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最終更新日:2026.10.08

メガネが曇る原因は?マスク着用時などの対策や曇り止めの使い方

メガネが曇る原因は?マスク着用時などの対策や曇り止めの使い方

目次

「家から外に出た瞬間、メガネがくもって毎回ストレスになる」「職場でマスクを着用しているから、メガネがくもって仕事がしにくい」メガネユーザーなら、誰もが一度はこんな経験ありませんか?

感染症や花粉症対策などマスクを多用する時代だからこそ、特に気になる悩みです。
この記事では、メガネが曇る原因から曇り止めの効果まで、詳しく解説していきます。
最後まで読むと、メガネの曇りに対する悩みもきっと解決するはずです!

メガネが曇る主な原因とは?

そもそも、なぜメガネは曇るのでしょうか?ここでは、メガネが曇る原因について詳しく解説していきます。

結露

メガネが曇る仕組み

メガネが曇る原因の一つが「結露」です。目には見えませんが、空気は水蒸気を含んでいます。温度が高いほど、空気が含むことのできる水蒸気の量は多くなります。

結露とは、水蒸気を含んだ空気がレンズに触れて冷やされ、空気が含んでいた水蒸気が水滴となることです。その結露がメガネに付着することで、メガネが曇ります。

例えば、寒い時期に温かいものを飲む時、湯気でメガネが真っ白になります。これは温められた空気がメガネに触れて冷え、結露が起きたためです。

マスク着用時にメガネが曇る経験をした方は多いでしょう。これはマスクを着用すると、鼻の周辺に生じた隙間から温かい息が漏れ出ると、息よりも冷えたレンズに触れることによって曇るのです。

結露は季節に関係なく年中起こります。冬はマスクから暖かい呼気がレンズに当たると結露が発生し、夏では冷房で冷えたレンズに、呼気が当たると結露が発生します。特に湿度が高い梅雨の時期は、結露が起こりやすいため注意が必要です。

なお、多くのメガネレンズには撥水コートがついています。撥水コートは雨や汚れを弾き、拭き取りやすくしてくれる便利な機能です。しかし、寒暖差がある環境ではこの撥水性能によって水滴が粒状になり曇りやすくなることがあります。

ほこりや皮脂汚れ

メガネを長時間かけていると、なかなかお手入れができずにほこりや皮脂汚れがそのままになっていませんか?実はそのほこりや皮脂汚れも、メガネの曇りを引き起こす原因です。

レンズがほこりや皮脂などで汚れていると水滴も付着しやすくなり、レンズの曇りも発生しやすくなります。皮脂や油分に関しては、涙や汗、まつ毛の先についている皮脂、料理中の油がレンズに飛ぶなどが原因として考えられるでしょう。

毎日何気なく行っていることが、メガネの曇りを引き起こす原因になっているかもしれません。

コーティング剥がれ

レンズに施されているコーティングは、以下のように様々な種類があります。

  • 傷防止が目的のハードコーティング
  • 光の反射をおさえるマルチコート
  • 水や汚れを弾く撥水コート
  • 携帯などのディスプレイから発せられる光から目を守るブルーライトコーティング
  • 曇りを防ぐコーティング

コーティングが剥がれる原因は主に4つあります。

  • レンズに汚れが残ったまま布で拭いたことによる傷
  • 長時間熱が加わったことによる熱クラック
  • 水滴を拭かずに放置したことによる水やけ
  • アルカリ洗剤などを使用したことによる化学反応

普段からメガネを丁寧に使用し、きちんとお手入れをすることで、このコーティング剥がれは十分予防することが可能です。

メガネが曇る時の対策

メガネが曇る原因が分かったところで、次はその対処法について解説していきます。
費用や効果も異なるため、ぜひ自身に合う方法を見つけてください。

曇り止めグッズを使用する

最も手軽に対処できる方法は、曇り止めグッズを使用することです。
現在はクロスタイプからジェルタイプ、スプレータイプなど様々なものがあり、コンビニや100円ショップなど、どこでも身近な場所で手に入れることが可能です。
必要になった時にいつでも購入することができ、たくさんのタイプを気軽に試すことができます。使用状況や頻度を意識して自分に合うタイプを見つけてみましょう。

曇り止めには主にクロスタイプ、ジェルタイプ、スプレータイプの3種類があります。それぞれメリット、デメリットがあるため、特徴を把握した上で自分に合った曇り止めを選びましょう。眼鏡店やドラッグストア、通販サイトなどで購入できます。

