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たれ目もつり目もどちらも魅力的な目の形です。しかし与える印象が違うため、どちらか自分にないものにあこがれるということもありますよね。見た目の印象を変えたいという方は多いのではないでしょうか。今回はつり目の特徴と、相手に与えるイメージ、印象を変えるメイクテクニック、メガネの選び方などを解説します。
たれ目とつり目の違いとは?
たれ目は目頭から目尻を一直線で結んだ時、目尻が下がった目の形を指します。逆につり目は、目尻が上がっている目の形です。それぞれに特徴や与えるイメージが違うため、次の項目で詳しく見ていきます。
つり目の特徴・与えるイメージ
つり目は、目頭から目尻を一直線で結んだ時に、目尻側が上がっているのが特徴です。目尻にかけて縦幅が狭くつり上がると、すっきりとした涼し気な目元がアジアンビューティーを彷彿させ、魅力的に映ります。たれ目の幼く可愛いらしい印象とは対照的で、大人っぽくクールで知的な女性、美人顔というイメージを持つ方が多いかもしれません。メイク映えするため、女性らしいセクシーさを醸し出せるのもつり目の特徴の一つです。
その反面、クールな見た目は「性格がきつそう」「話しかけにくい」といった、近寄りがたいイメージを与えてしまうことがあります。メイクなども思い切ってかっこいい印象に振り切るのも手ですが、優しさや親近感を与えるようアイメイクを工夫したり、笑顔を絶やさないようにするのもおすすめです。
たれ目やつり目の原因は何?
たれ目、つり目になる原因は遺伝的要因が大部分を占めます。それ以外にも筋肉の使い方や加齢に伴う見た目の変化があげられます。
1:遺伝的要因
目に限ったことではないですが、外見は両親から受け継がれます。両親の内どちらかがたれ目なら子供もたれ目、親がつり目なら子供もつり目、という場合が多いでしょう。
2:筋肉のつき方
筋肉の発達の仕方もたれ目やつり目に影響を与える要因の一つです。目の周りにはまぶたを持ち上げる上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)や、目の周りを囲むようについている眼輪筋(がんりんきん)などがあります。眼輪筋が発達すると、涙袋が出やすいといわれ、たれ目に近くなる傾向があります。
また、眉間あたりに力が入りやすく目頭が下がるように筋肉が発達すると、怒っているような表情に近づき、つり目になりやすくなります。普段のちょっとした表情が継続的に刻まれていくことで、目の印象が大きく変わってしまうこともあります。
3:加齢
目の周りの皮膚は、頬やあごの皮膚よりもかなり薄くデリケートなため、加齢によるサインが出やすいパーツです。年齢とともに徐々にハリが失われ、目元も下がっていきます。若い頃はつり目がちでも、年齢とともにハリが失われ、まぶたがかぶるように目尻が下るとたれ目になります。
肌のハリを保つには、肌の奥、真皮層を構成しているコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が重要です。20代前半をピークに、40代では半分にまで減るといわれています。早めのエイジングケアで対策していくことが重要です。
つり目さんにおすすめの
メイク方法を紹介
つり目の方は、アイメイクや眉毛の描き方などで印象を変えることができます。あえてつり目を強調するメイクもおすすめです。トレンドにもなっている韓国風メイクや中国風メイクは、実はつり目の持つ魅力とマッチします。
韓国風メイクで今っぽい目元に
韓国アイドルのように目尻を太めにつり上げたアイラインを引いてみてください。
アイシャドウはオレンジやピンクといった暖色系を使用します。ただしアイラインを強調させるように、色味は控えめに塗ると良いでしょう。下まぶたに涙袋ラインを引いたり、ラメをのせて強調し、まつ毛に束感を出すことで、さらに今っぽい目元になります。
中国風メイクでかっこよくセクシーなアイメイク
韓国メイクの派生といわれる中国風「ワンホンメイク」も、つり目さんにぴったりなアイメイクです。韓国風がナチュラルで可愛い印象なのに対し、中国風はかっこよくてセクシーな印象です。アイラインは長めにつり上げて強調させます。アイシャドウは赤系で囲むように下まぶたまで、涙袋もコンシーラーなどで仕込み、上下まつ毛はしっかりマスカラをつけ、長さを出しましょう。
眉毛の描き方
つり目の方におすすめなのは「やや角度のある平行アーチ眉」です。優しい印象にしたいがために眉を下げてしまうと、バランスが崩れて不自然になってしまいます。角度は下げすぎない平行で、眉山まではストレート、眉山から眉尻まではゆるいカーブをつけたアーチ型にすることで、自然で柔らかい印象をプラスできます。
アイブロウペンシルで細くアウトラインを引くときれいに形がとれて簡単に描けます。眉毛を変えるだけで目元の印象は柔らかくなり、ふんわり感が出ます。
