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最終更新日:2025.10.31

メンズメガネの選び方は?メガネ男子の魅力や年代別のポイントも解説

メンズメガネの選び方は?メガネ男子の魅力や年代別のポイントも解説

目次

知的でおしゃれな印象が魅力のメガネ男子は、女性だけでなく男性からも憧れられる存在です。しかし、ただメガネをかけるだけで、おしゃれなメガネ男子になれるわけではありません。素敵なメガネ男子になるには、自分の顔立ちや年代、個性に合ったメガネ選びが大切です。

この記事では、メンズメガネの選び方や年代別のメガネ選びのポイントについてご紹介します。自分の魅力を引き出し、なりたい印象に演出できる理想のメガネをぜひ見つけてください。

メンズメガネの選び方

メガネを選ぶ際は、フレームの種類や特徴を知った上で、顔型に合うものを選ぶことが大切です。また、リムのデザインや素材も見た目の印象を左右します。ここからは、メガネ選びで押さえておきたい大切なポイントを解説します。

1:フレームの種類を確認する

メガネフレームの種類

フレームの種類によって顔の印象が大きく変わります。そのため、なりたい印象に合うフレームを選ぶことが重要です。代表的なフレームの形と、それぞれのフレームが持つ印象について解説していきます。

ラウンド型

ラウンド型イメージ

ラウンド型は、丸い形をしたフレームです。柔らかな曲線が優しい印象を与えます。また、ヴィンテージ感のあるおしゃれな雰囲気も持ち合わせており、メガネをおしゃれアイテムとして活用したい方や、個性を演出したい方におすすめです。

オーバル型

オーバル型イメージ

オーバル型は、横幅が長い楕円形のフレームです。シャープさと丸みを帯びたラインが、知的で柔和な雰囲気を与えます。どんなファッションにも合わせられるメガネが欲しい方や、落ち着いた雰囲気を演出したい方に向いています。

ボストン型

ボストン型イメージ

ボストン型は、逆三角形のような形をしたフレームです。柔らかな印象と上品さを兼ね備えており、レトロでおしゃれな雰囲気を演出できます。優しい印象に見せたい方や、個性を主張しすぎずおしゃれを楽しみたい方に適しています。

スクエア型

スクエア型イメージ

スクエア型は、横長で四角形の形をしたフレームです。直線的なラインが特徴で、知的でシャープな印象を与えます。また、顔全体を引き締めて見せる効果もあります。クールで洗練された印象を演出したい方や、顔立ちにメリハリをつけたい方に好相性です。

ウェリントン型

ウェリントン型イメージ

ウェリントン型は、台形を逆さにしたような形をしたフレームです。クラシカルでありながら、現代的でスタイリッシュな印象も併せ持っており、知的でおしゃれな印象を演出できます。クラシックなスタイルを好む方や、程良いカジュアルさが欲しい方におすすめです。

ブロー型

ブロー型イメージ

ブロー型は、フレームの上部が直線的で太くなっているフレームです。個性的ですが、真面目で落ち着いた雰囲気を与えることができます。大人の品格を演出したい方や、ビジネスシーンで相手に信頼感を与えたい方に適したタイプです。

2:顔の輪郭に合わせてフレームを選ぶ

顔型は主に丸顔型、面長型、卵型、逆三角形型、ベース型の5つのタイプに分かれます。それぞれの顔の輪郭の特徴を活かすフレームを選ぶことで、より魅力的で自然な印象を作ることができます。また、どのような印象に見せたいかによっても選び方が異なります。ここからは、それぞれの顔型の特徴と似合うフレームについて解説します。

丸顔型

丸顔型のメガネ装着イメージ

丸顔の方は顔の輪郭が丸く、頬にボリュームがあり、あごのラインも丸みを帯びているのが特徴です。そのため、同じ曲線タイプのラウンドやボストンと顔なじみが良く、丸顔の柔らかな雰囲気を引き立てられます。

顔全体をシャープに見せたい場合は、曲線がありながらも横長でシャープな雰囲気を演出できるオーバルや、直線的で角のあるスクエアがおすすめです。顔の丸みをやわらげて、顔全体をすっきりとした印象に仕上げることができます。

