。誰かの真似をするのではなく、自分の持ち味を表現できるデザインが流行するでしょう。
ビンテージファッションやレトロなファッションとコーディネートできるデザイン。
メガネが単に視力補正の為のものではなく、自己表現の一部になるような商品です。
この3つの要素を備えたメガネが2022年に流行するメガネになるでしょう。
2022年流行のメガネ「クリアフレーム」

クリアフレームはセルフレーム部分が透明な物が人気が出そうです。
インスタグラマーやオシャレな方にじわじわ人気が出ています。
透明なフレームが目元に影を作らないので、肌が明るく見えます。せっかく流行りのアイメイクをしてもフレームで隠れてしまって変な影ができるという悩みを解決できるフレームです。
メガネ自体に自己主張がないので、顔の雰囲気をメガネで左右されたくない方にもオススメのデザインです。
2022年流行のメガネ「ウェリントン」

丸くて柔らかいイメージの「ボストン」とよく比較されるのが「ウェリントン」です。
台形を逆さにして少し丸みをつけると「ウェリントン」の形になります。
ウェリントンは大きめのフレームのため、小顔効果が期待できます。顔型で言うと、丸顔やベース型、逆三角形といった顔の横幅がある方はウェリントンはとてもしっくりきます。
四角いフレームが知的な感じに見せてくれるので、仕事ができる雰囲気に見せたい方には特におすすめです。
2022年流行のメガネ「カラーレンズ」

リモートワークが定着し、普段はコンタクトレンズを着けていた人がメガネをかける機会が増えているようです。仕事中のデジタル機器の眩しさ対策やコントラスト効果アップなどの機能性の面からも、さらにオシャレの面からも、2022年はカラーレンズが流行りそうです。
女性にオススメなのは薄いバーガンディのレンズです。肌馴染みも良く、なにより血色感をプラスしてくれるので、チークやアイシャドウを塗っていなくてもほんのり顔色をよく見せてくれます。トレンドカラーのオレンジやパープルもレンズに取り入れやすいです。
まとめ
SDGsに代表される世界の多様化もありますが、自分を否定せずに自分に似合わせるという自己肯定感の高い風潮が浸透してきているように思えます。
ヘアサロンでも誰かの真似ではなく、「似合わせカット」が人気になる時代です。メガネも単に近視補正アイテムとしてではなく、オシャレで可愛く見せるアイテムとして変化を遂げています。
2022年はさらに自分らしさを強調する年になるのではないでしょうか。
参考文献
高橋有佐妃 “最短で好かれる美人になる” すばる舎

著 書
『最短で好かれる美人になる』(すばる舎)
47,000人以上のスタイリング実績を持つ。
大学在学中はタレント業、卒業後はアパレル事業で経営マネジメントにも携わる。大型ショッピングセンターで女性向けセレクトショップをプロデュースし、各種メディアに取り上げられ、注目を集める。ファッション業界での活動だけでなく、女性経営者として、女性の生き方を伝える講演セミナーを行うなど精力的に活動している。
著書に「最短で好かれる美人になる」がある。