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最終更新日:2024.08.28

サングラスの選び方!似合うサングラスの選び方を解説

この記事の執筆者

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター

サングラスの選び方!似合うサングラスの選び方を解説

目次

サングラスはファッションアイテムとして活躍するのはもちろん、UVカットつきのサングラスを選べば夏の日差しや紫外線対策もできる便利なアイテムです。
でもどんなサングラスが自分に似合うのか分からず、取り入れることができない方も多いのではないでしょうか。サングラスの基本の選び方や顔型に合うフレームの種類を知ることで、自分に似合うサングラスを見つけることができます。

この記事では、フレームごとの印象や似合う顔型、レンズのカラー別のおすすめ利用シーンについて詳しくご紹介します。自分に似合うサングラスをかけてみたい、と考えている方はぜひ参考にしてください。

サングラスの選び方

サングラスを掛けた女性のイメージ

サングラスには、たくさんの機能や様々なフレームがあります。UVカット機能付きのサングラスを選べば、眩しさを軽減しUV(紫外線)から目を守り、日焼け・シミ・そばかすを予防することも可能です。

また、普段のコーデの印象を変えるファッションアイテムでもあるため、自分に合ったサングラスを選ぶ楽しみもあります。似合うサングラスを見つけるためのポイントをご紹介します。

顔の輪郭と違う形のフレームを選ぶ

顔の輪郭と違う形のフレームを選ぶと、相性が良いです。
顔に曲線が多い丸顔型の方は直線的なフレームを選ぶと、大人っぽくシャープな印象になります。逆に顔に直線的な要素が多いベース型の方は、丸みのあるフレームが顔の印象をやわらげ、優しげに見せてくれるでしょう。

フレームの横幅と顔の横幅があったものを選ぶ

サングラスのフレームの横幅と顔の横幅が合っていると、バランスがよく自然な印象になります。顔幅よりも大きいフレームはサングラスの印象が強くなりすぎるだけでなく、寄り目に見えてしまうため気をつけましょう。
目の大きさの見え方にも影響し、レンズ幅が広いと目が小さく、レンズ幅が狭いと目が大きく見えます。

眉毛のラインに沿ったフレームを選ぶ

サングラスを選ぶ際には、眉毛とフレームのラインを合わせることが重要です。
サングラスのフレームが眉毛のラインに沿い、眉毛が隠れるくらいのベストバランスのものを選びましょう。眉毛とフレームの間の隙間が広いと、バランスが悪くちぐはぐな印象を与えてしまいます。

レンズの機能性から選ぶ

サングラスのレンズにはUVカット機能がついているものを選ぶのがおすすめです。
濃い色のレンズは眩しさを軽減してくれますが、紫外線のカット率には影響しません。

レンズのUVカット機能を確かめるためには、UVカット率または紫外線透過率を確認しましょう。

フレームが与える印象

眉毛の見え方をチェック

サングラスを掛ける際の眉とのバランスイメージ

フレームの上から眉毛が覗くと、眉のインパクトが強くなってしまいます。
ナチュラルな印象に見せるには、フレームで眉毛がちょうど隠れるくらいのバランスにしましょう。

目と眉の幅に合うサングラスを見つけるには、レンズの大きさだけでなくテンプルの位置も重要です。ノーズパッドの高さを調節することで、多少の調整はできます。

ブリッジの太さをチェック

ブリッジの太さや形によっても印象が変わります。細いブリッジはエレガントに、太いとクールな雰囲気を演出できるでしょう。
また、丸みのあるブリッジはフェミニンな印象に、直線的なラインのブリッジはマニッシュな印象を与えます。

