メガネ
最終更新日:2026.07.30

家用メガネを作るメリットとは?選び方のポイントも解説

家用メガネを作るメリットとは?選び方のポイントも解説

目次

仕事やお出かけから自宅に帰ってきて、あなたはまず何をしますか?ほとんどの方は「手洗いとうがいをして…それから普段着に着替えます!」と答えるのではないでしょうか?つまり洋服に関しては、外出用と自宅用を使い分ける必要性をよくご存じだと思います。

ではメガネは外出用と自宅用で使い分けていますか?と聞くとほとんどの方は「いいえ」という答えが返ってくると思います。

実はメガネにも外出用と普段使い用とを使い分けるメリットがたくさんあります。今回は外用メガネと家用メガネを使い分けることのメリットをご紹介します。

家用メガネを作るメリットとは?

家でリラックスしている女性

仕事着や外出着のまま家で過ごさないのはどうしてでしょうか?

外からの汚れを自宅に持ち込みたくないという理由もあるとは思いますが、自宅ではリラックスしたいというのが最大の理由ではないでしょうか。

メガネに関しても実は同じで、自宅で過ごす際には目をリラックスさせるようなメガネに変えることで、目の疲れを軽減することにも繋がります。

家用のメガネのメリットについて解説します。

度数を下げて目の負担を軽減できる

外出中に比べると、自宅では手元や近距離を見る時間が長くなりがちです。特に近年は、スマートフォンを見て過ごす時間が大きく増え、それだけ目も疲れやすくなります。そこで注意したいのが、メガネの度数です。

通常、外出時や運転時に使うメガネは、遠くがはっきり見えるように度数を調整するのが一般的です。ところが、遠方が見えやすいメガネで手元を長時間見続けると、目に負担がかかることがあります。

近くを見る時、目はピントを合わせるために筋肉を使います。遠方が見えやすいメガネで近距離を見続けると、無理にピントを合わせようとする状態が続き、頭痛や目の疲れを招く場合もあります。

また、近年注目されているのが、スマートフォンの長時間使用による「スマホ老眼」です。これは加齢による老眼とは異なり、近くを見続けることで目の筋肉がこり固まり、手元のピント調整がうまくいかなくなる状態です。

こうした目の負担を軽減するためには、メガネの使い分けが重要です。自宅では近距離から中距離が見やすい度数のメガネにすることで、ピント調節にかかる負担をおさえられ、より快適に過ごしやすくなります。

コンタクトレンズを外して目を休められる

外出時に便利なコンタクトレンズも、つけたままにしていると目の乾きや疲れにつながりがちです。コンタクトレンズを使っている方も、家用のメガネを用意しておけば、帰宅後はレンズを外し、目を休ませながら過ごせます。

特に使い捨てタイプの場合、「一度外すと新しいレンズを開けるのがもったいない」と、家の中でも装用を続けてしまいがちです。しかし、長時間の使用は目の負担につながります。家用のメガネがあれば、タイミングを気にすることなく、コンタクトレンズから切り替えられます。

目の負担を軽減するためにも、シーンに合わせて使い分けることがおすすめです。

フレームの重さを気にせず快適に過ごせる

デザイン性を重視したフレームは重くなることもあり、長時間の着用によって耳のつけ根や鼻、こめかみなどに負担がかかることがあります。

しかし、家用メガネとしての購入であれば、見た目よりも軽さやフィット感を優先しやすくなります。
そのため、一日中かけていても快適に過ごせるフレームを選ぶことをおすすめいたします。

外用メガネの汚れや傷を防げる

メガネのレンズを拭いているイメージ

自宅に帰ると、家事や育児など手が汚れてしまう場面が多くあります。料理を作っている時には、油や調味料などがメガネについてしまうことも多く、そのまま放置してしまうとレンズやフレームが汚れてしまう原因にもなります。

寝ながらスマホを見たりすることもついついやってしまいがちですが、それら普段の行動が、メガネのレンズに汚れがついたり、フレームが曲がってしまう原因にもなります。

仕事や外出時に使っているメガネを自宅でも使用すると、メンテナンスをしていない場合は汚れなどがついて見えにくくなる可能性があります。また、フレームが歪んでしまいメガネの見え方が最適でなくなるケースや、メガネがずれやすくなり、かけ心地が悪くなることも考えられます。家用のメガネと外用のメガネを使い分けることで、外出時の快適なメガネ環境を維持できます。

オン・オフを切り替えやすくなる

メガネを外出用と自宅用に分けると、気持ちのオンとオフを切り替えるきっかけにもなります。外出先から帰ったら部屋着に着替えるように、メガネも家用にかけ替えることで、自然と気持ちを切り替えやすくなります。

特に在宅ワークの方は、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちです。メガネをかけ替える習慣を取り入れれば、仕事モードからリラックスモードへと気持ちを切り替えやすくなり、一日の中でメリハリをつけられるでしょう。

