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最終更新日:2025.03.28

60代の女性が若く見えるメガネを選ぶには?似合うフレームや色の選び方を紹介

眼とメガネの情報室 みるラボ

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みるラボ編集部

60代の女性が若く見えるメガネを選ぶには?似合うフレームや色の選び方を紹介

目次

年齢を重ねるにつれ、視力の低下を実感する方も多いのではないでしょうか。60代になると、老眼鏡が手放せなくなる方も増えてきます。

「メガネをかけると、老けて見える気がする…」と感じたことはありませんか?メガネは顔の印象を大きく左右するアイテムです。選び方次第で、周囲に与える印象がガラッと変わることもあります。

そこで今回は、60代の女性が若々しく見えるメガネの選び方をご紹介します。自分に似合うメガネを見つける参考にしてみてください。

自分に似合う
メガネフレームの色の選び方

メガネは顔の印象に大きな影響を与えます。特に、フレームの色選びは印象を左右する重要なポイントです。

60代になると、シミやしわ、たるみといった肌の悩みが気になることもあるでしょう。メガネフレームの色を工夫することで、気になる部分をカバーしながら、自分の理想に近づけることができます。
ここでは、若々しく見えるメガネフレームの色の選び方をご紹介します。

メリハリのある色で肌の悩みをカバーする

レッドの濃い色のフレーム

肌の悩みをカバーしたいなら、ブラウンやレッドなどの濃い色のフレームを選択するのがおすすめです。濃い色のフレームは、目元のしわやシミを目立たなくしてくれる効果があります。

また、肌とのコントラストがはっきりすることから、メリハリがあり年齢を感じさせません。フレームの色が濃いことで小顔効果も期待できます。

同じサイズのフレームでも、薄い色より濃い色のほうが引き締まって見えるため、顔全体がコンパクトな印象になります。小顔効果を狙いたい場合は、ブラックやネイビーを選ぶと良いでしょう。

エレガントで上品な印象の色を選ぶ

60代には、年齢を重ねたからこそ得られる、エレガントで洗練された雰囲気があります。上品な雰囲気を活かすために、メガネもエレガントな印象の色選びをすると、素敵な大人のイメージを演出できます。

エレガントに見せるには、例えばオレンジやピンクのような優しい暖色系がおすすめです。これらの色は顔色を明るく見せ、美肌効果も期待できます。

今までメガネをかけておらず、はじめて挑戦するという人には、柔らかいブラウンの色をおすすめします。肌と同系色であるため、はじめてでもなじみやすく挑戦しやすいでしょう。優しい穏やかな印象を与えられ、上品な雰囲気が際立ちます。

はつらつとした印象を与える色を身につける

元気ではつらつとしたイメージを演出したい場合は、イエロー系の色をチョイスしてみてください。特に、普段はカジュアルなファッションが多い方やおしゃれが好きな方にとっては、定番の色を選ぶよりもインパクトがあっておすすめです。

ただし、ビタミンカラーのような鮮やかすぎるイエローは、フレームが悪目立ちする可能性もあります。そのため、イエローを選ぶ際は、優しいトーンのものを選ぶのがポイントです。

店頭でいくつかのフレームを試着し、自分に似合う色を比較しながら選ぶと、より自然になじむカラーを見つけられるでしょう。

60代の女性が避けた方が
いいメガネの特徴

60代の女性が避けたいのは、老け見えするメガネです。メガネには様々な形やサイズ、カラーがあり、人によって似合うものが異なります。その中でも、一昔前に流行ったデザインは避けた方が無難です。

メガネにもファッションと同様にトレンドがあり、古いデザインをそのまま使い続けていると、時代遅れな印象を与えてしまいます。5年以上同じメガネを使っている場合は、一度見直してデザインをアップデートしていくことをおすすめします。