テンプルの太さをチェック

細いテンプルはエレガントでスマートな印象に、太いテンプルはカジュアルさやスポーティな印象を与えます。
テンプルの素材や色も横顔の雰囲気を大きく変える要素です。

顔型に似合うフレームの形

顔型別に似合うフレームの形は異なります。
それぞれの顔型別におすすめのフレームと、似合うポイントをご紹介します。

丸顔型

顔の縦幅と横幅があまり変わらない丸顔型は、全体的に柔らかく幼い印象を持たれます。
輪郭が曲線的な丸顔型は、直線的なラインのサングラスを選ぶと好バランスです。

柔らかな雰囲気の輪郭に、直線的なサングラスをかけることですっきりとしたスマートな印象に見せられます。

スクエアタイプ

丸顔型 - スクエアタイプのイメージ

似合う度合い:◎

ベーシックなスクエアタイプのフレームは、直線的でシャープな印象を与えます。年齢や性別関係なくかけやすく、はじめてのサングラスにもおすすめです。
丸顔型の柔らかな雰囲気をすっきりと見せてくれ、スマートな印象に見せてくれます。個性を出したい場合には、フレームの素材や色で遊んでみましょう。

ウェリントンタイプ

丸顔型 - ウェリントンタイプのイメージ

似合う度合い:〇

台形のような形のウェリントンタイプは、メガネのフレームとしても人気の形です。レトロでおしゃれな印象に見せてくれます。
ブリッジ部分がサングラスの上部にあるため、眉とのバランスを見て選びましょう。直線的な要素があるため丸顔型に合いますが、レンズの縦幅が広すぎないものを選ぶことが重要です。

オーバルタイプ

丸顔型 - オーバルタイプのイメージ

似合う度合い:〇

卵型のような楕円形のオーバルは、スクエアタイプよりも優しげな印象を与えます。レンズの面積も狭めで、くせがないため、サングラス初心者にもかけやすい形です。
丸顔型の方がかけると、より柔らかな印象を与えられるでしょう。縦幅が広すぎず、丸みがあまりない横型のものが似合いやすいです。

面長型

ほっそりとした輪郭の面長型は、すっきりとした印象を持たれやすいのが特徴です。
比較的どんな形のフレームも似合いやすいですが、レンズの縦幅のあるものはバランスよくかけられます。顔の縦幅が長めなため、サングラスだけが目立ってしまうこともありません。
逆に、輪郭に対してサングラスの縦幅が短いと、顔を長くみせてしまい、間の抜けた印象になってしまいます。

ウェリントンタイプ

面長型 - ウェリントンタイプのイメージ

似合う度合い:◎

レンズの縦幅が広いウェリントンタイプは、面長な輪郭と好バランス。レトロでおしゃれな印象で、コーデのアクセントにもなってくれます。
ブリッジがレンズの上部分についている場合が多いため、レンズと眉の間に隙間が空いてしまわないように試着時に確認しましょう。

ボストンタイプ

面長型 - ボストンタイプのイメージ

似合う度合い:◎

丸みのある逆三角形のような形のボストンタイプも、レンズが大きめのため面長型の輪郭によく似合います。顔の縦の印象をやわらげてくれ、バランスよく見えるのが特徴です。
丸みのあるデザインが優しく柔らかい印象を与えてくれるため、サングラスでも怖い印象になりにくいでしょう。

ティアドロップタイプ

面長型 - ティアドロップタイプのイメージ

似合う度合い:◎

涙のしずくのような垂れ下がった形のティアドロップタイプは、渋くてワイルドな印象。
レンズ自体が大きいため顔が小さく見える効果があり、面長型の輪郭と相性が良いです。
もともとパイロット用に設計されたティアドロップタイプ。ミリタリーアイテムとの相性がよく、濃いレンズやミラーレンズにするとかっこよくきまります。

逆三角型

シャープな輪郭の逆三角型は、きりっとしたクールな印象を持たれやすいのが特徴です。
サングラスは丸みのある形のものを選ぶと、涼し気な印象をやわらげ、柔らかな雰囲気になります。
顔の縦の長さが気になる場合には、サングラスもレンズの縦幅があるもの、顔の長さが気にならない場合には、レンズの縦幅があまり広くないものを選ぶと良いでしょう。

ボストンタイプ

逆三角型 - ボストンタイプのイメージ

似合う度合い:◎

丸みのあるボストンタイプは、逆三角型のシャープな印象をやわらげ、柔らかな印象にしてくれます。フレームの素材やカラーも幅広くある人気の形のため、自分のなりたいイメージのサングラスを選びやすいでしょう。
濃いレンズやミラーレンズでも強い印象になりにくいため、サングラスを普段使いしたい方にもおすすめです。