面長型

面長型のメガネ装着イメージ

面長の方は縦に長い楕円形の輪郭をしているのが特徴です。そのため、フレームの縦幅があるウェリントンやボストンを選ぶと、顔の長さを目立たなくしてバランスのとれた印象に仕上がります。

穏やかな印象に見せたいならボストンを選ぶと良いでしょう。柔らかな印象を生み出し、面長の持つシャープさをやわらげて親しみやすい雰囲気を演出します。また、大人っぽさを残したい場合は、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えるウェリントンがおすすめです。

卵型

卵型のメガネ装着イメージ

卵型の方はバランスのとれた輪郭をしています。顔の横幅と縦幅が、黄金比と呼ばれる1:1.6の理想的な比率をしており、卵のようななだらかな曲線を描いているのが特徴です。どのようなフレームにも似合うといわれており、なりたい印象で選ぶことができます。

優しい印象に見せたいなら丸みのあるラウンドやボストン、洗練されたシャープな雰囲気を演出したいなら、スクエアやウェリントンがおすすめです。また少し個性的なブローラインも、自然でおしゃれにかけることができるでしょう。

逆三角型

逆三角型のメガネ装着イメージ

逆三角形型の方は顔の縦幅が短めで、額が広くあごに向かって細くなっているのが特徴です。そのため、フレームの縦幅が短いオーバルやスクエアを選ぶと、顔の短さをカバーしてバランス良くかけることができます。

フレームの横幅があるウェリントンも似合いますが、大きすぎると顔の長さが強調されるため、適度なサイズ感のものを選ぶことが大切です。顔のシャープさをやわらげて優しい雰囲気に見せるなら、曲線ラインのオーバルやラウンド、知的な印象をより際立たせたいならスクエアがおすすめです。

ベース型

ベース型のメガネ装着イメージ

ベース型の方は、エラが張ったホームベースのような輪郭をしています。そのため、顔の角ばった印象をやわらげるフレーム選びが大切です。横幅がしっかりあり、丸みを帯びたウェリントンやボストンがよく似合います。直線的なフェイスラインをカバーし、優しく親しみやすい表情を演出してくれます。

また、曲線ラインが特徴のオーバルやラウンドもおすすめです。曲線的なデザインが顔全体のバランスを整え、より穏やかな印象に仕上げることができるでしょう。

3:黒目の位置を意識しながら選ぶ

黒目の位置によって顔の見え方の印象の違いイメージ

メガネ選びでは、黒目とレンズの配置バランスも重要なポイントになります。黒目がレンズの中央から離れていると、違和感のある印象を与えます。

例えば、黒目がレンズの上方向にあると頼りない印象に見え、下方向にあると不自然な印象になります。また、左右どちらかに寄りすぎていると、顔のバランスが悪くなってしまいます。

そのため、黒目がレンズの中心あたり、やや上側にきているメガネを選びましょう。黒目がフレームの中央付近にあることで自然な目元になり、相手に良い印象を与えます。

ただし、フレームのデザインによっては鼻パッドの調整やテンプルの角度調整が必要な場合もあります。適切な位置に調整するのが難しい場合は特に、店舗でフィッティングするのがおすすめです。

4:リムで選ぶ

フレームを囲っているリムもメガネ選びの大切なポイントです。リムには「フルリム」「ハーフリム」「アンダーリム」「リムレス」の4種類があります。リムによって見た目の印象や機能性が大きく変わるため、目的に合ったものを選びましょう。