非常時用の予備のメガネになる

メガネケースに保管されたメガネ

外用のメガネが壊れてしまったり、紛失してしまった場合あなたはどうしますか?
メガネを一つしか持っていなかったら、とても困った状況になりますよね。

メガネはレンズの度数などが人それぞれ違うため、スーパーで野菜を購入するようにすぐに購入できない場合があります。レンズの在庫がない時はメガネが出来上がるまで数日かかることも多く、その間の生活がとても不便になります。

そのため非常用の予備メガネとして、外用メガネ、家用メガネと使いたい場所や見たい距離にあわせて何個か持っていると安心です。

家用メガネの選び方と
注目ポイント

ではどんなことに気をつけて家用メガネを選べばよいのでしょうか?
それぞれのポイントごとにご説明していきます。

1.軽くて丈夫なメガネを選ぶ

軽くて上部なメガネイメージ

人の目に触れることが多い外用のメガネは、デザインやブランドなどにこだわりをもって作られている方も多いと思います。しかし、家で使うメガネに関しては見た目よりも機能性を重視することが大切です。

デザイン重視のメガネはどうしても重たくなってしまいます。メガネが重たいと、目頭やこめかみなどに負担をかけてしまい、ストレスを感じる原因になります。長時間装用していても疲れない軽いもので、フレームも多少の衝撃や圧力に耐えられる丈夫なものがよいでしょう。

2.中〜近距離が見やすい度数のレンズを選ぶ

家の中で普段どんな生活をしているか思い出してみてください。テレビを見ることが多ければ、ソファーからテレビまでは何メートル離れていますか?家の中であれば遠くがよく見える必要はほとんどなく、多くの方は2~3メートルほどの圏内で生活されているのではないでしょうか?

スマホやパソコンなど手元や近距離を見ることも多いと思います。自宅で近距離作業が多い方は手元専用メガネがおすすめですが、場合によっては中近両用メガネなどその方の年齢や生活環境にあわせたメガネを使うことで目の疲れを防ぐことが可能です。

3.汚れにくいレンズを選ぶ

料理や洗濯、掃除などの作業を行なう自宅生活において、メガネは汚れがつきにくいものがおすすめです。特に見え方に関わるレンズの部分は、汚れ防止コーティングや撥水加工のものなど汚れがついても落としやすいものがよいでしょう。また、最近では汚れ防止機能に加えて、抗菌機能のついたメガネレンズのコートもあります。衛生面でも気になる方は抗菌コート付のレンズの選択もよいでしょう。

厚生労働省の新型コロナウイルス感染経路に関する資料によると、人は無意識の内に1時間に平均23回も顔を触っているようです。また、目、鼻、口に触るケースが全体の44%を占めているというデータからも、それらの粘膜に触れた手でついついメガネに触っていることも考えられます。自宅でのメガネ生活はメガネが汚れたり、衛生面のことも考慮してレンズを選びましょう。

4.ブルーライトカットのメガネを選ぶ

ブルーライトカットのメガネイメージ

ブルーライトとは波長が380~500nmの青や紫色の光で、目で見える可視光線の中で最も波長が短く、目の奥に届きやすいのが特徴です。パソコンやスマホ画面、テレビから発せられます。

パソコンやスマホやテレビ画面を見て、眩しさを感じる方はブルーライトカットメガネで眩しさ対策をするとよいでしょう。

テレワークをする方は
顔が映えるメガネを選ぼう

テレワークをしている女性

オンライン会議やテレワークが急速に普及し、それと同時にオンライン会議やテレワークに適した様々なメガネが各メーカーから発売されています。

自宅にいながら仕事や会議ができることは非常に便利ですが、オンライン会議のためだけにコンタクトレンズをつけたりメイクをしたりするのは面倒だと思う方も多いでしょう。

そこで検討したいのが、オンライン映えするメガネです。引き締まったフェイスラインに見せたい時は大きな枠のフレームが向いています。メガネの存在感が強いため、小顔効果が期待できます。また、目元まわりに視線がいきにくいため、クマや目元の疲れなどをカバーしてくれます。

カラーレンズを取り入れるのもおすすめです。ごく薄いブラウンやピンク系を入れると、レンズを通した肌がほんのり色づいて見えるため、メイクをしていなくても血色よく映ります。

さらに、フレームの色味でも印象が変わります。日本人の肌になじみやすいのはゴールドのメタルフレームで、肌のくすみをやわらげてくれます。透明感のあるクリアフレームも肌なじみがよく、顔全体を明るい印象に見せてくれるでしょう。

一方、メガネを選ぶ上で見落としがちなのが、レンズの反射です。レンズが光を反射すると、相手側の画面にはレンズが白く光って映り、目線が見えづらくなることがあります。低反射コーティングのレンズを選べば、こうした映り込みをおさえられます。

オンラインで映える自分に近づくため、お悩みポイントにあった家用メガネをぜひ見つけてみてください。

家用のおしゃれなメガネの
おすすめ3選

家用といってもデザインや形にはやっぱりこだわりたい!という方に、機能的かつおしゃれな家用メガネをご紹介します。

ボストン型

ボストン型のメガネフレーム

男女問わずかけることができる上に、飽きのこないシンプルなデザインです。レンズの面積が大きめで視野が広く感じるので、中近両用など累進メガネにはぴったりです。フレームの色を黒縁タイプにすることでオンライン会議などでの小顔効果が高まります。

