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最終更新日:2024.08.28

メガネのズレ防止方法を徹底解説!ズレる原因や今から自分でできる対策方法を解説

この記事の執筆者

あさ

イメージコンサルタント

メガネのズレ防止方法を徹底解説!ズレる原因や今から自分でできる対策方法を解説

目次

メガネをかけているといつの間にかズレ落ちること、よくありますよね。
メガネをズレたままかけ続けていると、見え方が悪くなったり、鼻や耳が痛くなったり、見た目が悪かったりといいことなしです。

そんなメガネのズレは、フィッティングや日常での取り扱い方に注意を払うことで改善することができます。

この記事ではメガネがズレる原因を解説し、メガネのズレを防ぐ方法やズレにくいフレームの選び方などの対策方法をご紹介します。
メガネのズレにお困りの方や、これからメガネを購入予定の方はぜひ参考にしてください。

メガネのズレを簡単にチェック

購入時にしっかり調整したメガネも、使用している間に形状が変化してズレるようになることがあります。
ここでは、自分自身でメガネのズレを簡単にチェックする方法をご紹介します。

鏡に向かってフレームの傾きを見る

フレームの傾きのイメージ

メガネのズレを確認するために、まず鏡を使ってメガネをかけた状態で顔を見て、フレームが平行にかかっているかを確認しましょう。
眉の形には個人差があります。眉ではなく目に対してフレームが平行かどうかでフレームの傾きを判断します。

耳の高さが左右同じであるにも関わらず、フレームがねじれて見えていたり、きちんとフィッティングされていない場合には、メガネが傾きズレている状態です。

目とレンズの位置や距離を確認する

メガネに対して目とレンズの位置を確認する

メガネをかけた時の理想的な高さはフレームのデザインにもよりますが、一般的に黒目がレンズの中央より約5mm上に位置する高さとされています。
メガネの位置が高いと眉毛がレンズ内に入り込み、逆にメガネの位置が低く黒目の位置が高すぎるとフレームの下部が頬に接触し、更にメガネがズレやすくなります。

また、目とレンズの距離も左右均等である必要があります。
メガネがズレるだけでなく、本来の視力矯正効果が得られなくなるため注意が必要です。

鼻パッドの浮きや当たり具合を見る

鼻パッドの調整イメージ

左右の鼻パッドが浮いていたり、強く当たって痛みや跡が残る場合は、鼻パッドやそれ以外の箇所のフィッティングが合っていない可能性があります。
鼻パッドの不具合もメガネを支えることができず、ズレの原因になります。

クリングスタイプ(可動式)の鼻パッドは微調整が可能ですが、一体型の場合は鼻盛りシールを活用したり、フレームを削って異なる形状のパーツにつけ替えたりする方法もあります。

下を向いてずり落ちないか確認する

耳の長さや高さは個人差があり、フレームのフロント部分から耳までの長さも必然的に異なります。そのため、メガネの耳にかける部分であるテンプルの調整が適切でない場合、ズレが生じます。

下を向いた時にメガネがずり落ちるようであれば、テンプルの調整が合っていないことが考えられます。メガネがズレる原因になるため、正しく調整する必要があります。

このほか、フレームが広がっている場合にも下を向いた際にズレる可能性が高いです。

テンプルの接触部分(耳裏など)に痛みや違和感がないか確認する

テンプルの調整による正しいメガネの位置

メガネを調整する際には、テンプルを下向きや内向きにカーブさせて耳や頭の形にフィットさせます。この調整によってメガネと顔の接地面の負担を減らし、かけ心地を良くすることができます。

調整が不足しているとメガネの重心が安定せず、耳の裏や鼻などに痛みや違和感が表れやすくなるでしょう。メガネがズレて接地面に負荷がかかっている状態のため、再調整が必要です。

メガネがズレる原因

メガネがズレると、かけ心地が悪いだけでなく見え方にも悪影響を及ぼし、場合によってはメガネが破損する可能性もあります。
ここでは、メガネ使用者が知っておきたいメガネがズレる原因を解説します。

フレームサイズと顔の大きさが合っていない

フレームサイズと顔の大きさが合っていないと、メガネがズレやすくなります。
調整で対応できることもありますが、フレームの横幅やフロント部分から耳までの長さが合わない場合は難しいでしょう。