オーバルタイプ

逆三角型 - オーバルタイプのイメージ

似合う度合い:◎

卵型のような横長の楕円形のオーバルタイプも、柔らかく自然な印象を与えてくれます。
顔になじみやすく、逆三角型のクールな印象をやわらげてくれるでしょう。
レンズの縦幅はあまりないため、顔の長さが気にならない逆三角型におすすめの形です。

スクエアタイプ

逆三角型 - スクエアタイプのイメージ

似合い度合い:〇

スクエアタイプのサングラスは、逆三角型のすっきりとしたシャープな印象を活かせます。
レンズの角にどれくらい丸みがついているかや、フレームの素材や太さによって大きく印象が変わります。下半分にフレームがないハーフリムタイプを選ぶと、すっきりとした印象できつくなりすぎません。

ベース型

顔に直線的な要素が多いベース型は、メリハリのあるきれいな輪郭が特徴です。
曲線的なサングラスと相性が良く、きれいなフェイスラインを活かせます。丸みのあるレンズがサングラスの印象をやわらげてくれ、強く見えすぎるのを防げるでしょう。
直線的な要素の強いタイプを選ぶ時は、サングラスできつい印象にならないようにすることが大事です。

ラウンドタイプ

ベース型 - ラウンドタイプのイメージ

似合う度合い:◎

古くからあるオーソドックスな形のラウンドタイプは、近年人気の高いデザインです。
知的で優しげな印象を与えてくれ、コーディネートにプラスするだけでおしゃれな雰囲気にしてくれます。ベース型のシャープなフェイスラインと好相性で、バランスよくかけられます。

オーバルタイプ

ベース型 - オーバルタイプのイメージ

似合う度合い:◎

オーバルタイプは、柔らかな印象を与えつつもスタイリッシュに見せてくれます。
より自分に似合うオーバルタイプを見つけるには、顔のサイズに合ったレンズを選ぶことが大事です。フレームの上部がちょうど眉が隠れること、顔の長さに対してレンズの縦幅が狭くなりすぎないようにすることを意識して試着してみましょう。

ボストンタイプ

ベース型 - ボストンタイプのイメージ

似合い度合い:〇

丸みのあるレンズのボストンタイプは、柔らかく落ち着いた印象に見せたいベース型タイプにおすすめの形です。
レンズやブリッジに曲線の要素が多いため、ベース型のごつごつとした顔の印象をやわらげて見せてくれます。下半分にしかフレームのないハーフリムタイプもよく似合います。

サングラスのカラー別
利用シーン

レンズのカラーによって、サングラスの印象は大きく変わります。
カラーごとの特徴と、おすすめの利用シーンをご紹介します。

グレー系

グレー系のサングラス

クールでスタイリッシュな印象のグレー系は、眩しさを軽減する効果が高いです。
定番カラーのため、サングラス初心者の方におすすめです。

色調も大きく変わらず見え方も自然なため、様々な場面で活躍します。
日差しの強い、夏の海での使用にもおすすめです。より濃いカラーの方が眩しさを軽減しますが、全体の見え方が暗くなるため、適度な濃さが良いでしょう。

ブラウン系

ブラウン系のサングラス

肌なじみの良いブラウン系は、日本人の肌に合わせやすく人気のカラーです。ブラウン系はちらつきの原因となる青色系の光を抑制します。
コントラストがはっきりとするため、クリアな視界が特徴です。

鮮明な視界を保てるブラウン系のサングラスは、細かい動きが重要なスポーツに適しています。
ゴルフのプレー時に使うと、遠景がくっきりとし、芝生の色も見やすくなります。
またフィッシングのように、竿先の素早い動きを追いかける場面でもおすすめです。

スキーやスノーボードなどのウインタースポーツをする際にも、反射光をおさえてくれます。

ブルー系

ブルー系のサングラス

クールでシャープな印象のブルー系は、眩しさを感じやすい黄色系の光をカットする効果にすぐれています。視界のコントラストが落ち着き、目が疲れにくいのが特徴です。また、ブルーにはくすんだ色を中和する作用があり、疲れを感じている時にかけると顔色の印象を変えることができます。

