メガネ
最終更新日:2024.08.28

定番のウェリントンメガネとは?似合う顔型や似合わない場合の選び方を解説

この記事の執筆者

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター

定番のウェリントンメガネとは?似合う顔型や似合わない場合の選び方を解説

目次

メガネの中でもおしゃれで知的な印象のウェリントンは、クラシックメガネの定番として不動の人気を誇っています。クールなだけでなく優しい印象も併せ持つ絶妙なバランスが魅力です。

メガネを選ぶときに一度は手に取ってみたことがあるという方も多いのではないでしょうか。年齢や性別、シーンを選ばずに活躍するフレームですが、自分の魅力を最大限に引き出すには、顔型に合ったデザインを選ぶことが大切です。

この記事では、ウェリントンメガネの持つ印象や特徴、似合う顔型などについて詳しく解説しています。自分に似合うウェリントンメガネを探している方は、ぜひ参考にしてください。

ウェリントンメガネの
特徴・魅力とは?

ウェリントンメガネ

ウェリントンメガネはフレームの上辺が下辺より長く、台形を逆にしたような形をしています。スクエア型と違い、上下幅が広めでやや丸みのあるのが特徴です。真面目でかっちりした印象がある一方で穏やかな雰囲気を演出してくれます。

年齢や性別に関係なく比較的誰にでも似合う

ウェリントンメガネは年齢や性別に関係なく比較的誰にでも似合う

スクエア型とオーバル型の中間のような形をしているウェリントンは、癖がなく誰にでもかけやすいメガネです。長方形で角のあるスクエア型と違い、ほどよい丸みがあることで顔なじみがよく、年齢や性別を問わず幅広いメガネユーザーから支持されています。

以前より男性からは人気がありますが、オーバル型よりも大きめのフレームで小顔見せに効果的という理由から、女性の愛用者も多いことで知られています。

汎用性が高く着用シーンを選ばない

ウェリントンは着用シーンを選びません。知的で落ち着いた印象は、ビジネスシーンやフォーマルシーンによく合います。かっちりとしながらも柔らかさのある形は、商談といった重要な場面において相手に信頼と安心感を与えます。

一方で、クラシックでおしゃれ感があるデザインは様々なファッションにも合わせやすいため、カジュアルなシーンにもぴったりです。オンオフ問わず、どのような場面でも活躍するフレームだといえるでしょう。

フレームやデザインでなりたい印象に演出できる

1950年代にアメリカで流行したウェリントンは、クラシックメガネの中でももっともポピュラーな存在です。定番的なフレームですが、素材やリムの太さでなりたい印象に演出できるのが魅力だといえます。

メタルやプラスチック、樹脂、コンビネーションなど、素材やデザインが豊富にあるのも特徴です。選択肢が多いため、デザインの異なるタイプを複数持つことで様々な雰囲気に合わせて楽しむこともできます。

ウェリントンメガネは
どんな印象を与える?

ウェリントンメガネをかけると、どのような印象を周りに与えるのでしょうか。ここではウェリントンが持つ代表的な3つの印象について解説します。それぞれの印象に合った素材やデザイン、リムの太さなどについて見ていきましょう。

真面目でインテリジェンスな印象

真面目でインテリジェンスな印象

もともと四角形がベースのウェリントンは真面目で落ち着いた印象を持っていますが、細めのフレームやハーフリムを選ぶとインテリジェンスな印象がさらに強調されます。

ビジネスシーンなどでは、知的で誠実な雰囲気を醸し出すことができるのでおすすめです。また、より落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、ブラウン系や黒系のフレームを選ぶと良いでしょう。

ジャケットスタイル合わせで上品な印象

ジャケットスタイル合わせで上品な印象

ウェリントンは、きちんとしたジャケットスタイルに合わせると上品な印象に仕上がります。男性の場合は一般的なスーツだけでなく、フォーマルな場面でのスリーピースとも相性抜群です。

女性の場合は、フェミニンなジャケットスタイルによく合います。主張が控えめな細いメタルフレームはオフィスでの着用に最適です。飽きがこないデザインが多く、長く愛用できるフレームとしても人気があります。

カジュアルスタイル合わせで柔らかな印象

カジュアルスタイル合わせで柔らかな印象

少し丸みを帯びたウェリントンは、休日やリラックスしたカジュアルスタイルに合わせると穏やかで柔らかい印象を与えます。

デニムやカットソーといった少しくだけた雰囲気のスタイルやきれいめカジュアルまで、柔和でおしゃれに格上げできるのも魅力です。特にプラスチック素材は軽やかでカジュアルな服装にマッチします。プライベートなら、存在感のある少し太めのリムを選んでもOKです。

ウェリントンメガネが
似合う顔型・似合わない顔型

スクエアベースで上下の幅があるウェリントンに似合うのは、面長型や逆三角型、ベース型、卵型です。また似合わない顔型でもデザインが豊富にあるウェリントンは、工夫次第で上手く活用できます。それぞれの顔型とウェリントンとの相性についてご紹介します。

丸顔型の人の場合

丸顔型の人の場合

丸顔型は顔の長さが短く輪郭に丸みがあるのが特徴です。上下幅が広くフルリムで太さを強調するデザインは似合いません。ウェリントンの中でも顔を長く見せるデザインが似合います。ウェリントンの直線的なラインによって、頼りがいのあるしっかりした印象を与えることができるでしょう。