ボストンメガネについては、「ボストンメガネの魅力とは?似合う人や顔型は?ウェリントンとの違いも解説」の記事も参考にしてください。

フレームレス型

フレームレス型メガネフレーム

フレームがないので非常に軽くメガネフレームの重みをほとんど感じません。かけているのかかけていないのかわからないほどの軽さはメガネのストレスから解放してくれます。オンライン会議でも、違和感なく顔になじみます。

メタルフレーム型

メタルフレーム型メガネフレーム

他のものに比べて若干重さを感じるかもしれませんが、メタルの光るフレームが顔色をよく見せてくれるだけでなく、上品な印象も与えます。オンラインでも、光が反射したフレームに目がいくので、目の周りのクマなど目立たず、自然にカバーしてくれます。

家用メガネに関するよくある質問

家用メガネがあると、目をリラックスさせながら快適に過ごせます。しかし、はじめて作る際は、外出用メガネとの違いや選び方に迷うこともあるでしょう。ここでは、家用メガネに関するよくある質問にまとめてお答えします。

Q.家用メガネの度数は絶対に下げるべき?

いいえ、絶対に下げなければいけないわけではありません。確かに家用メガネの度数は、外出用よりやや弱めることで、手元や中距離が見やすくなり、目の負担を軽減しやすくなります。

ただし、普段使っている外出用メガネとの差が大きすぎると、違和感を覚えてかえって使いにくくなることもあります。

大切なのは、自宅の過ごし方や見る範囲・距離に合わせて調整することです。スマートフォンや読書、家事などの近距離の場合と、テレビなどの中距離が多い場合など、生活スタイルに合わせて調整します。

遠近両用メガネをお使いの方であれば、室内向けに設計された「中近レンズ」で家用メガネをつくり、帰宅後かけかえるという方法もあります。中近レンズは手元から室内の中距離までを自然に見渡せるように設計されているため、家の中での作業やくつろぎの時間に向いています。

家用メガネを選ぶときは、自己判断せず、眼科や眼鏡店で相談しながら決めると安心です。度数だけでなく、レンズの設計まで含めて、自分の暮らしに合った一本を一緒に選んでもらいましょう。

Q.家用メガネをブルーライトカットにしたほうが良い人は?

自宅でスマートフォンやパソコン、ゲーム機を使う時間が長い人には、家用メガネをブルーライトカットにするのはおすすめです。

ブルーライトを長時間浴びると、ドライアイや目の疲れを引き起こす原因になる場合があります。また、夜間に大量に浴びると睡眠の質の低下につながることも指摘されています。

テレワークなどでパソコンを長時間使う人や、スマホで動画視聴やゲームを楽しむ時間が長い人は、家用メガネでブルーライト対策を取り入れると良いでしょう。夜に画面を見ることが多い人にもおすすめです。

Q.家用メガネのおすすめの保管方法は?

家の中のみの使用でも通常のメガネと同じように、汚れやほこりなどは優しく拭き取った後、メガネケースへの保管が基本です。

その他、定位置を決められるメガネスタンドの活用がおすすめです。メガネは、外出前やお風呂に入る前など、外した時についその辺に置いてしまいがちです。視力が低い人にとっては、見えない状態でメガネを探すのは負担になります。

そこで、使った後はレンズを拭き、メガネスタンドの定位置に戻す習慣をつけると便利です。探す手間が省けるうえ、うっかり落としたり踏んだりして壊すリスクも減らせます。毎日のことだからこそ、置き場所を決めて丁寧に扱いましょう。

まとめ

外用メガネと家用メガネを使い分けることはメリットがたくさんあります。
見た目や機能性の面だけでなく、目への負担を減らすことにも繋がります。

現代のようなデジタル社会では昔と違って遠くがはっきり見えるよりも手元が楽に見える方がメリットが多いといえるかもしれません。メガネは使う場所と見る距離によってその状況に合うメガネを使い分けることが大切です。

ちょっとした工夫で、大切な目を守りながら疲れ目を予防し、快適なメガネライフを過ごしましょう。

執筆者プロフィール

原 りえ

アイケアアドバイザー協会®代表 アイケアリスト


保有資格

視能訓練士

視能訓練士の資格を持ち、目にお悩みをお持ちの方へ「五感」の大切さについてお伝えするアイケアアドバイザー協会®代表。
見た目にはわかりにくいために、なかなか人に理解してもらえない目の症状。視覚の専門家がお悩みを詳しくお聴きし、その方にあった目のケア方法や身体と気持ちの整え方をお伝え。
「カラーセラピー」を取り入れた「カラーアイケア」というオリジナルメソッドと、「上手な眼科のかかり方講座」「小学生にもわかる目のはなし講座」なども行う。

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