メガネ
最終更新日:2025.07.31

メガネを綺麗にする方法は?クリーナーなしでも大丈夫?注意点も紹介

メガネを綺麗にする方法は?クリーナーなしでも大丈夫?注意点も紹介

目次

メガネを綺麗にしたいけど「正しいお手入れ方法が分からない」と悩んでいませんか?レンズの汚れや指紋、くもりが気になっていても、対策が分からず困ることもあるでしょう。

自己流のお手入れではレンズを傷めてしまう可能性もあり、心配になる方も少なくありません。今回は、そんなお悩みを解消するために、クリーナーなしでも実践できる洗い方や、コーティングを守るための注意点をご紹介します。

メガネを綺麗にする方法は?
クリーナーなしでも大丈夫?

メガネを綺麗にするお手入れ方法について、正しい方法が分からず自己流で行っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、専用クリーナーがなくても実践できる洗い方やポイントを、注意点も含めて分かりやすく解説します。

水洗いでホコリやゴミを落とす

メガネを水洗いしている様子

最初に、レンズの表面に付着したホコリや砂粒などの汚れを、水道水で優しく洗い流します。

メガネのレンズは非常に繊細なため、目に見えない粒子が残ったまま布などで拭いてしまうと、細かい傷がつく可能性があります。特に、風の強い日に外出した場合は、花粉や砂ぼこり、排気ガスの微粒子などがレンズに付着しやすいため注意が必要です。

流水で軽くすすぐだけでも、多くの汚れを落とすことができます。外出先でも汚れが気になったらまずは水洗いが手軽でおすすめです。

中性洗剤・専用クリーナーで洗う

中性洗剤イメージ

ほとんどの汚れは水洗いで問題ありませんが、皮脂や汗による油汚れは、水洗いだけでは不十分な場合があります。汚れが落ちにくい場合には、中性の食器用洗剤やメガネ専用のクリーナーを使う方法も検討しましょう。

洗面器などに水を張り、中性洗剤を1滴垂らして泡立て、その泡で優しく撫でるようにレンズやフレームを洗います。洗剤を直接レンズにつけると、レンズに負担や傷がつく可能性があるため、必ず薄めた溶液で洗ってください。

また、特に汚れがひどい場合は、メガネ専用のクリーナーを使うと、安全で効果的に洗うことができます。アルカリ性や酸性の強い洗剤、石けん、またはお湯を使用すると、レンズのコーティングを傷める恐れがあるため避けましょう。

柔らかい布で水気を拭き取る

メガネの水気を柔らかい布で拭き取っているイメージ

水洗いの後、柔らかい布で優しく水気を拭き取ります。洗剤を使用した場合は、しっかりとすすいでください。

拭き取る時には、レンズをこすらず、軽く押し当てるようにして拭くのがポイントです。強く擦ると、レンズ表面のコーティングが剥がれたり、細かい傷がついたりする恐れがあるため気をつけましょう。

使用する布は、柔らかい素材のタオルやメガネ専用のクロスが最適です。水滴が残ったまま放置すると水焼けの原因になるため、しっかり水分を吸収させましょう。

メガネ拭きとメガネクリーナーで仕上げる

メガネクリーナーを使用しているイメージ

仕上げには、メガネ専用のクロスを使ってレンズを丁寧に拭きましょう。クリーナーを使うことで、皮脂や指紋などの汚れをしっかり落とせるだけでなく、静電気の発生をおさえてホコリの再付着も防げるため、必要に応じて活用してください。

また、曇り止め成分が含まれているタイプのメガネクリーナーであれば、気温差によって起こりやすいレンズの曇りを防げます。マスクの着用時も視界がクリアに保たれるため、快適に過ごせます。

仕上げの際は、ムラが残らないようにクロスでレンズ全体を軽くなでるように拭き上げましょう。日頃から丁寧なお手入れを続けることで、メガネレンズの透明感と快適さを長く保てます。

メガネが汚れる理由

メガネには皮脂や汗、ホコリ、花粉、指紋などがつきやすく、汚れる理由は様々です。ここでは、メガネが汚れる主な理由を解説します。レンズの汚れは視界を妨げる原因にもなるため、確認しておきましょう。

皮脂や汗の付着

メガネレンズの汚れのイメージ

メガネは鼻や耳、顔の側面などに直接触れるため、皮脂や汗がつきやすいアイテムです。特に鼻パッドや耳にかかる部分、レンズ周辺には皮脂や汗が付着するケースが多いです。また、暑い季節や湿度の高い日は、通勤・通学中や外出時にも汗をかきやすく、汚れが溜まりがちになります。

そのまま放置すると、レンズの曇りや視界不良の原因になるほか、雑菌が繁殖して不衛生な状態にもなりかねません。快適にメガネを使い続けるためには、こまめなお手入れを心がけ、清潔な状態を保つことが大切です。

空気中のホコリ・花粉

花粉イメージ

空気中にただよう微細なホコリや花粉も、メガネが汚れる原因の一つです。特に乾燥した季節は静電気が起こりやすく、レンズに微細な粒子が吸い寄せられるため、汚れやすくなります。家の窓ガラスや車のフロントガラスがすぐに汚れるのと同じように、メガネのレンズにも汚れが溜まるため注意が必要です。