上下幅があまり広くないタイプや縦幅を感じさせないハーフリムがおすすめです。またコンビネーションタイプでレンズの下側が細いメタルになっているデザインも、バランスよくかけることができます。

面長型の人の場合

面長型の人の場合

面長型は顔の長さを抑えてくれるウェリントンがよく似合います。面長型の方は大人っぽく見られがちですが、ウェリントンでは顔の縦のラインが短く見えることで小顔見せに効果的です。顔が引き締まって、若々しい印象を与えることができます。特におすすめは、縦幅が広くリムが太めのフルリムタイプです。

またリムの下側が太いタイプを選ぶと、さらに顔の長さを短く見せる効果を狙えます。反対にハーフリムで下側にフレームがないタイプは、顔の長さが強調されるため避けた方が良いでしょう。

卵型の人の場合

卵型の人の場合

卵型はバランスの整った理想的な顔型なのでメガネを選びません。ウェリントンもよく似合います。シャープで知的な印象を演出したいときには、ウェリントンがおすすめです。

顔型によって不向きなデザインがないため、着用シーンやなりたいイメージに合わせて好きなデザインを選ぶことができます。卵型の方は定番デザインはもちろんのこと、リムが極太のタイプやブローライン、アンダーリムといった少し個性的なデザインまで楽しめるのがメリットです。

逆三角型の人の場合

逆三角型の人の場合

ハチが張っている逆三角型に、ウェリントンはよく似合います。フレームの上辺が長いウェリントンはハチの張りを目立ちにくくするのに効果的です。特に横幅がしっかりあるタイプで、細いメタルやハーフリムを選ぶと知的さがより際立ちます。

顔なじみが良くすっきりとした印象です。女性の場合はキュートなイメージを演出できます。ただし、下側の丸みが強いウェリントンは顎のシャープなラインを強調してしまうため、縦幅が狭く下側の丸みが少ないフレームがおすすめです。

ベース型の人の場合

ベース型の人の場合

ウェリントンはベース型にもっともよく似合います。ベース型はハチやエラに張りがあるのが特徴です。逆台形の形をしたウェリントンは、ハチやエラの張りをカバーします。

もともと直線的で知的なイメージのある顔型ですが、ウェリントンをかけることで優しい印象も加わります。太めのリムだと引き締まって見えるのでおすすめです。反対に柔らかい印象になりたい場合は、細いメタルフレームやベージュ系のセルフレームなどを選ぶと良いでしょう。

それぞれの顔型とウェリントンの相性を解説しましたが、顔型ごとの似合うメガネの選び方について詳しく知りたい方は「メガネの選び方を徹底解説!似合うフレーム選びのポイントを紹介!」の記事も参考にしてください。

ウェリントンメガネが
おすすめな理由

ウェリントンメガネは様々な場面で活躍する万能フレームですが、かけるだけでおしゃれ感を演出できるのも魅力の一つです。

サングラスもおしゃれなものが多い

ウェリントンメガネはサングラスもおしゃれなものが多い

ウェリントンはサングラスのデザインも豊富で、海外や日本の有名ブランドからもおしゃれなデザインが数多く販売されています。

サングラスは夏やレジャーのイメージがありますが、最近では薄いカラーレンズを日常使いとして年中かけている方も少なくありません。知的で落ち着いた印象のウェリントンは、タウンウェアに合わせやすく、メガネをかけるように様々なシーンで活躍します。

また、ベーシックな定番のウェリントン型サングラスは、初心者でもかけやすいのでおすすめです。ウェリントンはレンズの色も豊富にあるため、なりたいイメージに合わせてレンズの色目や濃度を選ぶことができます。

クールな印象になりたいときはブルー系、柔らかい雰囲気になりたいときはピンクやベージュ系が合います。ウェリントンはフレームのデザインやリムの太さなど選択肢が多いので、自分好みのサングラスをオーダーメイド感覚で作れるでしょう。

定番デザインでフレームの種類が豊富

メガネの定番として知られているウェリントンは種類が豊富で、フレームの素材やデザインも多種多様に存在します。

ベーシックなフレームだけでなく、ブローラインやサーモントといったレトロでおしゃれ感のあるコンビネーションフレームなど様々なデザインがそろっているため、選択肢が多いのが特徴です。

例えばツートーンのセルフレームは一見すると難しいように思いますが、ウェリントン型ならブラック×べっ甲やブラック×クリアなど、色の組み合わせを気軽に楽しめるでしょう。

また、ウェリントンは基本的に真面目で知的な印象がありますが、リムの太さやフレームのデザインによっては、個性的でおしゃれな雰囲気を演出できます。

数多くのフレームの中から自分に合った素材やデザインを選べるのも、ウェリントンの人気の理由ではないでしょうか。

まとめ

ウェリントンメガネは、癖がなく誰にでもかけやすいフレームです。汎用性が高く着用シーンを選ばないため、愛用者が多いことで知られています。

定番のデザインなので1本は持っているという方も多いのではないでしょうか。実用性だけでなく、かけるだけでおしゃれのアクセントになるウェリントンは毎日の装いに欠かせません。

今回ご紹介した「似合う顔型」や「なりたい印象」を参考に、一度店頭へ足を運んでみることをおすすめします。フレームの種類が多いので、求めているウェリントンがきっと見つかるでしょう。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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