
この記事の執筆者
眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

目次
サングラスをかけるたびに「なんだか似合わない」と感じて悩んでいませんか?実は、フレームの形やサイズ、色が合っていないと、違和感を覚えることがあります。
しかし、サングラスが似合わないという悩みは、ポイントを押さえれば解決できます。自分に合ったデザインを選べば、違和感なくおしゃれに着用することが可能です。
今回は、サングラスが似合わないと感じる原因や、その選び方、さらに似合う人の特徴について詳しくご紹介します。自分にぴったりのサングラスを見つけたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
サングラスが似合わない
4つの理由
サングラスをかけた時に「似合わない」と感じる場合には、共通した理由があります。ここでは、サングラスが似合わないと感じる4つの理由について解説します。自分に合ったサングラスを見つけるために、まず似合わない理由を知りましょう。
鼻にフィットせずズレている
サングラスが似合わない理由の一つとして、鼻へのフィット感の悪さがあります。サングラスは顔の中心に位置するため、鼻の高さと合わないと全体のバランスが崩れがちです。ズレ落ちたり浮いて見えたりすると、不自然な印象を与えてしまいます。
特に海外ブランドのサングラスは、欧米人向けに設計されているため日本人の低めの鼻にはフィットしにくく、ズレ落ちやすい傾向にあります。鼻が低いとサングラスの重量に耐えきれず、長い時間着用すると圧迫感や違和感を覚えることもあるでしょう。
また、度つきレンズを使用している場合は、瞳の中心とレンズの中心がズレることで視界が歪む可能性もあります。鼻パッドが固定されているデザインのサングラスは調整ができないため、避けるのが無難です。
眉毛とフレームのバランスが不自然
サングラスをかけた際、フレームと眉毛のバランスの悪さ違和感を覚えることがあります。眉毛とフレームの距離は、フレームの上部が眉毛のラインと自然に重なる、またはほぼ平行になる状態が理想です。
この距離が不自然だと顔全体のバランスが悪くなり、不格好に見えてしまいます。例えばフレームが眉毛よりも大幅に上の位置にあると、眉の表情が隠れるため、違和感のある印象を与えます。また、眉が濃い方の場合、フレームとの距離が広がると眉毛が強調されるためサングラスが浮いて見えることもあります。
顔のサイズや輪郭に合っていない
サングラスのフレームが顔のサイズや輪郭に合っていないと、かけた時に似合わないと感じやすくなります。特に、フレームが顔幅より大きすぎるとサングラスが浮いて見えてしまい、不自然な印象になりがちです。
顔とサングラスのバランスがとれていないと視線が分散し、全体の印象がぼやける原因にもなります。反対に顔の輪郭に対してフレームが小さすぎる場合、窮屈な印象に見えたり、顔が大きく見えたりといった錯覚を引き起こします。
また、フレームの形状選びも重要なポイントです。例えば、丸顔の人が丸みのあるフレームを選ぶと、顔全体がより丸く見えてしまいます。角ばった顔の人がシャープなデザインを選ぶと、顔のラインが強調され、硬い印象を与えてしまう可能性もあります。
肌の色とサングラスの色味が合っていない
サングラスが似合わない理由として、肌の色とサングラスの色味のミスマッチもあげられます。フレームやレンズの色が肌のトーンと合っていないと、顔色が悪く見えたり、違和感を覚えたりするのです。
特に、肌の色と対照的すぎる色を選ぶとサングラスだけが浮いてしまい、不自然に見えるため全体のコーディネートにも影響を与えます。
また、フレームの色だけでなくレンズの色選びも重要です。ブラウンやグレーなどの落ち着いた色味のレンズは、様々な肌色となじみやすい一方、ビビッドなブルーやイエローのレンズは、肌のトーンによって違和感を与えることがあります。
さらに、フレームの素材や光沢の有無によっても印象が変わるため、実際に試着して慎重に選ぶことが大切です。
サングラスが似合わない場合の
対処法
サングラスが似合わないと感じた場合でも、適切な選び方や工夫をすることで着用を楽しむことが可能です。ここでは、サングラスが似合わない場合の対象法として5つの選び方のポイントを紹介します。自分に似合うサングラスを見つけたいという方は、ぜひ参考にしてください。
鼻にフィットするサングラスを選ぶ
サングラスがズレてしまう場合は、鼻パッドが調整可能なフレームを選びましょう。金属フレームの多くは、鼻パッドの角度や幅を調整できるため、自分の鼻筋や鼻の高さに合わせたフィッティングが可能です。
購入時にお店で調整を依頼すれば、鼻全体に均等に当たるように調整してくれるため、ズレにくくなります。適切にフィットさせることで、かけ心地が良くなり、長時間着用しても負担を感じにくくなるでしょう。
また、鼻幅が合わない場合は、アジアンフィット(ジャパンフィット)設計のサングラスを選ぶのもおすすめです。日本人の鼻の形に最適化したデザインのため、欧米仕様のサングラスよりもフィット感が高くなります。通常より鼻が低めの人でもしっかりフィットし、おしゃれに着用することができるでしょう。
眉毛とのバランスを考慮する

サングラスをかけた時に眉毛とのバランスが不自然と感じる場合は、フレーム上部のラインが眉毛に平行するデザインを選びましょう。
フレームと眉毛の間のスペースが狭いほど違和感が減り、顔が長く見えるのを防げます。アーチ型の眉の方には丸みのあるフレーム、平行眉には直線的なフレーム(スクエア型やウェリントン型)を選ぶのがおすすめです。眉とフレームのラインが揃うため自然な印象になります。
また、眉と目の距離が広めの方は、レンズが大きめのサングラスを選ぶと空間が埋まりバランス良く見えます。ただし、眉の位置を気にしすぎてフレームを上げすぎると視線が下がってしまうため、黒目がレンズの中央付近にくるように調整することが大切です。
顔の形に合うフレームを選ぶ