また、花粉症の方はくしゃみや鼻水、涙などでさらにレンズが汚れることもあります。見た目では気づきにくい汚れも多いため、日頃から丁寧なお手入れを習慣にすることが大切です。

指紋の付着

指紋の皮脂汚れは、レンズに薄い膜として残るため、視界のにじみを引き起こす原因になります。メガネを着脱する時にレンズを触ってしまい、指紋がついてしまうケースはよくあります。

スマートフォンの画面についた指紋が、なかなか取れないと感じることは多いのではないでしょうか。メガネも一度ついた指紋はなかなか取れません。指紋には油分が含まれているため、放置すると更に落ちにくくなります。

指紋汚れが気になった時に、専用クリーナーやクロスを使う習慣をつけると良いでしょう。

メガネのお手入れに
必要なアイテム

メガネを綺麗で清潔な状態に保つには、専用のクリーナーやクロスなど、正しいお手入れアイテムを使うことが大切です。ここでは、アイテムごとの用途や特徴、注意点などをご紹介します。

① メガネクリーナー

メガネクリーナーイメージ

メガネクリーナーは、皮脂や化粧品、整髪料などの油脂汚れをしっかり落とせる専用の洗浄剤です。スプレーやシート、泡タイプなどがあり、用途に合わせて選ぶことができます。

中性タイプのため、レンズのコーティングを傷める心配も少なく安心して使えます。さらに、曇り止め成分が含まれているタイプを選べば、マスク着用時や気温差による曇りも防げます。適量を守って、毎日のケアに取り入れてみてください。

② メガネ拭き

メガネ拭きイメージ

メガネ拭きはマイクロファイバー素材が一般的で、細かな繊維がレンズの汚れをしっかり絡め取り、綺麗にしてくれます。カバンに一枚入れておけば、外出先でメガネの曇りが気になった時や、パソコン作業の後などにさっと拭けて便利です。

また、静電気防止や曇り止め効果がついた商品もあるため、上手に活用すればレンズをよりクリアな状態に保つことができます。さらに、洗って繰り返し使えるタイプが多いため経済的です。中性洗剤で優しく手洗いし、常に清潔に保ちましょう。

メガネをお手入れする時に
気をつけたいこと

間違った方法でのお手入れは、レンズを傷める原因になります。メガネを正しくお手入れするためには、洗い方や使用する洗剤の選び方に注意が必要です。ここでは、お手入れする時に気をつけたいポイントを4つご紹介します。

乾拭きしない

メガネレンズの傷のイメージ

レンズにホコリや砂粒がついたまま乾拭きすると、表面に細かな傷がつく可能性があります。これらの傷は一度つくと修復が難しく、視界の質を大きく下げてしまいます。

外出先から帰宅したら、まずは流水でホコリを流し、その後柔らかい布で優しく水気を拭き取りましょう。こうした習慣を身につけることで、レンズの寿命も長くなります。

熱いお湯を避ける

メガネのレンズを熱いお湯で洗うと、コーティングが剥がれたり劣化したりする恐れがあります。「お湯の方が汚れが落ちやすそう」と思うかもしれませんが、実際にはリスクの方が大きいため避けましょう。

メガネのコーティングはデリケートなため、高温のお湯をかけるとレンズが変色したり、歪んだりする場合もあります。水を使って丁寧に洗い流しましょう。

アルカリ性洗剤を使わない

アルカリ性洗剤イメージ

アルカリ性の洗剤は洗浄力が強すぎるため、レンズのコーティングを傷める原因になります。石けんやハンドソープも同様に使用を避けましょう。お手入れには中性洗剤、またはメガネ専用クリーナーを使いましょう。

中性洗剤を使う時には、洗面器に水を張り、洗剤を1滴だけ垂らして薄めて洗うのがポイントです。皮脂汚れがひどくても強くこすらず、丁寧に洗い流すよう心がけてください。

購入時にメガネレンズのコーティングを確認する

レンズには様々なコーティングが施されています。撥水性能や防汚性能が高いタイプ、防曇加工がされているタイプ、花粉やほこりの付着を防ぐ帯電防止タイプなど、機能は多岐にわたるため、目的に合わせて選択することも可能です。 こうしたコーティングの違いによって、日々のお手入れのしやすさも変わります。購入の際には、メンテナンス方法と合わせて、どのようなコーティングが施されているかを眼鏡店で確認しましょう。専門スタッフに相談し、自分の使い方やライフスタイルに合ったものを選んでください。

まとめ

毎日使うメガネを長く綺麗な状態に保つには、毎日のお手入れが欠かせません。今回は、メガネを綺麗にする方法や汚れる理由、お手入れに必要なアイテム、注意点など詳しくご紹介しました。

日頃からお手入れを習慣化することで、レンズの透明感を保ち、衛生的にも安心して使い続けることができます。忙しい毎日でも無理なく取り入れられる方法ですので、ぜひ日々の習慣に取り入れてください。

大切なメガネを清潔に保ち、長く快適に使い続けましょう。

眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

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