メガネレンズ
公開日:2021.10.21 / 最終更新日:2022.03.05

調光レンズとは?偏光レンズとの違い・仕組みについて解説

調光レンズとは?偏光レンズとの違い・仕組みについて解説

目次

日差しが強くなってくると、サングラスを購入する方もいると思います。常に同じ色のサングラスと違い、調光レンズは室内では無色で屋外など紫外線に対して発色しカラーレンズに変わります。1本の眼鏡で掛け替えをしなくても2役こなすこのレンズです。使う目的や生活スタイルに合ったレンズを選びましょう。
色が変わるから「へんこうレンズ」と間違って覚えている方も多くいらっしゃいます。ここでは調光レンズと偏光レンズの違い、調光レンズの仕組みとおすすめの調光レンズをご紹介します。

調光レンズとは

調光レンズのイメージ

調光レンズとは、紫外線によって色が変化するレンズのことをいいます。屋外など紫外線が多い場所では発色し、室内では普通のメガネのように無色に変化するのが調光レンズの特徴です。
調光レンズの濃度は紫外線の強さや温度により左右されます。強い紫外線を受けると発色が促進されますが、温度が高くなると発色が抑制されます。
調光レンズは、ご自分の目の度数にあった度付きのものを作ることができるため、メガネとカラー付のレンズの2つの役割を1本で兼用することも可能です。

調光レンズと偏光レンズの違い

機能の付いたカラーレンズには調光レンズの他に偏光レンズがあります。調光レンズが紫外線の量で色が変化して目を保護するレンズであるのに対し、偏光レンズは光の乱反射を抑えるレンズです。
調光レンズは、室内と屋外両方で掛けたい方、朝から晩まで一日中かけていたい方に向いていますが、偏光レンズは朝から夕方までの日中、屋外で使用するのに向いています。 ここでは偏光レンズについて詳しくご説明します。

偏光レンズとは

偏光レンズは、特殊な偏光膜のコーティングがしてあります。単焦点レンズだけでなく遠近両用タイプなど様々なレンズに組み合わせができ、合わせるフレームも選びません。カラーレンズは色で眩しさを抑えますが、偏光レンズは窓にかかっているブラインドのような機能があり、単に暗くするのではなく眩しい光の反射をカットしています。運転時のフロントガラスの映り込みをカットしたり、水面の反射を抑えるので釣りなどの趣味の方にも人気です。
また、偏光レンズはコーティングタイプ以外にレンズとレンズの間に偏光フィルムを挟み込むタイプもあります。レンズの設計や対応フレームの自由度などがコーティングタイプより低くなりますが、価格は抑えられます。詳しくは眼鏡店でご相談ください。
偏光レンズも調光レンズと同じように、ご自分の度数にあった度付きのものを作ることができます。偏光レンズには、光の一部の透過を抑えるため、スマホやカーナビなど液晶画面が見にくくなったりする場合もあります。

偏光レンズの利用シーン

偏光レンズの利用シーン

偏光レンズを使うと、次のような効果が期待できます。

  • 釣りをする際、水面の光の乱反射だけをカットして水中が見えやすくなる
  • 車の運転時、対向車からの光を抑えたり、路面反射がなくなるため白線がはっきり見えるようになる
  • スキーやスノーボードなどウィンタースポーツをする時に雪面の反射を軽減できる
  • ゴルフやテニスなどのスポーツで使うと、芝による光の反射が抑えられる

調光レンズの仕組み

調光レンズの仕組み

ここでは調光レンズの仕組みについて説明します。
調光レンズは、紫外線を当てると色が変化する感光物質が使われています。この感光物質の構造が変化することで、レンズが発色します。
調光レンズの色の変化は、発色は約3分、退色は約7分程度時間がかかります。レンズの表面を感光物質でコーティングして作れられているため、表面に傷がついたりコーティングが剥がれるとその部分の色は変化しなくなります。

調光レンズの
メリット・デメリット

調光レンズには、メリットとデメリットがありますので、しっかりと把握し使うようにしましょう。

メリット

調光レンズのイメージ

調光レンズは、室内では無色、屋外では紫外線に反応して発色するため、室内と屋外の移動をする時でもかけっぱなしでよく、他のメガネやサングラスに掛け替える煩わしさがありません。
ロードバイクでは、調光レンズのスポーツ用レーダーロックを使うと大変便利です。調光レンズは、時間や天候を選ばずかけっぱなしでいられるため、走行途中で停車して、メガネやサングラスを掛けなおす手間がかからずストレスフリーで使えます。
このように、調光レンズはとても汎用性が高いことがメリットといえます。
調光レンズは、紫外線量に反応して発色し目に入る光の量を調整してくれるため、眩しさが軽減され、モノが見やすくなり快適に過ごせるでしょう。

デメリット

傘や帽子で紫外線を遮るとレンズの色が濃くならない場合もあります。

調光レンズは、とても汎用性が高いレンズではありますがデメリットもあります。
調光レンズは、紫外線の量が少ないと色が変化しないため、傘や帽子で紫外線を遮るとレンズの色が濃くならない場合もあります。
また、紫外線カットガラスに覆われた車内ではレンズの色が濃くならないため、眩しさを十分軽減できない可能性もあります。
温度が高い夏季などではレンズの色の発色が抑制され、濃くならないことがあります。調光レンズの夏場の温度変化についての程度を眼鏡店で確認の上、利用したいカラーを選びましょう。
調光レンズは「薄い状態」から「濃い状態」には約3分程度で変化しますが「濃い状態」から「薄い状態」に変化する時は約7分程度と時間がかかるため、思ったようにレンズが変化しないこともあります。
調光レンズの表面が傷がつくと、その部分からコーティングが剥がれ、調光機能の寿命が短くなることがあります。また、吸収する紫外線量によって寿命が短くなりますので、室内であっても使用後はケースにしまい、丁寧に取り扱う必要があります。

おすすめの調光レンズ

おすすめの調光レンズ

調光レンズはカラーバリエーションがいくつかあります。グレーやブラウン、グリーンなど濃い色に発色するタイプやサングラスカラーまでは発色しない淡いカラーのタイプもあります。ブルーやパープル、ロゼなど豊富なカラーがあります。ご自身に似合う色や使いたいシーンでカラーを選びましょう。

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