60代の女性が
若く見えるメガネを選ぶコツ

60代になると、老眼が進み、メガネを手放せなくなる方も増えてきます。せっかくメガネをかけるなら、若々しく見えるメガネを身につけたいですね。自分に合うメガネを選択できれば、年齢よりも若い印象を与えることが可能です。

若く見られるメガネを選ぶコツについて、詳しく解説していきます。

  • 掛け心地
  • 顔型
  • 機能性
  • フレームの素材
  • フレームのカラー
  • レンズのカラー

掛け心地

若く見えるメガネを選ぶには、掛け心地にこだわることも大切です

若く見えるメガネを選ぶには、掛け心地にこだわることも大切です。一見、掛け心地は見た目に影響がないように感じますが、フィット感があるメガネのほうが、自然で洗練された印象を与えます。

掛け心地の良いメガネのポイントは以下の通りです。

  • レンズと瞳のバランスが合っている
  • 鼻当てが浮いたり食い込んだりしない
  • フレームの幅が自分に合っている
  • 高さや角度が適切な位置に調整されている

上記のポイントをしっかり押さえて、自分に合ったバランスを知れば、メガネが顔になじみやすく自然な若々しさを演出できます。また、快適に使用できるため、かけること自体がストレスにならず、日常的におしゃれを楽しめます。

顔型

若く見られるメガネを選ぶためには、自分の顔型について知ることも大切です。顔型によって似合うメガネが異なり、合わないタイプを選ぶと老けて見える原因になってしまいます。そこで、顔型に合わせておすすめのメガネのタイプをご紹介します。

丸顔さんにはラウンドやスクエアが似合う

丸顔さんには、輪郭と同じく丸みのあるラウンド型が似合います。丸みがあると丸顔がもっと強調されてしまうのではないかと思う方もいるかもしれませんが、柔和で優しい印象を与えられるため相性抜群です。

もしキリっとした雰囲気が好みであれば、スクエア型がおすすめです。直線的な印象が強いスクエア型を身に着けることで、すっきりしたイメージになり、丸顔の方特有の柔らかさが引き締まるでしょう。シャープな印象で程よい上品さがあり、仕事などかっちりした場面でも使いやすいです。

丸顔さんがラウンド型とスクエア型をかけた時の印象については、下記の記事に詳しくまとめられています。ぜひチェックしてみてください。

四角顔さんにはボストン型やオーバル型がおすすめ

四角顔さんは、直線的な印象の端整な顔立ちをしています。直線が際立つメガネを選ぶよりも、丸みを感じられる型の方がフェイスラインが美しく見えて、バランスがとりやすいでしょう。顔の縦幅が長めの四角顔さんは、メガネも縦幅の長さがある型を選択することも大切です。

逆三角形の形をしているボストン型は、すべての角が丸みを帯びており、スタイリッシュな印象を与えながらも、柔らかい雰囲気を保てます。

また、オーバル型は楕円形のシルエットが特徴です。四角顔さんがオーバルを選ぶ場合は、できるだけ縦長を選択すると、理想的なバランスで着用できるでしょう。

面長さんにはウェリントン型やボストン型がおすすめ

面長さんは、知的で落ち着いた雰囲気が魅力的ですが、メガネをかける時には縦長のバランスが気になりやすいでしょう。シャープな印象が強いため、良さを活かしつつ少し柔らかい印象を与えるシルエットがぴったりです。

台形を逆にしたようなシルエットのウェリントン型は相性が良く、バランスがとりやすくなります。横のシルエットが特徴的なため、縦の長さを緩和してくれます。逆三角形のボストン型を選ぶ場合も、少しだけ丸みを感じるシルエットが面長さんに合います。

面長さんの方に合うウェリントン型とボストン型について、詳細は下記の記事に載っています。ぜひチェックしてみてください。

逆三角顔さんにはオーバル型やラウンド型がおすすめ

あごのラインがシャープでクールな印象を持つ逆三角顔さんは、少し近寄りがたい印象を与える場合があります。メガネは丸みのあるやわらかい印象の型を選ぶと、程よく優しい雰囲気になりバランスが良いでしょう。