クロスタイプ

クロスタイプの曇り止め

メガネ拭きのクロスに曇り止め成分が含まれているタイプです。そのままレンズを拭くだけで、曇り止めの効果が期待できます。繰り返し使えるもののほかに使い捨てのシートタイプもあり、外出先などでの使用に便利です。

ジェルタイプ

ジェルタイプの曇り止め

ジェルを直接レンズに馴染ませて、拭きとるタイプです。ジェル状のため扱いやすく飛び散らないのがメリットですが、慣れていないと塗りムラになったり、レンズのふちに溜まることもあります。

スプレータイプ

スプレータイプの曇り止め

スプレーを直接レンズに吹きかけ、ティッシュやメガネ拭きで拭きとるタイプです。まんべんなく吹きかけることができるため、ムラになりにくいのがメリットです。液だれが気になる場合は、ムースタイプもあります。

曇りにくいレンズへ交換する

曇りにくいレンズは特別なメンテナンスは不要

曇り止めグッズは手軽ですが、あくまで一時的な対処法です。こまめにお手入れを行う必要があり、その持続性には限りがあります。

そのため「なるべく手間をかけずに曇り止めの効果を持続させたい」という方には、曇り止め機能付きレンズ(防曇コーティングレンズ)がおすすめです。

曇り止め機能付きレンズとは、レンズ自体に親水性や吸水性の防曇加工を施す方法です。水滴を膜状に広げたり吸収したりすることで、メガネの曇りをおさえるしくみです。ただし、効果の感じ方は湿度の高い環境など使用条件によって差があり、どのような状況でも同じように曇りを防げるとは限りません。通常の防曇加工がないレンズと比べると、都度曇り止めを塗り直す手間がかからず、曇りにくい状態を保ちやすい点がメリットといえます。

曇り止め機能付きレンズには、2つの特徴があります。

  • メンテナンス不要
  • 通常レンズよりも曇りにくい

曇り止め機能付きレンズでも、以前は専用クロスでの拭き取りなど最低限のお手入れは必要とされていました。しかし、最近ではレンズの両面に特殊なコーティングが施され、そのような煩わしいメンテナンスも不要になっています。また、両面のレンズ表面に吸水性の高い膜がコーティングしてあり、通常のレンズよりも曇りにくい設計になり、よりストレスなく、扱いやすくなっています。

メガネを清潔に保つ

レンズに汗や皮脂、ホコリがついていると、表面に水分の微粒子が付着するため、よりメガネが曇りやすくなります。メガネの曇りを防ぐには、レンズをこまめに洗浄して清潔に保ちましょう。

特に夏は汗をかきやすく、レンズが汚れやすくなります。できれば毎日、メガネを洗浄して汗や皮脂を取り除くことがおすすめです。水道水で洗い流し、水気を拭き取ってからクロスで全体を拭くと清潔な状態をキープできます。水だけでは汚れが落ちにくい場合には、メガネクリーナーや中性洗剤を使用しましょう。

日々のお手入れに加えて、定期的に眼鏡店のメンテナンスを利用するのもおすすめです。多くの眼鏡店では、メガネのクリーニングを受け付けています。

メガネ用の曇り止めの選び方

次は、選び方のポイントを詳しく解説していきます。
曇り止めを購入しようと思っている方は、ぜひチェックしてください。

持続性の高さ

メガネを掛けたまま食事をする女性

メガネの曇り止めを選ぶ際一番気になるのは、持続性の高さではないでしょうか。常にマスクを着用しなければならない状況の方などは特に、こまめに塗りなおすのは手間がかかります。

持続性の高さを重視する方には、スプレーやジェルタイプの曇り止めがおすすめです。
最初に塗る手間はかかりますが、その後塗りなおす必要はありません。スプレーやジェルタイプの中でも、特に「強力」や「耐久」といった表記がある製品を選ぶと良いでしょう。

手軽さ

外出先でメガネを使用する頻度が多い方は、必要な時にさっと取り出して使用可能な手軽さを重視するのが良いでしょう。

シートやクロスタイプのものであれば、ジェルを塗る手間もなく使うことができます。さらに個包装になっているタイプのものなら乾きにくく、その都度使い捨てできるため、手軽に使用することが可能です。
クロスタイプのものは繰り返し使用できるため、エコの観点からもおすすめです。1枚持っておくと便利でしょう。