フルリム

フルリムフレームのイメージ

レンズをぐるりと覆っているタイプのフレームです。一般的なタイプで、レンズをしっかり支えているため、安定感があり耐久性にも優れています。

フレームが太いほど個性的な印象が強くなります。目元に存在感を出したい人やフレームカラーを楽しみたい人におすすめです。

ハーフリム

ハーフリムフレームのイメージ

レンズの上部分だけにリムがあるタイプです。レンズの下半分にある溝にナイロン糸を通して固定しています。

メガネの存在感を残しつつ、軽やかですっきりとした印象を与えられます。スタイリッシュな印象に見せたい人や知的さを強調したい人におすすめです。

アンダーリム

アンダーリムフレームのイメージ

ハーフリムとは逆に、レンズの下部分だけにリムがあるタイプのフレームです。ハーフリムと逆でレンズの上半分にナイロン糸を通して固定しています。知的で穏やかな雰囲気がある一方で、個性が際立つデザインです。個性的なデザインを好む人や周囲と差をつけたい人におすすめです。

リムレス

リムレスフレームのイメージ

ツーポイントとも呼ばれており、レンズ周りにリムがないタイプのメガネです。レンズに直接穴を開けて、ネジでブリッジとテンプルを固定しています。

メガネの存在感が少なく、素顔に近い印象でメガネをかけられるのが特徴です。顔の印象を変えたくない人やファッションを選ばずにかけたい人におすすめです。

5:素材の特徴で選ぶ

フレームの素材はメガネをかけた時の印象だけでなく、耐久性やかけ心地といった機能面にも大きく影響します。そのため、それぞれの素材の特性を理解し、自分に合うものを選ぶことが大切です。ここでは、代表的なフレーム素材であるプラスチック・樹脂・メタルについてご紹介します。

プラスチック素材

主な材質
  • アセテート:軽量でしなやかな素材
特徴

プラスチック素材のフレームは、柄やカラーのバリエーションが豊富で、デザインの幅が広いのが特徴です。透明感のある仕上がりや鮮やかな発色は、カジュアルで優しい印象を演出します。

樹脂素材

主な材質
  • ウルテム:強度があり型崩れしにくい素材
  • ポリアミド:軽量で柔軟性のある素材
特徴

樹脂素材のフレームは、軽さや柔軟性に優れていて、かけ心地の良さが魅力です。薄く細い仕立てが可能で、顔周りの印象を繊細に見せるデザインは、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気です。

メタル素材

主な材質
  • チタン:変形に強く金属アレルギーを起こしにくい素材
  • ステンレス:しなやかで錆びに強い素材
  • 合金:重厚感があり装飾性にも優れている素材。
特徴

メタル素材のフレームは、耐久性と軽さに優れており、長く使用しても劣化しにくいのが特徴です。フォーマルな場面やビジネスシーンにもぴったりで、ツヤ仕上げなら華やかに、マット仕上げなら落ち着いた大人の雰囲気になります。

6:着用シーンで選ぶ

釣りをしている男性

メガネは着用シーンによって、選ぶデザインや機能性が異なります。ビジネスシーンでは、相手に知的で落ち着いた印象を与えるフレームを選びましょう。フォーマルなシーンの場合は、場の雰囲気を損なわない上品なデザインが適しています。

一方でプライベートでは、なりたいイメージを表現したり、ファッション性を重視したりして、自由に好きなデザインを楽しめます。また、スポーツやアウトドアなどで使用する際は、機能性を重視して選ぶのがおすすめです。軽量で耐久性に優れた素材や防水、撥水加工が施されたもの、調整可能なストラップなど、実用性の高い機能を備えたデザインを選ぶと良いでしょう。

メガネ男子が人気な理由

自分に似合うメガネをうまく取り入れているメガネ男子は、知的な印象はもちろん、おしゃれで親しみやすい雰囲気など、様々な魅力を持っています。ここでは、なぜメガネをかけることで素敵に見えるのか、メガネ男子の魅力や人気の理由について詳しくご紹介します。

知的で落ち着いた印象になる

ビジネスシーンのイメージ

メガネ男子は知的で落ち着いた印象を与えやすく、真面目で誠実な人と思われることがよくあります。メガネをかけているだけで、勉強や仕事に集中して取り組む姿勢を感じさせ、その姿が魅力的に映ります。

特にビジネスシーンでは「信頼できる」「頼りがいを感じる」「安心して仕事を任せられる」といったイメージを印象づけられるため、仕事を円滑に進める上でも役立ちます。また、自然とただよう理知的な雰囲気は大人の余裕を感じさせます。プライベートにおける人間関係でも安心感を与え、好印象を得やすくなるでしょう。