フレーム選びの際はデザインも大切ですが、自分の顔に合ったフィッティングができるのかどうかも確認するようにしてください。

鼻パッドが歪んだり劣化したりしている

鼻パッドが歪んでいるメガネ

鼻パッドにはメガネを鼻にフィットさせる役割がありますが、使用しているうちに圧迫や衝撃が加えられ、歪んだり劣化したりすることがあります。
これによりフィット感が損なわれ、メガネがズレやすくなります。

また、鼻パッドの素材や形状が鼻の形に合っていない場合もズレの原因となります。

使用時のくせでフレームが変形している

使用時のくせでフレームが変形

購入時は適切にフィッティングされていたメガネも、使用時のくせなどで変形してズレやすくなることがあります。
例えば、メガネを片手でかけ外しすることで片側のテンプルが広がり、フレームの幅が広がってフィット感が損なわれます。

片手でのかけ外しを繰り返すと、フレームのフロントパーツとテンプルをつなぐパーツに金属疲労が生じて破損する恐れもあるため、必ず両手でかけ外しをするようにしてください。

汗や汚れで摩擦力が落ち、メガネが滑りやすくなっている

活動中の汗によってメガネがズレることもあります。
汗をかくことで鼻パッドや耳の後ろにあるテンプルが滑りやすくなることが原因です。

また、フレームの素材によっては汗による変質や劣化が起こりやすいものがあり、これがズレの原因となることもあります。
汗をかいたらこまめに拭き取り、メガネに汗が付着したまま放置しないようにしましょう。

メガネをズレたまま
使い続けるリスクやデメリット

ズレるメガネはかけ心地に影響を及ぼすだけでなく、様々なデメリットがあります。
ここでは主なデメリットを7つお伝えします。

見え方に違和感が生じる

メガネがズレると、目とレンズの適切な位置関係が保てないため、見え方に違和感が生じる原因になります。
結果として、レンズの度数が合っていても本来の視力矯正効果が得られなくなったり、視界が歪んだりする恐れがあります。

目が疲れやすくなる

目は水晶体の厚みを変えることによりピントを調節する機能を持っています。水晶体は、目の中にあり、レンズとして働く器官です。
メガネがズレると、目のピントが合いにくくなるため、水晶体の厚みの調節を繰り返すことになります。このため、目の疲れを感じやすくなります。

ストレスから体調不良を引き起こす

個人差がありますが、ズレるメガネを使い続けると見え方の違和感がストレスになり、自律神経に影響を与える可能性があります。これにより、気持ち悪さや頭痛(偏頭痛や緊張性頭痛)につながる恐れもあります。

耳や鼻が痛くなる

メガネのズレにより耳や鼻が痛くなる

メガネがズレることで、テンプルに耳が引っ張られて接地面に負担がかかり、痛みを感じる可能性があります。
同様に、鼻パッドも強く当たるようになり、鼻にメガネの跡が残ってしまう場合もあります。

集中力が低下する

ズレやすいメガネを使っていると、メガネが気になってしまい集中力を保つことが難しくなります。頻繁にメガネをかけ直す動作が必要になったり、常にメガネがズレていないか気にしたりすることで、仕事や勉強に集中しようとしても気が散ってしまうでしょう。

汚れの付着や破損の原因になる

ズレるメガネを使用していると、頻繁にかけ直す動作を行うことになります。その結果、メガネに触れる頻度が増え、フレームやレンズに皮脂汚れが付着しやすくなるでしょう。

さらにズレてメガネが落下した場合、フレームやレンズが傷ついたり破損したりすることも考えられます。

だらしない印象を与えてしまう

メガネは顔の印象や雰囲気に大きく影響を与える要素です。
メガネがズレているとだらしなさや頼りない雰囲気をただよわせ、相手に悪印象を抱かせる恐れがあります。

また、ズレたメガネは顔全体のバランスを崩し、顔が長く見えるといったデメリットもあります。

メガネは自分で調整可能?

