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最終更新日:2025.07.31

ふちなしメガネがダサいと言われる3つの理由 おしゃれに見せるコツを紹介

ふちなしメガネがダサいと言われる3つの理由 おしゃれに見せるコツを紹介

目次

ふちなしメガネは、顔の印象を変えずに自然にかけられるフレームとして人気がある一方、「ダサい」「古臭い」といったイメージを持つ方も少なくありません。また、かけこなすのが難しいと感じている方も多いようです。

ふちなしメガネをおしゃれに着こなすには、特徴を知った上で似合うファッションと組み合わせることが大切です。

そこでこの記事では、ふちなしメガネがダサいといわれる理由やふちなしメガネのメリット、デメリット、さらにふちなしメガネをおしゃれに見せるコーディネートもご紹介していきます。

皆のふちなしメガネの印象

フレームのないふちなしメガネの魅力は、メガネが目立ちすぎないことです。そのため、素顔のような自然な印象でかけられるメガネとして多くの方から好まれています。その反面、「ダサい」「怖い」「いかつい」といったネガティブな声も多く聞かれます。

ふちなしメガネの歴史は古く、ビジネスシーンやフォーマルシーンなどの場面で多く使われてきたことから、おしゃれにかけるメガネという印象がないため、時代遅れでダサいという印象を持たれている方もいるようです。

また、フレームの端に負担がかかりやすい構造のふちなしメガネは、厚みや強度を保ちやすくするために、レンズの面積を小さくした横長レンズを採用しているデザインが多くなっています。このシャープなレンズが時として威圧的な印象を与え、ネガティブな印象の要因になっているのかもしれません。

ふちなしメガネが注目を集め始めている理由

おしゃれな印象が薄かったふちなしメガネですが、最近では映画のキャラクターやK-POPアーティスト、著名なラッパーなどが着用していることで脚光を浴びています。

特に、憧れのスターがプライベートで着用している姿がSNSで拡散されていることで、Z世代の若者から、かっこいいおしゃれアイテムとして人気を博しています。

また、多くのハイブランドが手がけるコレクションでもふちなしメガネが起用されており、ファッショナブルな流行りのメガネとして存在感を放っていることも注目を集めている理由だといえるでしょう。

レンズの形状も多様化し、優しい印象を与えるラウンドやボストン、さらに大きめサイズのレンズなど、豊富なバリエーションの中から自分に合ったタイプを選ぶことができます。

ふちなしメガネがダサいと
言われる3つの理由

ふちなしメガネは印象が二分されるアイテムです。支持されている反面、否定的な印象を持たれてしまうこともあります。ここからは、ふちなしメガネがダサいといわれる主な理由について解説します。

着こなしの幅が狭まる

ふちなしメガネは、ビジネスやフォーマルなど、きちんとした服装にも似合い、それ以外のコーデには似合わないと思われている傾向にあります。特にカジュアルコーデやトレンド感のあるファッションに合わせると、一見ミスマッチな印象になると思われがちです。そのため、おしゃれに取り入れにくいメガネとして、ダサい印象を与えてしまうようです。

ふちのあるフレームでは、メガネがファッションアイテムになるため、フレームのデザインを使い分けることで様々なスタイルに合わせやすくなります。

しかし、ふちなしメガネの場合はメガネ自体にあまり存在感がありません。メガネでファッション性を表現したい人によっては、思うような印象を得られないこともダサいと感じる理由の一つにあげられるでしょう。

華やかさに欠ける

ふちなしメガネイメージ

ふちなしメガネは、レンズの形状が目立たず華やかさに欠けてしまうことも特徴にあげられます。シンプルすぎて地味な印象を受けるため、野暮ったくてダサいと感じる方もいるようです。最近ではレンズシェイプの形状も増えてきましたが、オーバルやスクエアが多い傾向にあります。

オーバルは誰にでもかけやすいメガネですが、おしゃれにこだわる人にとっては物足りなく感じるようです。また、スクエアは男性がビジネスシーンでかけている印象があり、おじさんっぽい、ダサいと感じている方も少なくありません。

