
この記事の執筆者
眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

目次
顔の大きさに悩む女性の中には、メガネをかけることで顔の輪郭が強調されて似合わないと感じる方も多いかもしれません。しかし、メガネ選びを工夫することで小顔効果を得て、すっきりした印象に変えることも可能です。
ポイントは、自分の顔型を理解し、それに合ったデザインを選ぶことが大切です。この記事では顔の大きさが気になる方に向けて、小顔効果が期待できるメガネの選び方について詳しく解説します。顔の大きさを気にせず似合うメガネをかけたい人は、ぜひ参考にしてください。
顔が大きい女性に
似合うメガネフレーム
顔が大きいと悩んでいる方でも、メガネの選び方によって小顔効果が期待できます。ここでは、顔が大きいと気にする女性に似合うフレームの形をご紹介します。
1 : ウェリントン型フレーム

ウェリントン型は、逆台形に近いシルエットが特徴のフレームです。上下の幅が広く、しっかりとしたラインを持つデザインのため、顔の輪郭にメリハリを与え、全体の印象を引き締める効果が期待できます。特に顔の横幅が気になる方に適しています。
2 : スクエア型フレーム
スクエアタイプは、横長の直線が際立つシルエットが特徴です。形状にバリエーションがあり、角ばったタイプからやや丸みのあるものまで選択肢が豊富です。シャープで洗練された印象を与えるため、ビジネスシーンにも馴染みやすく、顔周りを引き締めたい方に適しています。
3 : ボストン型フレーム

レンズ部分が逆三角形型で、すべての角が丸みのあるボストン型フレームも、顔の大きさが気になる女性におすすめです。レンズの縦横比が1:1のバランスが保たれており、ウェリントン型と同様にレンズが大きめのメガネです。メガネの存在感が大きく、顔の大きさが気になりにくいというメリットがあります。
4 : ブロー型フレーム

ブロー型フレームは、上部のリムが眉のように太くデザインされており、目元にアクセントを与えるタイプのメガネです。男性に人気のデザインですが、近年は女性にも取り入れやすいスタイリッシュなモデルが増えています。縦に長さのあるレンズが顔の長さを視覚的に分散し、バランスを整える効果があります。
大きい顔に似合うメガネを
選ぶ方法
メガネは、選ぶデザインによって顔の印象を大きく変えることができます。特に顔の大きさが気になる方にとっては、フレーム選びが見た目のバランスを整える重要なポイントとなります。ここでは、大きめの顔立ちに調和しやすく、小顔効果も期待できるメガネの選び方についてご紹介します。
フレームの大きいメガネを選ぶ
顔の大きさを自然にカバーしたい場合は、フレーム自体がやや大きめのデザインを選ぶのがおすすめです。フレームが大きいことで、顔の大きさをやわらげ小顔効果が期待できます。メガネ自体のインパクトも強くなるため、顔の大きさを目立ちにくくする効果もあります。
濃い色・太めのフレームを選ぶ
顔の印象を引き締め、小顔効果を期待するなら、濃い色のフレームを選択することも一つの手段です。黒や紺といった、メリハリのある色がおすすめです。また、太めのフレームを選ぶことでアクセントになり、顔まわりをすっきりと見せることができます。
男性用ブランドのメガネを使用する
一般的に、男性向けのフレームは女性向けよりもサイズが大きめに設計されています。そのため、顔の大きさに合ったサイズを見つけやすく、フィット感のあるメガネが選べます。「女性用ではやや小さく感じる」という方は、メンズブランドのラインナップも視野に入れると良いでしょう。
フレームの上部と眉毛の位置に注意する
顔を小さく見せたい時は、眉毛とフレーム上部の位置関係もポイントになります。メガネの上部ラインが眉の形と自然に重なるか、わずかに下にくる程度が理想的です。フレームと眉毛の位置を意識するだけで、目鼻立ちがしっかり強調され、顔の大きさがやわらぎます。
瞳とレンズの位置に注意する
メガネをかけた時、瞳がレンズの中心よりも「内側に約5mm・上に約5mm」の範囲に位置すると、バランス良く見えるとされています。瞳がフレームの中心から大きく外れてしまうと、顔全体の印象に違和感を与えてしまう可能性があります。正面から鏡で確認し、目とレンズの位置関係をチェックすることが大切です。
自分の顔型を知ろう