精密ドライバー

ネジ締め程度の簡単な調整であれば、自分でもメガネの調整を行うことはできます。
しかし、そのほかのフレームのバランスや細かなパーツの調整には専門知識と技術、専用の道具が必要です。眼鏡店に依頼し、プロの手で調整してもらうことをおすすめします。

自分で調整する時の注意点

メガネは非常に精密な造りをしているため、ネジ締め以外の調整は自分で行わず眼鏡店に依頼しましょう。自己判断で調整すると、故障の原因になります。
自分でネジ締めを行う場合には市販の精密ドライバーを使用します。メガネ拭きなどを使ってメガネのフロント部分を覆い、レンズとフレームを保護して行いましょう。

メガネを保護しないで行うと、ドライバーが滑ってフレームやレンズを傷つけたり、力加減を誤ってネジ穴やネジ頭を損傷したりする可能性があります。

自分で実践可能なメガネのズレを防止する方法6選

知らず知らずのうちに行っている日常の習慣が、メガネのズレの原因になっていることがあります。ここでは、メガネのズレを防止する方法をご紹介します。

メガネのかけ外しは両手で行う

メガネのかけ外しは両手で行う

メガネのズレを防止するには、日常での取り扱いに注意が必要です。
特にメガネをかけ外しする際は片手ではなく、両手を使って丁寧に扱いましょう。

片手でかけ外しすると、テンプルの片側に負荷がかかり、型崩れや歪みの原因になります。
必ず両手で両テンプルを持ち、耳にかかっているテンプルを浮かせて顔の前方に引き抜いてください。

メガネケースに入れて保管する

メガネケースに入れて保管する

メガネは使用時以外にも取り扱いに注意が必要です。
例えば、就寝時に枕元にメガネを置いたままにして下敷きにしてしまったり、メガネケースを使用せずそのままカバンに入れてしまったりすると、圧迫されてフレームが歪んでしまうことがあります。

メガネを外したらメガネケースに入れて保管するようにしましょう。
一時的にメガネを外す際には、レンズを上向きにしてテーブルなど平坦な場所に置くことで傷がつくのを防げます。

鼻パッドをクリーニングする

鼻パッドのお手入れはメガネのズレ防止に有効です。

鼻パッドには皮脂や汗、メイク汚れが付着しやすく、汚れが溜まるとズレの原因になります。
日常的なクリーニングを心がけましょう。

ただし、汚れを拭き取る際に乱暴に擦ると、鼻パッドやレンズを傷める原因になります。
専用のクロスを使用し、優しく取り扱うことが大切です。
しつこい汚れの場合は、メガネ専用シャンプーや中性洗剤を使用してください。

高温多湿な環境での取り扱いに注意する

高温多湿な環境に長時間メガネを放置しない

湯気やドライヤーの熱風、料理中の蒸気などがプラスチック製のレンズや金属素材のパーツにダメージを与え、変形させる恐れがあります。また、プラスチック製のフレームも熱が加わることで柔らかくなるため、同様の環境で歪んだりフレームの幅が広がったりすると考えられます。

メガネが変形すると当然ズレやすくなります。
日常での取り扱いだけでなく、高温多湿な環境にも注意しましょう。

ズレ防止アイテムを使用する

メガネのズレを防ぐために、ズレ防止アイテムを活用することも有効です。具体例として次のような商品があります。

  • 鼻パッドに貼るシリコンパッド
  • フレームに装着してメガネを固定するストッパー
  • スポーツなど、激しく動く時も使えるメガネバンド

ズレ防止アイテムは眼鏡店のほか、百円ショップやネット通販でも購入できます。メガネがズレる原因に合わせて、自分に合ったグッズを選びましょう。
アイテムによっては一度装着すると取り外せない場合があるため、注意が必要になります。一度仮でセットし、かけ心地を確認してからアイテムを装着すると安心です。
また、装着する位置によってはメガネに装着したアイテムが外側からも見えます。機能だけでなく、装着後の見た目も考慮してアイテムを選ぶと良いでしょう。

店頭で定期的にメンテナンスをする

使用時のくせや、負荷が繰り返しかかることによる金属疲労により、使っているうちにメガネは劣化します。劣化したメガネはズレやすくなるため、定期的なメンテナンスが必要です。
多くの眼鏡店では、店頭で購入したメガネのメンテナンスを受けています。定期的に購入した店舗へ行き、メガネの状態を見てもらいましょう。簡単な調整であれば、店頭でお願いすればその場で解決できる場合もあります。また、スタッフに相談すると、メガネを長持ちさせるために注意すべき点も教えてもらえます。