長時間のドライブ時に使用すると、目の疲労感を軽減できます。
強い日差しを直接浴びるサイクリングや雪面やゲレンデのウィンタースポーツ、ランニングにもおすすめです。
日中の眩しさ軽減だけでなく、夜間の対向車のヘッドライトの眩しさを軽減してくれます。

ただし、ブルー系に関わらず、日本産業規格(JIS)によってすべてのカラーに対して視感透過率75%未満(カラー濃度が25%以上)のレンズは夜間運転には不適合とされています。車を運転する際にカラーレンズを使用したい方は、眼鏡店で確認の上、購入しましょう。

グリーン系

グリーン系のサングラス

若々しい印象のグリーン系は、青系と赤系の光をカットする効果が高いのが特徴です。
光を平均的におさえることで裸眼の視界に近い自然な見え方を保ち、かけていてもナチュラルに感じられます。

風景を自然な見え方で楽しめるため、ランニングや山登りなどアウトドアシーンでおすすめです。
コントラストの変化も少なく、目の負担も軽減します。

イエロー系

イエロー系のサングラス

フレッシュで明るい印象のイエロー系は、眩しさ軽減の効果は低いです。
しかしコントラストがはっきりし、光量が少ない場所でも見えやすくなります。

薄暗い場所を歩く時や、曇天・悪天候時で視界が悪いドライブなどで活躍します。
顔の印象を明るく見せてくれるため、ファッション性の高いアイテムとしてタウンユースにも適しています。

その他のレンズ

カラーレンズのほかに、機能性のあるレンズもあります。ファッション性はもちろん、シーンに合わせて便利な機能を選ぶと、サングラスをより活用できます。

調光レンズ

調光レンズの変色イメージ

調光レンズとは、紫外線の量によって色が変わるレンズです。
屋外など紫外線の強い時にはレンズの色が発色して濃くなり、室内など紫外線の弱い時にはクリアに近いレンズになります。

サングラスのかけ外しの必要がないため、旅行や屋外スポーツなどでの使用がおすすめです。

旅行中、日中の観光時にはサングラスとして眩しさを軽減し、室内に入れば無色のメガネに変化します。
室内でも外さずに視界を保てるため、サングラスをしまう必要がありません。
手荷物を減らせるだけでなく、サングラスの置き忘れも防ぐことができ、旅行では大変活躍します。

また、屋外でのスポーツやアウトドアでも便利です。
日が陰った際や日差しの落ち着いた夜などでも、通常のサングラスと違い、明るさを保ちます。
ロードバイクやキャンプなど、1日中屋外にいるシーンでも重宝します。

偏光レンズ

偏光レンズは、水面や道路、雪原での乱反射によるギラギラとした光をカットしてくれる効果があるのが特徴のレンズです。偏光レンズには「偏光膜」というフィルターを入れたタイプと、レンズに偏光膜をコーティングしたタイプの2種類があります。

釣りやマリンアクティビティ、スキーやスノーボードなどアウトドアシーンでサングラスをかけたい場合には、偏光レンズが便利です。
また道路の白線の反射や、ガラスの映り込みも抑えてくれるため、日中の運転にも適しています。

度付きサングラス

普段から度の入ったメガネをかけている方には、度付きサングラスがおすすめです。
普段使いはもちろん、ゴルフやランニングなどスポーツをする場面で紫外線ケアと眩しさ軽減ができます。運転中の眩しさ軽減対策にも便利です。

まとめ

今回は、自分に似合うサングラスの選び方についてご紹介しました。

サングラスは、フレームやカラーで顔の印象が大きく変わります。選び方や顔型別の似合うフレームを知ることで、似合うサングラスを見つけることができるでしょう。

UVカット付きサングラスには、眩しさを軽減し、紫外線対策する役割があります。
使いたい場面に合わせてサングラスを選ぶとともに、レンズ選びも楽しんでください。
自分に似合うサングラスを見つけて、目の紫外線対策を行っていきましょう。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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