サングラスは、顔型ごとに似合いやすいフレームの形があるため、自分に合ったフレームを選ぶことも重要です。例えば、丸顔の方はシャープに見せるスクエア型、四角顔の方は角をやわらげるボストン型やオーバル型が似合います。三角顔(逆三角形)の方は鋭い印象をやわらげるオーバル型、面長の方は縦の長さを緩和するために天地幅が広めのウェリントン型やボストン型を選ぶと、自然に取り入れることができるでしょう。
また、サングラスの横幅もポイントです。顔の最も広い部分とサングラスの幅がほぼ同じものを選ぶと、全体のバランスが良くなります。自分の顔に合ったサイズや形のフレームを選ぶことでフィット感が高まり、似合うサングラスが見つかるでしょう。
肌の色に合うカラーを見つける

サングラスのレンズやフレームの色は、肌のトーンとの調和が大切です。肌色の明るい人が濃いサングラスをかけると、コントラストが強くなり、サングラスだけ浮いて見えることがあります。
なるべく自分の肌色に近い明度・彩度のカラーを意識し、コントラストが強くなりすぎないものを選びましょう。
肌色が明るい場合はブラウン系やグレー系など、ソフトな色合いのレンズがおすすめです。淡いベージュ系のレンズも肌と自然になじみ、境界が目立ちにくくなります。日常使いをする場合には特に、主張の強いカラーよりも肌なじみの良いカラーを選ぶ方が自然な印象になります。
一方、肌色が暗めの人は、明るい色のレンズよりもスモークやダークブラウンなど、やや濃いめのカラーがしっくりきて似合います。肌のトーンとサングラスの色に統一感を持たせると、サングラスが浮いて見えるのを防ぐことが可能です。
サングラスとのコーディネートを工夫する
サングラスの色を洋服や小物と統一すると、コーディネートがまとまり、おしゃれに仕上がります。フレームやレンズの色をトップスと合わせたりバッグや靴に揃えたりすると、統一感が生まれてバランスよく見せることができます。
例えば、黒やブラウンなどのベーシックな服装には同系色のサングラスが似合います。暖色系の服にはブラウン系、寒色系の服にはグレー系のサングラスを合わせると、全体の雰囲気に自然になじんでおしゃれさが引き立ちます。カラーアイテムを取り入れたスタイルには、服の色調に合うものを選ぶのがおすすめです。
また、細身でシンプルなフレームは顔の印象を邪魔せず、どんなコーディネートにもなじみやすいのが魅力です。近年は、大きすぎないメガネ風デザインのサングラスも増えているため、初心者は細めのフレームやテンプルのものを選ぶと取り入れやすいでしょう。
サングラスが似合う人とその理由
サングラスが似合うと感じる方に、会ったことがある方も多いのではないでしょうか。顔のバランスやフレームの選び方、ヘアスタイルなどが、サングラスとの相性に大きな影響を与えます。ここでは、サングラスが似合う人の特徴とその理由について解説します。ぜひ参考にしてください。
バランスのとれた顔の形

サングラスが似合う人は、顔のバランスが整っている傾向にあります。額からあご先までの縦の長さと頬の横幅が均等な顔立ちは、フレームが自然にフィットしやすく、サングラスが違和感なくなじむのです。サングラスをかけても顔全体のバランスが崩れにくく、より洗練された印象を与えます。
また、骨格もサングラスの似合いやすさに大きく影響します。男性的な骨格の人は力強いデザインのフレーム、女性的な柔らかいフェイスラインの人は繊細なデザインが最適です。自分の顔のバランスや骨格に合ったサングラスを選ぶことで、より魅力的に見せることができます。
フレームと眉ラインがほぼ平行

サングラスが似合う人は、眉のラインがフレームの上部とほぼ平行のことが多いです。眉とのバランスが整っていると、サングラスが自然と顔になじみます。
眉とフレームの形が調和しているサングラスを選んでいると、おしゃれ上級者という印象を与えるでしょう。自分のイメージを明確にして眉毛を整えてからデザインを選ぶことで、似合うサングラスが見つかる可能性も高くなります。可能であれば、購入前に実際に試着してみると良いでしょう。
シンプルですっきりとしたヘアスタイル

シンプルですっきりとした髪型の人は、サングラスがなじみやすいです。顔周りが整っていると、サングラスのデザインが際立ち、全体の印象が洗練されます。
前髪をピンでまとめたり、サイドの髪を耳にかけたりすると、サングラスのシルエットが引き立ちバランスの良いスタイルになります。重めのヘアスタイルや顔を覆うような髪型の場合、サングラスとうまく調和しにくいため、避けましょう。
まとめ
今回は、サングラスが似合わない理由とその選び方のポイント、さらに似合う人の特徴についてご紹介しました。
サングラスが似合わないと感じる要因には、フィット感や顔のバランス、色の選び方などが挙げられます。特に、顔が面長だったり鼻が目立つと感じたりする人の場合は、フレームの形やサイズ選びが重要です。
自分に合ったフレームの形や色、フィット感を意識すれば、サングラスはぐっと似合いやすくなります。本記事を参考に、ぴったりのサングラスを見つけて、ファッションを楽しんでください。