ズレにくいフレームを選ぶポイント

フレームの選び方一つでズレを軽減できる可能性があります。
ここでは、ズレにくいフレームの材質や鼻パッドの形など、フレーム選びのポイントを解説します。

メガネの横幅

メガネを選ぶ時には、横幅が顔に合っているかが重要です。横幅の合わないメガネは、かけた時の見た目に違和感を与えてしまいます。
顔幅と同じ程度の幅のフレームを選ぶと、メガネが顔にフィットしやすくなります。フィッティングした際は、正面から見て黒目がレンズの中心に来るのが理想的なバランスです。目が離れて見えたり、逆に寄って見えたりする場合は横幅が目に合っていない場合があります。

テンプル(つる)の長さ

ズレ防止のためには、テンプルの長さも大事なポイントです。
テンプルの長さが適切でないと、安定感が損なわれてメガネがズレやすくなります。テンプルの先端が耳の付け根より前にある場合、耳の後ろが引っ張られて痛みが生じることもあります。
フィッティングでは正面からの見た目だけでなく、横から見たテンプルの位置もポイントです。テンプルの先端が耳の付け根に沿って曲がっていることを確認しましょう。

モダン(耳当ての部分)の曲がり具合

メガネを選ぶ時はモダン(耳当ての部分)と耳のバランスを確認しておくと、ズレを防げます。
モダンの曲がり具合が耳に合っていないとメガネがズレる原因になり、また摩擦で耳を痛めてしまいます。フィッティングの際には見た目だけでなく、耳に違和感がないことも確認しましょう。
購入後でもモダンの当たり具合を調整する方法はありますが、最初から自分に合ったメガネを選択した方がより快適なかけ心地を実現できます。

鼻パッドの形

鼻パッドは直接鼻に接するパーツであり、かけた時の安定感に深く関係します。
鼻パッドには2つのタイプがあります。

クリングス(可動式)タイプ

  • 細かな調整が可能
  • 鼻の高さや幅にフィットしやすく、しっかりと支えることができる

フレーム一体型

  • 基本的に細かな調整は不可能
  • 調整したい場合は、シリコン素材の鼻盛りシールを使ったり、フレームを削り異なる形状の鼻盛りパーツを接着する加工を施したりして対応

自分の鼻の形状にぴったり合うように調整したいという方や遠近両用レンズなどの累進屈折力レンズを使用する方は、クリングスタイプの鼻パッドがおすすめです。

メガネのズレに関してよくある質問

鼻が低いとメガネがズレやすいの?

鼻が低いとメガネが鼻に引っかかりにくいため、鼻が高い人に比べるとズレやすくなります。
しかし、鼻が低い人がメガネを装用する場合でも、下記のような対策は可能です。

  • 鼻パッドを加工し、鼻の部分を高くする
  • 市販のズレ防止アイテムを使用する
  • フィッティングしやすい自分の鼻に合ったメガネを選ぶ

自分の鼻に合ったメガネを購入すると、細かい調整が不要です。鼻が低い人にも合うメガネはあるため、心配な場合は眼鏡店でスタッフに相談しましょう。

メガネがズレると頭痛になるのはなぜ?

テンプルの締め付けが強いと、こめかみがきつく押さえられて頭痛を起こす場合があります。メガネの装用時に圧迫感がないか確認しましょう。
また、メガネがズレると見え方に違和感が生じ、目が疲れやすくなります。目に負担がかかった結果、頭痛になることもあります。

メガネのズレ調整は
眼鏡店で行うのがおすすめ

今回はメガネがズレる原因と、ズレを防ぐ方法をご紹介しました。

メガネのズレは多くの方の悩みの種ですが、適切なフィッティングを施すことで解消できます。
メガネがズレて気になるけど全然メンテナンスをしていないという方は、眼鏡店で定期的にフィッティングをしてもらいましょう。同時にクリーニングもしてもらえるので、結果的にメガネの寿命を延ばすことにもつながります。

この記事でご紹介したメガネのズレを防止する方法やズレにくいフレームの選び方なども参考に、快適なメガネライフを送ってください。

執筆者プロフィール

あさ

イメージコンサルタント


骨格診断・パーソナルカラー診断を使って、自分に「似合う」だけでなく自分を「好き」になるファッションのアドバイスをしている。
百貨店での勤務経験と、パーソナルカラーなどファッションに関する資格を取得し、イメージコンサルタントとして独立。
似合う色と好きな色が異なることで、ファッションを楽しめずにいた経験から、「似合う」と「好き」に落とし込むのを得意とする。
骨格診断・コスメ領域の勉強を活かしたトータル提案のほか、記事執筆などの情報発信も行う。

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