顔の大きさに関する悩みを解消しメガネを選ぶには、顔型を知ることがとても重要です。顔型によって似合うフレームの形状やバランスは異なります。
また、顔が大きいと言っても、人によって顔型はそれぞれ異なります。輪郭や上下の幅・長さによって、同じデザインのメガネでも印象は変わるでしょう。ここでは、代表的な4つの顔型の特徴を整理し、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
丸顔型
丸顔型は、顔の幅と長さがほぼ同じで、頬がふっくらとしているのが特徴です。輪郭に角がなく、柔らかい印象を与えるため、親しみやすい印象をもたれることが多いでしょう。年齢より若く見られる場合もあり、幼く見えることにコンプレックスを感じることもあります。
逆三角形型
逆三角形型は、額や頬骨の幅が広く、あごにかけてシャープに細くなる形状が特徴です。耳下からあごにかけて直線的に細くなり、顔の下部分が印象的です。知的で落ち着いた印象を持たれることが多い一方で、クールで意思の強い印象に見られやすいため、メガネで優しい印象を演出したいと考える方も少なくありません。
ベース型
ベース型は、額・頬・あごの幅がほぼ均等で、輪郭に角があり、フェイスラインが直線的に見えるのが特徴です。輪郭がふっくらしており、あごは短めで全体としてはしっかりとした骨格の印象があり、キリッとした端正な雰囲気を与えます。
女性の場合は、顔が濃いことを気にして、女性らしい柔らかさが欲しいと考える方もいるようです。
面長型
面長型は、顔の縦の長さが特徴的で、額や頬、あごのラインがすっきりと細めのシルエットです。額は少し広く、あごはやや長めに見える傾向があります。ほっそりとした見た目から、大人っぽく落ち着きのある雰囲気を感じます。日本人には一番多い顔型だといわれていますが、一方でのっぺり間延びして見えると感じる方もいます。
顔型別おすすめフレーム
メガネのフレームは、主に6種類あります。その中でも、顔が大きいと感じる方におすすめのフレームを顔型別に分けてまとめました。自分の顔型に合ったメガネを見つける際の参考にしてみてください。
丸顔型におすすめのフレーム

丸顔型におすすめのフレームは「スクエア」です。直線的なラインが特徴のスクエアフレームは、顔の輪郭を引き締め、シャープで知的な印象を演出する効果が期待できます。
逆三角形型におすすめのフレーム

逆三角形型におすすめのフレームは「ボストン」です。程よく丸みのあるボストンタイプは、あごのシャープさを緩和し、全体のバランスを整え柔らかい印象にしてくれます。
ベース型におすすめのフレーム

ベース型におすすめのフレームは「オーバル」と「ハーフリム」です。骨格がしっかりとした印象を持つベース型には、曲線が際立つオーバル型や、リム(縁)の一部がないハーフリムタイプが効果的です。柔らかく親しみやすい印象を与えてくれます。
面長型におすすめのフレーム

面長型におすすめのフレームは「ウェリントン」です。フレームに高さがあることで、顔の縦の長さを視覚的にカバーし、全体のバランスを整える効果があります。面長型の、縦長のシルエットを緩和できます。
顔の大きさをカバーするには?
顔の大きさが気になる方にとって、メガネで印象を変えるのはおすすめの方法です。フレーム選びの際にいくつかのポイントを押さえるだけで、顔全体の印象は大きく変化します。ここでは、顔の大きさを視覚的にカバーするための具体的な方法を2つご紹介します。
顔の最も幅広い部分にフレームの横幅を合わせる
顔の横幅よりも狭いフレームのメガネを選ぶと、顔の大きさが目立ってしまいます。顔のバランスを整えるには、顔の最も幅が広い箇所にフレームの横幅を合わせるのが効果的です。全体の印象がすっきりと引き締まり、自然な小顔効果が得られます。
また、顔の幅よりも狭いフレームを選んでしまうと、テンプルが顔に食い込んでしまい装着時の不快感につながる場合もあります。かけ心地にも配慮したサイズ選びが大切です。
ブリッジの位置に注意する
メガネのブリッジ(左右のレンズをつなぐ鼻部分)の位置も、顔全体の印象を左右する重要なポイントです。顔型によっても異なりますが、ブリッジが高い位置にあると目元の重心が上がり、顔の縦の長さが強調されてしまうことがあります。
顔の大きさが気になる場合は、ブリッジがやや低めの位置にあるフレームを選ぶと、顔の中心が下がって見え、全体のバランスが整いやすくなります。特に面長タイプの方には効果的で、視覚的に顔の縦幅を短く見せる工夫としてもおすすめです。
顔が大きい女性に
似合うメガネは様々!
本記事では、顔の大きさに悩む女性に向けて、似合うメガネをご紹介しました。顔の大きさをカバーするには、フレームのサイズやシルエット、顔型といった多様な観点から似合うメガネを選択することが大切です。「大きい顔の人にはこれ!」と決まりきったものがあるのではなく、人それぞれ似合うメガネは異なりますよ。顔が大きいと気にする女性でも、似合うメガネはきっと見つかります。ぜひ、ご自身にぴったりのメガネを見つけてください。