持ち運びやすさ

仕事や学校の移動中に使用される方などは、持ち運びやすさもポイントです。雨や汗でメガネが濡れてしまった際、塗り直しが必要になることもありますよね。
ポケットやポーチに入れておけるものだと、持ち運びやすく、どんな状況でも常に安心です。
シートやクロスタイプが持ち運びには便利ですが、最近ではジェルやスプレータイプでもコンパクトなものもあるため、チェックしてみましょう。

コストパフォーマンス

たまにしかメガネを着用しない方は、そこまでコスト面も気にならないかもしれません。
しかし、日常的にメガネが必要な方にとっては、コスト面も大事なポイントの一つです。

使い捨てシートの場合はその都度新しいものを使用するため、どうしてもコストがかかってしまいます。コストをおさえたい場合には、クロスタイプのものを選べば何度も使用可能なため、コストパフォーマンスも良いでしょう。

メガネ用の曇り止めの
効果的な使い方

メガネの曇り止めグッズの使用に加えて行うと、さらに効果を高めるコツを順番に解説していきます。簡単にできるため、ぜひ一緒にやってみましょう。

ステップ1:メガネの汚れやほこりを拭き取る

皆さん忘れがちですが、メガネに付着した汚れやほこりを拭き取る作業は曇り止めの効果を左右する大事なポイントです。
また、汚れやほこりが付着したままだと、レンズに傷がつく可能性もあります。
汚れを取る場合は水で流すか、専用のメガネ拭きを使用するようにしましょう。

※レンズ表面のコーティングにダメージを与えてしまうため、お湯は使用しないで必ず冷水で洗うようにしてください。

ステップ2:曇り止めを塗る

汚れがきれいになったところで、次は曇り止めをレンズの裏と表に塗りましょう。
商品によっても異なりますが、ジェルの場合はレンズ一面ごとにそれぞれ米粒大程度を塗布、スプレーの場合はレンズ一面ごとに1プッシュ吹きかけます。
ここで注意が必要なのは、必要量以上を一度に使用しないことです。
多く使用したからといって効果が長続きするわけではありませんし、きれいに塗れない原因にもなります。

ステップ3:少し乾かす

ジェルタイプの場合はすぐに拭き取っても構いませんが、スプレータイプの場合は20〜30秒ほど時間を置いてから、拭き上げるようにしましょう。
乾かしすぎると固まったり拭き取りが難しくなるため、半乾き程度が目安になります。
このひと手間をかけることでレンズにしっかりと膜ができ、曇り止めの効果に差が出ます。

ステップ4:レンズを拭く

最後は、ティッシュペーパーでレンズを挟むように、優しく拭き上げます。
メガネ拭きを使用してしまうと、先ほど塗った曇り止めの成分まで拭き取ってしまい、十分な効果を得られないこともあります。

すべてきれいに拭き上げたら、レンズに息を吹きかけてくもらないか確認しましょう。
少しでもくもった場合は、もう一度曇り止めを塗って拭き上げます。
以上ですべての工程は終了です。

※保湿成分を含んだティッシュペーパーは使用しないようにしましょう。拭き取った表面に油膜が付着してしまう恐れがあります。

マスク着用時のメガネの曇りにはマスクに対策するのも有効

メガネの曇りを防ぐには、マスクに対策を施す方法もあります。メガネに直接対策をするより手軽な方法も多く、コストもあまりかかりません。マスクを日常的に着用する人は、メガネの曇り止めと合わせて取り入れてみましょう。

自分の顔に合うサイズのマスクを選ぶ

自分の顔に合うサイズのマスクを選ぶ

顔に対してマスクが大きいと、隙間から息が漏れてメガネが曇りやすくなります。マスクは自分の顔に合ったサイズのものを着用しましょう。
定規があれば、次の手順で顔のサイズを測定できます。

  1. 親指、人差し指で「L」をつくる。
  2. 親指を耳のつけ根の一番上へ、人差し指を鼻の付け根から1cm下に当てる。
  3. 親指と人差し指の先端の間にある長さを、定規で測る。

3で測定した長さから、マスクの適切なサイズが分かります。

  • 9~11cm:子供用サイズ
  • 10.5~12.5cm:小さめサイズ
  • 12~14.5cm:ふつうサイズ
  • 14cm以上:大きめサイズ

マスク上部を内側に折る

マスクの上部を1cmほど内側に折り返すだけで、メガネが曇りにくくなります。
マスクから息が漏れると結露が起きてメガネが曇りますが、マスクの上部を折り返して鼻にフィットさせると、鼻周りの隙間が減って結露を防げます。追加でアイテムを用意する必要がなく、誰でもすぐに実践できる方法です。

