メガネ
最終更新日:2024.10.30

メガネのサイズはどこを見れば分かる?測り方の基本を紹介

眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

メガネのサイズはどこを見れば分かる?測り方の基本を紹介

目次

ファッションアイテムの一つとして、現在多くの人に使用されているメガネ。
しかし、メガネを購入する際、デザインと同じく頭を悩ませるのがそのサイズ感ではないでしょうか。

ただ、自分に合うサイズを選ぶ際にどこを見たらいいか分からないという方が多いと思います。
この記事では、メガネのサイズを自分で確認する方法や、ぴったり合うサイズ感についても詳しく解説していきます。
ちょうどいい1本に出会ったことがないという方は、ぜひ参考にしてください。

ご使用中のメガネのサイズを
確認する方法

メガネを選ぶ時、サイズは掛け心地や印象にも影響しますよね。今ご使用中のメガネのサイズを確認したい場合、基本的には左右どちらかのテンプルの内側に「47◻︎21-145」という表記で示されています。

また、テンプルの内側にない場合、稀にラベルやタグに記載されている場合もあります。

メガネのサイズの見方とは

メガネのサイズの見方

メガネのサイズは、左から①レンズ幅、②ブリッジ(鼻)幅、③テンプル長の順に記されています。

「52◻︎17-140」という表記の場合、片方のレンズ幅が52mm、ブリッジ幅(両方のレンズをつないでいる部分)が17mm、テンプルの長さ(サイドの部分)が140mmの意味です。

メガネのサイズの平均はどれくらい?

メガネのサイズの平均は、性別や成長によって異なります。下記を参考にしてください。

成人男性の平均的なサイズ

  • レンズ幅:52〜56mm
  • ブリッジ幅:18mm
  • テンプルの長さ:145mm

成人女性の平均的なサイズ

  • レンズ幅:50〜54mm
  • ブリッジ幅:16mm
  • テンプルの長さ:140mm

子供(幼児)の平均的なサイズ

  • レンズ幅:40mm
  • ブリッジ幅:14mm
  • テンプルの長さ:130mm

子供(小学校低学年)の平均的なサイズ

  • レンズ幅:44mm
  • ブリッジ幅:15mm
  • テンプル:長さは135mm

子供(小学校高学年)の平均的なサイズ

  • レンズ幅:48mm
  • ブリッジ幅:15mm
  • テンプルの長さ:140mm

フレームの幅の目安

メガネのフレーム幅は、レンズ幅とブリッジ幅を足したものです。フレーム幅の目安としては、自分の顔の横幅と同等に近いサイズのものを選ぶと良いでしょう。
また、メガネをかけた際に瞳の位置がレンズの中心になるとバランスが良く見えるポイントです。

各パーツの名称

各パーツの名称

ここでは、各パーツの特徴をまとめました。

①フロント

「リム」や「ブリッジ」「智(ヨロイ)」で構成されたメガネの正面部分は「フロント」と呼ばれます。
いわば、メガネの顔となる重要な部分です。
ラウンドやスクエアなど様々な形が存在します。

②ブリッジ

左右のレンズをつないで橋のように見えることから、この部分を「ブリッジ」といいます。
この部分が2本あるツーブリッジや、ノーズパッドと一体化したようなデザインも存在します。

③パッド

メガネが顔からずり落ちるのを防ぎ、しっかり支える重要な役割をするのが「パッド」です。
主に使用される素材はプラスチックで、ほかにはメタル製などもあります。
一番肌に触れる部分のため汚れやすく、眼鏡店などで定期的に交換するのがおすすめです。
※一部フレームを除く

④クリングス

クリングスは「鼻パッド」と「リム」をつないでいる部分です。この部分を動かすことで鼻パッドの角度を調整できます。

⑤リム

レンズを覆う部分を「リム」といい、「リム」の内側に存在する溝の部分にレンズをはめ込むことでレンズが固定されます。
「リム」には、「フルリム」や「ハーフリム」など、様々な種類が存在します。

⑥丁番

開いたり閉じたりすることで、「フロント」と「テンプル」をつないでいる部分を「丁番」といいます。
日常的に長くメガネを使用していると、ゆるむことがあるため注意が必要な部分です。

⑦智(ヨロイ)

「フロント」と「テンプル」をつないでいる、メガネの角の部分を「智(ヨロイ)」といいます。
よく目にするブランドのメガネやサングラスなど、この部分にロゴがついていることが多いでしょう。

⑧テンプル

顔の左右を包み込み、メガネを支える重要な部分を「テンプル」といいます。
腕やツルと呼ばれることもあるようです。
この「テンプル」の調整はメガネの掛け心地に直結してくるため、きちんと調整がされていないと顔を締めつけすぎたり、すぐにずり落ちたりすることもあります。

⑨モダン(先セル)

テンプルの一番先に存在する部分を「モダン(先セル)」といいます。
耳に直接触れる部分のため汚れやすく、日頃のケアも必要です。種類によっては交換ができるものもあります。
現在、素材としてはアセテートが主流です。

