この記事の執筆者
眼とメガネの情報室
みるラボ編集部
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40代になってモノが見づらく感じたら「老眼」かも知れません。自分が老眼と感じたら老眼鏡をかけることをおすすめします。しかし、老眼鏡はおしゃれじゃないと思い、かけたがらない方もいるようです。この記事ではおしゃれな老眼鏡の選び方、おすすめの老眼鏡をご紹介します。
おしゃれな老眼鏡の選び方
老眼鏡をかけるのを嫌がる方も少なくありません。既製品のシンプルなデザインをイメージされる方が多いですが、眼鏡店で好みのフレームや様々なカラーや機能付きレンズを選ぶことでオリジナルの老眼鏡を作る事ができます。また、最近では老眼鏡だと分からないようなおしゃれなデザインの老眼鏡が増えてきて、老眼鏡をかけることも楽しめるようになりました。老眼鏡を選ぶコツは4つあります。ぜひ、ご自分に合うお気に入りの1本を選ぶ参考にしてみてください。
フレーム
老眼用のメガネレンズは中心が厚く、外に行くほど薄くなる構造になっているため、レンズサイズの大きいフレームレスのメガネは作れない可能性もあります。また、手軽に持ち運びができるように、あまり大きすぎないサイズを選びましょう。
長時間老眼鏡をかける場合は、テンプル部分が柔らかいものや、鼻に重圧感を感じにくいタイプもありますので、使う目的や時間によって選ぶことも大切です。
老眼用フレームを選ぶ時は、ご自分の顔の形に似合うもの、または周囲にどのような印象を与えたいかで選ぶと良いでしょう。フレームの型は主に4タイプあります。
ウェリントン
ウェリントン型は、柔らかい印象があるフレームです。女性のフェイスラインにもよくなじみます。ビジネスシーンでも活用できるフレームといえるでしょう。
オーバル
オーバル型は、縦よりも横の幅が長い楕円形をしていて、馴染みやすい人気のある型です。小ぶりで丸みがあり優しい印象になるため、女性には得におすすめのフレームです。
スクエア
スクエア型のフレームは、男性に人気のタイプで、知的な印象を高めたいときにおすすめです。メンズ用フレームとしてビジネスシーンに最適といえるでしょう。
ボストン
ボストン型は、全体的に丸みがあるため、顔の印象が柔らかくなります。カジュアルな服装、綺麗めな服装どちらにも似合うフレームです。
デザイン
眼鏡店にはいろいろな種類のフレームがあります。シンプルな黒縁で幅広いシーンで活用することができるタイプ、チェック柄や花柄などのカジュアルで可愛らしいタイプ、べっこう柄のレトロなタイプなどおしゃれなものが揃っています。お気に入りのフレームでオリジナルの老眼鏡を作ると、メガネをかけるのが楽しくなります。
プラスチックフレームは、あたたかい雰囲気がありデザインが豊富で、カジュアルなシーンや普段使いにおすすめです。プラスチックフレームは、丈夫で壊れにくく価格は安めではありますが、劣化しやすいという欠点もあります。
チタンなどの細身のフレームは、繊細なイメージを与えるため、女性に人気のあるデザインです。チタンフレームは弾力性に富んでいて錆びにくいため、フレームの寿命は長いのですが、その分価格は高めです。
初めてメガネに挑戦する場合は、リム(レンズを囲む部分)が細いタイプのデザインを選ぶとよいでしょう。リムが細いタイプのフレームは、主張が強過ぎないため、とても使いやすいフレームです。
テンプル(耳にかける部分)にチェック柄や花柄が入っているデザインも大変おしゃれです。テンプルに柄が入ったものを選んだ時は、フロントはシンプルなカラーのフレームにすると、優しく可愛らしい雰囲気になりワンランク上のおしゃれを楽しむことができます。
カラー
メガネのカラーによって、周囲に与える印象は変わってきます。最近では、メガネのフレーム・レンズともに色々なカラーが揃っています。カラーを選ぶコツは3つあります。
肌の色タイプで選ぶ
人の肌の色は「イエローベース」と「ブルーベース」の2つのタイプに分かれます。ご自分の肌タイプに似合う色を選ぶとお顔に馴染みやすいでしょう。
- イエローベース
手の甲や肘の内側に浮かぶ血管の色が緑の方 - ブルーベース
手の甲や肘の内側に浮かぶ血管の色が青の方
イエローベースの肌タイプの方は、アイボリー・ブラウン系・ピンク系などが似合い、ブルーベースの肌タイプの方は、ホワイト、ラベンダー、ミントグリーン、ロイヤルブルーなどが似合うといわれています。
瞳や髪の色に合わせて選ぶ
瞳や髪に合わせてカラーを選ぶのも良いでしょう。瞳や髪が薄い色の方は、暖色系など優しいものを、濃い色の方は、黒や寒色系などクールな印象を与えるものが似合います。
季節の装いに合わせて選ぶ
季節の装いに合わせてカラーを選ぶと、ファッションに統一感がでます。メガネもファッションの一部と考えてカラーを選ぶことで、季節ごとのおしゃれを楽しむことができるでしょう。
レンズタイプ
老眼鏡用のレンズも様々なタイプから選択できます。お手元専用のレンズの度数を入れるのがスタンダードですが、室内で掛けっぱなしでテレビから手元まで見ることができる度数をいれた室内用Roomタイプのレンズもあります。外出時はメガネは外したいけど、テレワークの時間はメガネが必要な方には室内用Roomタイプもおすすめです。どんな範囲で物が見たいか、眼鏡店で相談し、自分にあったレンズを選びましょう。
おすすめのレンズ
ここでは、おすすめメガネレンズを2タイプご紹介します。
機能カラーレンズ
カラーレンズと言うと、少し抵抗のある方もいるかもしれませんが、最近は色の種類も豊富で濃淡も選べるので、目元のオシャレにこだわる人に人気があります。さらに、短波長光を低減し、コントラストを向上させる機能性の高いカラーレンズもあるのでカラーを付ける際は機能付きのものを検討するのも快適に利用するための選択肢の一つになります
室内用レンズ
室内で使いやすいレンズもあります。手元をワイドに楽に見え、デスクワークの多い方向けのレンズや、リビングルームや会議室など空間を快適に見渡せるレンズなど、用途によって選べます。
気になることがあるなら病院へ
老眼鏡は100均などで格安で手に入れることができます。しかし、格安の老眼鏡は度数があっておらず、眼精疲労などの原因になることもあります。ご自分の度数や生活スタイルにあった老眼鏡を作るためには、眼科を受診して眼鏡処方箋を書いてもらい、眼鏡店で作りましょう。
老眼鏡を選ぶ時は、フィット感・機能性などを考えて選ぶことが大切です。また、長く愛用できるようにファッション性も追求し、おしゃれに楽しく老眼鏡を使えるようにしましょう。