マスクを折り返すと縦幅が短くなってしまうため、気になる時はマスクを縦に引き伸ばして鼻や口を覆いましょう。

マスク内側にティッシュやガーゼを挟む

マスクの内側にティッシュやガーゼを入れる方法もあります。マスクから息が漏れるのを防ぎ、繊維が呼気の水分を吸収してくれるため、メガネの曇りを軽減できます。
ティッシュやガーゼがはみ出ないように挟めば見た目への影響もなく、身近にあるアイテムで対策が可能です。ただしティッシュやガーゼを長時間挟んでいると湿気を吸ってしまうため、こまめに交換しましょう。

鼻パッド(ノーズパッド)を取り付ける

顔の形とマスクの鼻部分が合わないと、息が漏れてメガネが曇りやすくなります。そんな時は、鼻パッド(ノーズパッド)がおすすめです。
市販のシリコン製ノーズパッドをマスクの鼻部分に装着すると、隙間が塞がり呼気が漏れ出るのを防いでくれます。

鼻パッドは自分で別途に購入して装着するほか、最初から鼻パッドがついているタイプのマスクを使う方法もあります。

マスクを重ねて使う

小さいマスクの上に大きいマスクを重ねて使うと、息が漏れるのを防ぎメガネを曇りにくくする効果が期待できます。マスクのサイズを工夫すれば目立ちにくく、手軽にできる方法です。

ただし、マスクが重なるため、息苦しさや暑さには注意が必要です。また、耳に紐を2本ずつかけるため、使っているうちに耳を痛める可能性もあります。マスクを重ねて使う場合は長時間の装用を避け、様子を見て息苦しさや耳の痛みなどの不快感があれば外しましょう。

メガネの曇りに関する
よくある質問

メガネの曇りは、原因も対策も数多くあります。曇り止めのメガネやグッズを探していて、疑問に思う点も出てくるかもしれません。ここでは、メガネの曇りに関してよくある質問をまとめました。悩んだ時はまずこちらを参考にしてください。

Q.メガネは冬だけでなく夏も曇る?

メガネは夏でも曇ることがあります。例えば、冷房の効いた屋内から気温の高い屋外へ出る時には、曇りやすくなります。
冷房の効いた部屋にいると、メガネも冷えた状態になります。部屋から出て外の温かい空気がメガネに触れると、冷えて結露してしまいます。水蒸気を含んだ外の空気がメガネに当たると冷えて、含まれていた水蒸気が水滴となってレンズに付着するのです。

加えて、夏はメガネに皮脂や汗がつきやすくなります。曇りを防ぐには曇り止めを使うだけでなく、メガネをこまめに洗浄して清潔に保ちましょう。

Q.メガネ用の曇り止めの代わりになるものはある?

インターネット上には、曇り止めの成分である「界面活性剤」が含まれた食器用洗剤などを使う方法も見られます。これはあくまでも代用方法であり、メガネレンズ用の曇り止めではありません。メガネレンズの曇り止め効果を上げるには専用につくられた曇り止めや、曇り止め機能のついたメガネレンズを利用しましょう。

Q.曇り止め機能付きレンズのメガネは絶対に曇らない?

曇り止め機能付きレンズは一般的なレンズより曇りにくいものの、条件によっては曇る場合もあります。

特に次のような条件でメガネを使っていると、曇り止め機能付きレンズでも曇りやすくなります。

  • レンズが汚れている場合
  • 湿度が高い環境で長時間使用した場合
  • 温度、湿度が極端に変化した場合

レンズに関わらず、曇りを避けるためには高温多湿の環境は避けましょう。また、汚れを防ぐためにもメガネは定期的にメンテナンスを行いましょう。

まとめ

今回はメガネが曇る原因や対処法、曇り止めの効果についてご紹介しました。
一括りにメガネの曇り止めと言っても、ジェルタイプやクロスタイプなど、様々な種類があります。
どこで最も使用するのか、ご自身の使用状況や持続力など、どのポイントを優先するかでその効果も変わってくるでしょう。

最近はコンパクトで持ち運びにも便利な曇り止めが多いため、ポケットに1個入れておくと便利です。さらに、身近に手に入れることが可能なため、いくつか種類を試してみて自身に合う曇り止めを見つけてはいかがでしょうか。

今回の記事を参考に、より快適なメガネライフを送りましょう。

参考文献

出典:警視庁ホームページ マスクを付けてもメガネが曇らない方法

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/yakudachi/health/mask/1055586404808372225.html
眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

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