メガネのサイズが
合わない時のサイン

メガネを長く使用していると、購入した時より着け心地が悪くなったと感じたことがある方は多いのではないでしょうか。長年の使用によってテンプルが広がってしまうなど、メガネサイズが合わなくなることがあります。ここではサイズが合わない時のサインをご紹介します。

鼻パッドの跡がついている

鼻パッドの跡がついている

自分の顔に対してメガネのテンプルの幅や長さが合っていないと、鼻パッドに掛かる負担が増え、鼻に跡が残ることがあります。
また、メガネを購入した際に調整してもらえるテンプルの曲げ位置も重要です。手前で曲がりすぎていると鼻への負担も大きくなり、鼻パッドの跡につながります。
耳と鼻の位置確認はとても重要なため、気になったらすぐに購入した店舗で相談してみましょう。

見えにくい

メガネをかけた際に、レンズの中心に瞳がくるのが正しい位置です。しかし、長年の使用によるメガネのフレームの歪みなどが原因で、瞳の位置がずれてしまうことがあります。ピントが合わず見えにくくなり日常生活に支障をきたす場合があるため注意が必要です。
そのまま使用し続けると、目に大きな負担や見え方の違和感でストレスが生じるため、早めに調整すると良いでしょう。

頭痛がする

頭痛がする

普段から長時間メガネを使用している方がサイズの合っていないメガネをすると、こめかみあたりに圧迫感を感じ、しばらくすると頭痛になることがあります。頭痛を放置していると、吐き気など体調を崩す原因にもなるため、早めの対応が必要です。
また、この場合フレームのサイズが小さいだけではなく、鼻パッドの位置が関係している可能性もあるため、眼鏡店で相談して適切な調整をしましょう。
なお、頭痛はメガネだけが原因とは限りません。メガネの調整と併せて病院を受診することをおすすめします。

1日に何度もメガネが下がってくる

メガネユーザーであれば、パソコンや新聞を見る際に下を向くとメガネが何度も下がってくるという経験をしたことがある方も多いでしょう。サイズが合っていないことが原因の場合もありますですが、放置しているとストレスで集中力まで低下してしまいます。
少し下を向いた程度では、通常ずり落ちることはないため、メガネのサイズが合っていないのかもしれません。また、メガネがずれたまま使用していると、周囲にだらしない印象を与えかねないため注意が必要です。

よくある質問

メガネのサイズ選びに関してよくある質問をまとめました。
メガネをはじめて購入する方も、日頃からメガネを使用している方も、ぜひ今後の参考にしてみてください。

メガネのサイズは調整できるの?

購入した後、かけ心地やサイズに違和感が出てくることもあるでしょう。
その場合は、購入した店舗で調整することが可能です。鼻パッドの位置やテンプルの曲げ具合など、店頭で調整することで違和感なくメガネを使用できるでしょう。
ただし、大幅なフレームのサイズ調整などは難しい場合が多いため、注意してください。そのほかにもサイズに関して気になる場合は、一度眼鏡店に相談すると良いでしょう。

メガネのサイズ感を確認する方法は?

手持ちのメガネがある場合には、そのメガネのサイズを参考にすると良いでしょう。
また、似合うメガネのサイズ感が知りたい場合には瞳の位置が重要です。実際にかけてみて、瞳の位置がレンズの真ん中にきているかを確認します。瞳が上すぎると頼りない印象になり、下すぎると相手に違和感を与えやすくなります。さらに、瞳の位置が端に行きすぎていると目自体が離れた印象になり、内側すぎても寄り目に見えます。

小顔に見えるメガネとは?

おしゃれの一部として使用されているメガネですが、着用するのならば少しでも小顔に見せたいと思う方は多いのではないでしょうか。小顔に見せたいからと言って、単に大きいフレームのメガネを選んでしまうと、かけ心地が悪く、逆に悪い印象を与えることもあります。
小顔効果を得るには、自分の顔の形に合ったフレームを選ぶことが重要です。丸顔の方はスクエアタイプのフレームを選ぶとすっきりした小顔に見えるでしょう。

オンラインで購入する際に気をつけることは?

大前提として、メガネは店頭で試着して調整してもらうことがベストな購入方法です。合わないサイズのメガネを使用すると、見え方の違和感や鼻耳の痛みなどにもつながります。
時間がなくてどうしても買いに行けない方など、オンラインで購入する場合には、今のメガネと同じサイズのものを購入するとサイズ感に大きく差が出にくいため参考にしてください。また、目安として自分の顔の横幅を測り、メガネのフレーム幅が同じものを選ぶのも一つの方法です。

まとめ

今回は、基本的なメガネサイズの測り方をご紹介しました。
メガネを購入する際、デザインや度数にばかり気を取られて、サイズに関してあまり関心がなかったという方も多いのではないでしょうか。

しかし、きちんとした度数でメガネを作ってもサイズが合っていないとピントも合わないため、見え方に影響が出てきます。また、デザインは良くてもサイズ感が合っていないと違和感が生じたりストレスにつながることもあるでしょう。新しいメガネを購入する際は、着用してかけ心地を確認するということがとても重要です。

ぜひ、今回ご紹介したメガネサイズの測り方を参考に、自分にぴったりな1本を見つけてください。

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