シンプルでかけやすいということは、個性が際立たず無難な印象だともいえます。そのため、どうしてもおしゃれ度が低く、ダサい印象を受けてしまうようです。

老けた印象を与える

ふちなしメガネはフレームが目立たないため、顔にメリハリがつきにくく、若々しい雰囲気が表現されにくい傾向にあります。

顔の輪郭がはっきりしないことで、フェイスラインのシャープさも失われ、ぼんやりとした老けた印象を与えてしまうこともあるようです。特に目元の存在感が薄れると、目に活気がなく老けた印象を強めてしまいます。

また、ベーシックな形状のレンズが多いことから、年配の方から好まれることも老けて見える要因だと言えるでしょう。年配者向けというイメージが強く、実際の年齢よりも落ち着いた印象に見られやすいのも老けて見える理由の一つだと考えられます。

ふちなしメガネが
似合う顔・似合わない顔

ふちなしメガネはフレームに左右されないため、幅広い顔立ちの方にマッチしやすいメガネです。しかし、少なからず個人の顔立ちによって合う合わないがあります。

小顔の方やすっきりとした顔立ちの方は、インパクトのあるフレームだとメガネが強調されてしまうため、ふちなしメガネがよく似合います。特にシャープで小顔感のある逆三角形型の顔の方と相性が良いといわれています。

反対に顔の大きい方は、フレームがないと顔の輪郭がぼやけて、より一層顔を大きく見せてしまう可能性があります。また、目鼻立ちがはっきりしている方は、メガネに存在感がないと顔の印象に対してメガネが負けてしまうため、しっかりとしたフレームのメガネが適しています。

ふちなしメガネがダサく見える
使い方

ふちなしメガネは、どのような服装にもなじみやすいと思われがちですが、全身のバランスを考えて着用しないとダサく見えてしまいます。

例えば、カジュアルすぎる服装にふちなしメガネを合わせると、メガネの雰囲気と合わずに、チグハグな印象を与えてしまいます。また、あまりにも派手なファッションとの組み合わせも避けた方が良いでしょう。メガネだけが浮いて見えるため、野暮ったくなってしまいます。

とはいえ、きちんとした服装に合わせる場合にも注意が必要です。素材感やデザインがメガネの雰囲気と合っていないと、全体的にまとまりのない印象を与えてしまうことがあります。

また、おしゃれなカラーレンズもふちなしメガネにはハードルが高くなります。一歩間違えるといかつい印象になってしまうため、避けた方が無難です。知的で洗練されたイメージを活かすようなスタイリングを意識することで、ダサくならずに垢抜けた印象でふちなしメガネをかけることができるでしょう。

ふちなしメガネの
デメリットとは

ふちなしメガネには注意しておきたいデメリットが4つあります。

1.強度の弱さ

レンズに直接穴をあけてブリッジやテンプルをネジで固定する構造のため、過度な力が加わるとレンズが歪んだり破損したりする恐れがあります。通常のフレームのあるメガネと比較すると、どうしても衝撃に弱く壊れやすくなる特徴があります。

2.ネジがゆるみやすい

ふちなしメガネの構造上、ネジがゆるみやすく調整が頻繁に必要になります。ネジのゆるみを放置するとレンズが脱落して割れることもあるため、定期的な点検とメンテナンスに時間を要します。

3.レンズが汚れやすい

メガネの着脱時や位置を直す時、フレームがないためつい手がレンズに触れてしまい、汚れや指紋がつきやすくなります。

4.視力に制限がある

分厚いレンズは、穴をあけた部分に負担がかかり壊れやすいため、強度近視の方に適さない場合もあります。また、フレームがなくレンズの厚みがあると、古臭く垢抜けない印象を与えてしまいます。

ふちなしメガネのメリットとは

ふちなしメガネのメリットには、メガネ感を出さずにかけられることと、視野を広く保てることがあります。フレームがない分、軽量でかけ心地が軽いこともポイントです。目の負担が軽減され、長時間の使用でもストレスなくかけられるでしょう。また、メイクの邪魔をしないため、目元の印象を損なわないこともメリットです。

