メガネ
最終更新日:2024.12.04

メガネの相場はどれくらい?値段が変動する理由を解説

眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

メガネの相場はどれくらい?値段が変動する理由を解説

目次

昔と比べると安いメガネが多くなったものの、いざメガネを買おうとした際にどれくらいの予算を考えればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。メガネは一見どれも同じに見えますが、実は違いがあり、それに伴い価格も異なります。

本記事では、メガネの相場や価格の差の理由、価格帯ごとのメリットについてご紹介します。自分の目的にはどの価格帯のメガネが合っているのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

メガネの相場はどれくらい?

全国のメガネ一式における平均価格は、総務省統計局 小売物価統計調査(2024年5月)によると28,220円です。メガネは、高価なものからお手頃な価格のものまで幅があるので、購入時は一つの目安にすると良いでしょう。

遠近両用メガネの相場

遠近両用メガネの相場は、約40,000円が目安になります。ただし、遠近両用メガネは遠くを見る専用のメガネに比べ、値段の幅が大きいのが特徴です。数十万円を超える高価格なメガネから、1万円台のお手頃価格なメガネまで幅広くあります。

メガネの相場が店舗によって
変動する理由

一見メガネはどれも同じように見え、どこでどのようなメガネを買っても同じだと思う方は多いかもしれません。しかし、実際には店舗によって異なります。メガネの値段差には、主に3つの要因があります。

  • メガネフレームの種類
  • レンズの種類
  • スタッフの技術力

詳しく見ていきましょう。

メガネフレームの種類

様々な形のメガネフレーム

メガネフレームは、素材やメーカー、ブランドにより価格が異なります。素材としては、合成樹脂であるセルロイドなら安価で、天然素材のアセテートやべっこうは高価です。

また、販売店ごとにオリジナルフレームがある場合が多く、素材から製造に至るまでの様々な要因でブランドフレームより安価で販売されています。ほかにも、有名ブランドやデザイナーとのコラボ商品、製造技術が求められるフレームも高価な傾向があります。

レンズの種類

様々なレンズの種類

レンズの種類は、素材や設計、傷防止などのコーティング、カラーなど機能の有無などによって変わります。素材は厚みを薄くするなどに影響し、設計は単焦点レンズ、遠近両用などの累進屈折力レンズでも異なります。
レンズを通して自然に見えるように設計も進化しているため、ご自身の度数や欲しいレンズタイプ種類によって眼鏡店でしっかり相談して最適なレンズを選ぶと良いでしょう。

スタッフの技術力

メガネのレンズの度数を調整するスタッフ

メガネは同じフレームとレンズでも、スタッフの技術により見え方やかけ心地が変わるのが特徴の一つです。スタッフは視力測定や目と目の距離、黒目の位置、頭の形に合わせたフィッティングを施します。その情報を基に、専用の機械でメガネフレームに合うようレンズを加工し、枠にはめ込み完成に至るのです。
こうしたいくつもの過程は、販売店やスタッフごとに技術力が異なり、料金に反映されるケースがあります。

しかし最近は、加工料や手数料が上乗せされることは少なく、フレームとレンズの料金だけでメガネを作れることが多いです。

メガネは価格によって
メリットがある?

メガネは価格差が大きく、どのメガネを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。そこで、高価格なメガネとお手頃価格のメガネのメリットをまとめました。メリットが分かれば、自分の目的に合ったメガネを選べます。ぜひ参考にしてください。

高価格なメガネのメリット

高価格なメガネのメリットは、主に以下の4つです。

  • レンズを通して自然な見え方が得られる
  • デザイン性が高い
  • 耐久性に優れたフレームが多い
  • 軽さを重視したフレームがある

レンズの設計や度数によっては、見え方に歪みが生じ違和感を感じる場合があります。高価なレンズは単焦点、遠近両用など累進レンズともにレンズを通して自然な見え方が得られるよう設計が工夫されているため、快適な見え方を得られることが多いです。

また、度数の強いレンズが必要な方は、薄型レンズを選ぶことで目が小さく見えたりフェイスラインが崩れて見えたりするのをおさえられます。

フレームに関しては、デザイン性が高くおしゃれなフレームが多くあります。フレームの素材や構造にこだわっているメガネも多く、耐久性に優れ長く楽しめるメガネが多いのが特徴です。素材や構造によっては軽さを追求したメガネもあり、耳や鼻が痛くなりにくくストレスが少ないものもあります。

高価格なメガネなら1本を長く愛用でき、使用感においても高い満足感を得られる可能性が高いです。

お手頃価格なメガネのメリット

メガネケースに入った予備のメガネ

お手頃価格なメガネのメリットは、以下の3つです。

  • 気軽に試せる
  • 予備メガネとしての所有に向いている
  • 買い替えの頻度が高い方に向いている

お手頃価格なメガネフレームなら、流行のデザインを気軽に試しやすいのがメリットです。また、運転時だけなどメガネが必要な場面が限られる方も、気負わず購入できるのが魅力でしょう。

さらに、災害用として予備のメガネが必要な場合にも利用しやすいです。ほかにも、小さな子供がいる家庭でメガネをよく壊されてしまう、度数が頻繁に変わってしまうなど、買い替えサイクルが早い方にもお手頃価格なメガネは向いています。

まとめ

今回は、メガネの相場と価格差の理由についてご紹介しました。全国のメガネ一式における平均価格は、総務省統計局 小売物価統計調査(2024年5月)によると28,220円です。メガネの価格差は、フレームやレンズの種類、スタッフの技術力によって異なります。高価格なメガネとお手頃なメガネのメリットが分かったことで、自分にはどのようなメガネが良いか選びやすくなるのではないでしょうか。

目的に合わせてメガネを複数所有し使い分けがうまくできると、生活の満足度も上がるでしょう。自分ではどう使い分ければいいかイメージがつかなければ、眼鏡店で相談に乗ってもらえます。

メガネは顔の一部とも言えます。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの一本を見つけてください。

参考文献

出典:「全国での眼鏡1式の値段は?」小売物価統計調査による価格推移|日本の物価

https://www.jpmarket-conditions.com/6121/
眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

目に関するの様々な悩みについての情報や解決策を発信しています。あなたの「見る」ことに対しての不安や疑問の解決のお手伝いをさせていただきます。

おすすめコラムRECOMMENDED COLUMN

人気コラムランキングRANKING

その他メガネコラムOTHER COLUMN

目次を
見る
閉じる