おしゃれに見せるアクセントになる

ここ数年、メガネはファッションアイテムとしても注目されています。多くの有名ブランドがコレクションで新作メガネを発表しており、スタイルを完成させるアイテムとして欠かせない存在になっています。シンプルなコーディネートでもメガネをプラスするだけで、おしゃれで洗練された印象を演出することができます。

オンオフでギャップを作れる

メガネをかけているときといないときの印象の違い

メガネをかけている時と外した時では、顔の印象が変わります。そのため、メガネのオンオフのギャップに魅力を感じる方も多いようです。

メガネをかけている時は、クールで真面目な印象を与えますが、外すと気さくで親しみやすい表情になることが多く、その意外性にドキッとする方も少なくありません。このように、さりげなく印象を変えられることも、メガネ男子の魅力の一つだと言えるでしょう。

【年代別】メンズメガネを選ぶ際のポイント

おしゃれ男子の魅力は年代によって変わります。なぜなら、年代によって求められる印象やファッション、ライフスタイルが異なるからです。ここからは、年齢に合ったメガネを選ぶポイントについて解説します。

20代

20代男性イメージ

20代は自分らしいファッションやスタイルに挑戦しやすい年代です。おしゃれに敏感な方は、トレンドを取り入れた個性的なデザインやトレンドカラーのフレームがおすすめです。また、カジュアルなファッションが好きな方には、遊び心のあるカラフルなセルフレームが似合います。

ただし、ビジネスシーンでは、あまり派手すぎるデザインや色は控えめにし、シンプルなフレームを選ぶことが大切です。プライベートと仕事用のメガネを使い分けると、おしゃれで素敵な印象を演出できるでしょう。

30代

30代男性イメージ

30代は職場で後輩を指導したり、責任ある仕事を任されたりすることが多くなる年代です。そのため、信頼感や知的な印象を演出できるメガネを選ぶことが重要です。ブラックやブラウン、ネイビーなど落ち着いたカラーに、洗練された印象を与えるスクエアやウェリントンなどのフレームを選ぶと、スマートで仕事ができる雰囲気を自然に演出できます。

またオフの日には、フレームの形や色に遊び心を取り入れたデザインや、柔らかな雰囲気のフレームを選べば、個性やギャップで周囲を魅了できるでしょう。

40代

40代男性イメージ

40代は仕事にも余裕が出てきて、大人の品格が求められる年代です。そのため、大人の余裕を演出できる、高級感のある素材や品のある落ち着いたデザインが似合います。セルとメタルのコンビネーションフレームや落ち着いたトーンのべっ甲柄など、おしゃれでカジュアルになりすぎないメガネがおすすめです。

また、老眼が気になり始める年代でもあるため、機能性も考慮して選ぶと良いでしょう。遠近両用レンズや、長時間の使用でも疲れにくい軽量で快適な素材を選ぶことも重要です。

50代

50代男性イメージ

50代は経験を積んだ年齢にふさわしいメガネ選びに加え、加齢による目元の印象が気になり始める時期でもあります。そのため、目元をカバーしながら品格と個性を表現できるデザイン性のあるフレームがおすすめです。さらに、濃いめのフレームやカラーレンズを取り入れれば、シミやしわが目立ちにくくなり、若々しい表情を演出できるでしょう。

また、50代は老眼鏡を使用する時間が増えるため、目に負担の少ないレンズやかけ心地を重視したフレームを選ぶことで、日常生活がより快適になります。

まとめ

メガネ男子と言っても、年代ごとにそれぞれ異なる魅力があります。そのため、ライフスタイルや年齢に応じたメガネを選ぶことが重要です。顔型や着用シーンに適したデザインを選ぶことで、自分自身の魅力を引き出し、周囲に素敵な印象を与えられるでしょう。

また、ファッションのアクセントとして活用すれば、スタイリッシュでおしゃれな印象にイメージアップすることも可能です。トレンドや自分の好みも考慮しながら、素敵なメガネ男子を目指しましょう。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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