ふちなしメガネをおしゃれに見せるコーディネート例

ふちなしメガネはコーディネート次第でおしゃれに見せることができます。ここからは、ふちなしメガネに似合うおすすめのコーディネートをご紹介します。自分の雰囲気に合う着こなしをぜひ試してみてください。

大人シャツコーデ

大人シャツコーデイメージ

ブラウスからワンピースまで、様々なアイテムに存在するシャツコーデは、ふちなしメガネと相性抜群です。シャツ衿は汎用性が高く、カチッとしたハリのある素材はもちろん、とろみ感のある素材に合わせても、バランスよく仕上がります。

そのため、ビジネスやフォーマルシーンだけでなく、オフの日の着こなしに取り入れるのもおすすめです。シャツを基調とした装いであれば、ラフ感のある素材とふちなしメガネを合わせても、バランスのとれたコーデを楽しめるでしょう。

こだわりシンプルコーデ

こだわりシンプルコーデイメージ

メガネが悪目立ちしないふちなしメガネは、シンプルなコーデとよく似合います。組み合わせるアクセサリーやバッグをアクセントにすると、周りと一線を画したおしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。

また、素材やシルエットにこだわったシンプルコーデは、ふちなしメガネが持つ洗練された印象をより一層引き立てます。特にふちなしメガネの持つ軽やかさが、シンプルな装いに上品さをプラスして、普段のシンプルコーデを洗練されたスタイルに仕上げます。

きちんと感のあるスーツコーデ

きちんと感のあるスーツコーデイメージ

上品で知的な印象のふちなしメガネは、きちんと感のあるスーツコーデを引き立てます。ビジネスでの商談やプレゼンなどのシーンに取り入れると、相手に好印象を与えることができるでしょう。

また、ノーカラージャケットに合わせるとセンスの良さが一層際立ち、よりおしゃれ度をアップさせられます。パンツスタイルからスカートスタイルまで、どのようなスーツコーデにも美しく調和するため、気品ただよう雰囲気を演出できるアイテムとして活用できるでしょう。

モードなモノトーンコーデ

モードなモノトーンコーデイメージ

白黒を基調としたモードスタイルは、ふちなしメガネをおしゃれに見せてくれるコーデの一つです。ブラックコーデやモノトーンコーデとふちなしメガネは相性が良く、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気を演出する鉄板の組み合わせだと言えます。

ふちなしメガネの透明感がモードスタイルの持つクールな印象をやわらげるため、モードスタイルに抵抗を感じる方にもおすすめです。よりおしゃれに見せたい方は、ブリッジやテンプルにデザイン性のあるディテールが施されたものを選ぶと良いでしょう。

清楚な甘めブラウスコーデ

清楚な甘めブラウスコーデイメージ

ふちなしメガネは、きちんと感のあるコーデだけでなく、フリルやギャザーが入った清楚な甘めのブラウスコーデにも似合います。ふちなしメガネの軽やかでクリアな印象が、甘めのアイテムに大人っぽさをプラスし、幼く見えがちなギャザーやフリルスタイルを洗練された印象に仕上げてくれます。

大人可愛いおしゃれなコーデを楽しみたい方に、ふちなしメガネはぴったりです。甘めなディティールブラウスには、すっきりタイトスカートやスリムパンツを合わせると全体のバランスがすっきりまとまります。

まとめ

ふちなしメガネは、フレームがないことで華やかさに欠けたり老けて見えたりして、ダサく見られてしまうこともあるようです。

しかし、似合うコーディネートに合わせることでおしゃれで洗練された雰囲気を演出することができます。きちんと感のあるフォーマルな装いはもちろん、コツを押さえればモードスタイルやフェミニンなアイテムなど、幅広いスタイルを楽しめるでしょう。

今回ご紹介したおしゃれに見せるコーディネートを参考に、なりたいイメージに合わせて、ふちなしメガネを活用してみてください。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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