つり目さんにおすすめのメガネ
つり目の方はメガネを選ぶ際、メガネ上部の角度がゆるやかで丸みのあるものがおすすめです。つり目のクールな雰囲気を和らげてバランスが取れるでしょう。
1:フレームの色・カラー
つり目の人は、シルバー、薄いピンク、水色など薄いカラーを選ぶと、優しい印象を与えます。濃い色のフレームはつり目のクールな雰囲気を強調してしまう可能性があるため、試しがけしながら色味を確認してみましょう。
ただし、フレームの色は、目の形よりも、瞳の色や肌や髪の色と合わせて選ぶ方がよりしっくりくる場合があります。フレームはパーソナルカラー診断を基に判断するのもおすすめです。自分に似合う色を知っていれば、メイクやファッションにも活かせます。
2:フレームのライン
フレームは大きく丸と四角に分けられますが、つり目の方には丸い形が良いでしょう。印象を柔らかく見せてくれるため、全体的に優しい印象を与える効果が期待できます。ラウンド、オーバル、ボストンなどがおすすめです。
好みによりますが、スクエア型は角張った形が硬さを印象付けてしまうため、きつく見えることがあります。
3:フレーム・レンズの形状
メガネフレームは大きく分けて、フルリム(レンズ全体を囲んでいるタイプ)、ハーフリムまたはナイロール(レンズの上半分だけを囲んでいるタイプ)、アンダーリム(レンズの下部分にだけフレームがあるタイプ)、ツーポイント(縁なし)があります。
ハーフリム(ナイロール)はシャープな印象を与えるため、つり目のきつい印象を強調する可能性があります。フレームのラインにもよるので、試着して印象をチェックしましょう。
アンダーリムは上に枠がないので、表情を柔らかくする効果が期待でき、つり目の印象と調和しやすいです。
ツーポイントはシャープで、大人っぽい印象になります。縁がない分、そこまで印象を大きく変えるわけではないため、つり目の人も扱いやすいでしょう。
フルリムはフレームにもよりますが、ハーフリムよりもフレーム部分が多いため、顔の印象が変わりやすくなります。ご自身のつり目具合と、どんな印象を与えたいかで、フレームを選ぶと良いでしょう。
フレームやレンズの形状は目の形よりも、顔の形で選ぶ方がしっくりくることがあります。顔型でフレームを選びたい方は以下のコラムも参考にしてください。
たれ目さんが
つり目になる方法を紹介
たれ目の人は、眉毛の描き方を工夫したりメガネを使えばファッションのように一瞬でイメージを変えることができます。またコツコツとエイジングケアを続けることでたれ目の印象も防げます。日々の努力の積み重ねで少しずつ印象を変えていきましょう。たれ目の人が目の印象を変える方法をいくつかご紹介します。
1:メイクでつり目になる方法
一番簡単にイメージを変えたいならメイクの力を借りましょう。アイメイクと同じくらい顔の印象を変えるのに効果的なのが「眉毛」です。以下でご紹介する眉の描き方を覚えておくと、一瞬でイメチェンが叶います。
たれ目で眉毛も下がってしまうと、困った表情をしている印象になります。だからといって角度をつけすぎて目と眉毛の間が広がりすぎてもバランスが悪くなってしまいます。おすすめは「やや眉山を意識した並行眉」です。眉下のアウトラインを、真っ直ぐより気持ち角度を上げてとります。眉山は黒目のふちよりも外側の位置、眉尻は小鼻、目尻を通るラインです。
眉毛が引き上がることによって、顔全体が引き上がり、はつらつと意志のある表情になります。
2:セルフケアでつり目になる方法
まぶたのハリがなくなることでたれ目になる場合もあります。先ほども記載したように、目元の皮膚はとても薄くデリケートです。普段の洗顔やスキンケアの時にゴシゴシ強く刺激を与え続けると、ハリや弾力の低下につながります。
早い段階から目元に変化を生み出すエイジングケアを取り入れると同時に、刺激を与えすぎないよう普段の作法も見直していきましょう。
3:その他のつり目になる方法
メガネをかけると一気におしゃれな雰囲気になります。たれ目の方におすすめのメガネは目尻側にやや角度のあるフレームです。フレームが上に上がっていると、目尻が上がって見える効果があるため、程よくバランスがとれてたれ目をカバーする効果が期待できます。
たれ目さん向けのアイメイク、つり目さんがたれ目になるためのアイメイクについてはこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
今回はたれ目とつり目の特徴と与えるイメージの違いについてご紹介しました。工夫次第でなりたい印象になることは可能です。つり目、たれ目それぞれに与えるイメージがあり、うまくカバーしていくことでコンプレックスの解消につながります。しかし、元々持つあなた自身の唯一無二な魅力に気づき、最大限に活かすのも良いのではないでしょうか。参考にしていただけたら幸いです。