親しみやすさを感じてもらうのなら、丸いシルエットが特徴のメガネを選んでみてください。楕円形のオーバル型や、丸みが強いラウンド型は相性抜群です。どちらも優しい雰囲気を加えつつも、逆三角顔さんが持つ知的な印象はそのまま活かせます。

機能性

60代になると、メガネをおしゃれとして楽しむだけではなく、機能性にもこだわりたいと考える方も増えてきます。視界が快適になり、長時間の使用でも疲れにくいメガネを選ぶことが重要です。ここでは、機能性を重視したメガネの選び方をご紹介します。

目の負担を少なくする老眼鏡を選ぶ

老眼鏡は、シニア層の多くに使用されるメガネで、近くのものにピントが合いにくくなる状態を補正します。読書やスマートフォン操作など、日常的なシーンで欠かせないアイテムです。

特にスマートフォンの使用頻度が高い方は、長時間の使用による目の疲れが気になることもあるでしょう。そのような場合は、ブルーライトカット機能がついたレンズを選ぶのがおすすめです。デジタル機器から発せられるブルーライトを軽減し、目の負担をやわらげることができます。また、ブルーライトに加えチラツキやまぶしさを軽減し、コントラスト効果を上げて視界を快適にするカラーレンズを試してみるのもおすすめです。

ただし、老眼鏡は近距離のものを見るためのメガネであり、中距離や遠距離を見る際には掛け替えが必要なため注意しましょう。

仕事や家事で使うなら中近両用レンズが便利

仕事や家事で使うなら中近両用レンズが便利

デスクワークや家事といった室内で使用したい場合には、中近両用レンズが適しています。中近両用レンズは一枚のレンズに異なる度数が入った境目のない累進レンズを使っています。そのため手元の距離から室内の目的距離まで度数の調整が可能です。

室内でメガネを掛けたり外したりする必要がなく、様々な作業を行えます。例えば、在宅ワークでパソコンを使いながら、合間に家事を行ったりする時に、メガネを掛け替える必要がありません。普段から室内で過ごすことが多い人には、持っていると使いやすいメガネです。

屋内も屋外もアクティブにメガネを使うなら遠近両用レンズを選ぶ

屋内も屋外もアクティブにメガネを使うなら遠近両用レンズ

どんなシーンでも快適にメガネを使用したい場合には、遠近両用レンズが最適です。遠近両用であれば、近距離も長距離もピントが合うため、一つのメガネで様々なシーンに対応できます。長時間使う場合が多いため、鮮やかですっきりとした見やすいレンズがおすすめです。
なお、遠近両用レンズを使用している場合にも、手元などを集中して見る時には中近両用レンズや手元用の老眼鏡に掛け替えると、より快適に過ごせます。

また、加齢により光の感度が低下し、暗い場所での視界が悪くなることがあります。そのような場合は、まぶしさ軽減やコントラスト効果のある機能つきカラーレンズを選ぶことで、明るい場所でも暗い場所でもクリアな視界を確保しやすくなります。テレビの画面がくっきり見えたり、新聞の文字が読みやすくなったりするなど、日常生活の質を向上させる効果が期待できます。

フレームの素材

若々しく見えるかどうかの印象は、フレームの素材も大きく関係しています。素材によってカジュアルに見えたり、シャープな印象だったりと、好みのイメージに近づけられます。そこで、各フレーム素材が持つ魅力をご紹介します。

若々しさを際立たせるならセルフレーム

プラスチック素材のセルフレーム

若々しい印象を演出したい場合は、プラスチック素材のセルフレームがおすすめです。軽い印象でカジュアル見えするフレームのため、年齢を感じさせずに掛けられるでしょう。

丈夫で衝撃に強いという側面もあり、日常的に扱いやすい点も魅力です。セルフレームは加工しやすいため、様々なデザインやカラーが豊富に揃っています。お店でいくつかフィッティングしてから、似合うデザインを選ぶと良いでしょう。自分の個性をさりげなく出しながら、若々しさを感じさせてくれます。

おしゃれにこだわるならコンビフレーム

おしゃれにこだわるならコンビフレーム

コンビフレームは、プラスチックやメタル素材といった異なる素材を組み合わせたメガネを指します。フロント部分とテンプル部分の素材が違うものや、ハーフリムのような印象で上部と下部の素材が異なるものなど、様々なバリエーションがあります。

異なる素材の特徴が合わさることから、耐久性に優れているのもポイントです。コンビフレームは個性と上品さが引き立つデザインで、おしゃれ好きな人にぴったりでしょう。オンオフ兼用で使いやすいデザインもあり、あらゆるシーンでかけられます。

洗練されたデザインならメタルフレーム

洗練されたデザインならメタルフレーム

チタンやステンレス、ニッケル合金などの金属素材を使用したメタルフレームは、細いラインが特徴で、シャープで洗練された印象を与えます。知的な雰囲気を演出しやすく、顔なじみが良いため、ビジネスシーンにも適しています。

また、メタルフレームは弾力性があり、軽量で掛け心地が良く、長時間使用しても快適に過ごせるのが魅力です。洗練された印象や、すっきり感のあるデザインが好みの方には、メタルフレームをおすすめします。

フレームの素材に関して細かく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。素材だけでなく、シルエットについてもご紹介しています。

フレームカラー

フレームの色選びも、若々しい印象を作る重要なポイントです。若々しく見える色にこだわりたい人には、濃い色のフレームをおすすめします。特にブラックやネイビー、ワインレッドといった締まりのある色は、目元の気になる部分をカバーしながら若い印象を与えられるでしょう。
しかし、もともと華奢な方や顔がほっそりしている方の場合、濃い色のフレームを選ぶとメガネが強調され老けて見えることがあります。購入する際には実際にメガネをかけ、顔全体の印象が健康的に見えるフレームカラーを選ぶのがおすすめです。

また、肌のくすみが気になる人は、ピンクやブルーのようなカラフルで華やかな色を選択すると、華やかな印象に見せることができます。
明るいカラーを取り入れたい場合は、ツートンカラーを選択するのも一つの手段です。単色で使うには強すぎる色も、ツートンになることで大人の落ち着いた印象にできます。ツートンを選ぶ場合は、ベースは黒のような定番の色で、ポイントに明るいカラーを使うとバランスをとりやすいでしょう。

レンズカラー

淡いカラーの入ったレンズを取り入れることで、年齢とともに気になる肌のくすみや血色などをカバーすることができます。以下に、カラー別の特徴をまとめました。肌の悩みやなりたいイメージに合わせて選んでみてください。

  • グレー系:幅広い場面で使いやすく、自然で違和感なく取り入れられる定番カラーです。

  • ブルー系:顔のくすみを抑え透明感をアップし、健康的な印象を演出できます。

  • ピンク系:肌の血色を良くみせ美肌効果が期待できます。

  • グリーン系:肌のくすみや赤みを軽減し、若々しい印象を与えられます。

  • イエロー系:個性的でおしゃれな雰囲気を演出できる、上級者向けのカラーです。

  • パープル系:クマやくすみを目立たなくし、明るい表情を引き出します。

まとめ

今回は、60代の女性が若く見えるメガネの選び方についてご紹介しました。年を重ねるごとに、視力が低下し、メガネを使うシーンが増える一方、「メガネをかけることで、老けて見えてしまう」と不安に感じる方もいるでしょう。

メガネは、顔の印象を大きく左右するアイテムです。自分に合ったメガネ選びや若く見える選び方を知れば、若々しさを保ち、プラスの印象を与えられる強い味方になります。今回の記事を参考に、自分にぴったりのメガネを見つけてください。

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