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シーズンムードを高めてくれる夏小物といえば、サングラスです。夏のお出かけにはなくてはならない存在でしょう。毎年同じサングラスで済ませる人も多いですが、サングラスにも流行があり、顔周りはトレンドが瞬時に出やすいためアップデートが必要です。
眼鏡店で色んなサングラスを試着してみても、自分に似合うサングラスになかなか出会えないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、似合うサングラスの選び方や、トレンドのサングラスをメンズ・レディース別に紹介しますので、是非チェックしてください。
サングラスの選び方のポイント
どんなに流行っているデザインでも、自分の顔にマッチしていないと素敵なサングラスが台無しになってしまいます。流行を問わず知っておきたいのが、自分に似合うサングラスの選び方です。
顔の形や眉の形とフレームのデザインを吟味して、まずは自分に合うサングラスを選ぶようにしましょう。次に、なりたい雰囲気に合わせながらレンズのカラーを選んでいきましょう。
サングラスを試着するときに、どんなポイントをチェックしたらいいのかも解説していきます。
ポイント① 顔の形に合わせる
顔の形は、丸顔型、面長型、卵型、逆三角形型、ベース型の5つに分けられます。丸顔型は全体的に縦より横の比率が高めの顔立ちで、面長型は横よりも縦に長い顔タイプです。逆三角形型は、額が頬より広い顔で、ベース型は頬骨のラインが四角いタイプです。
これらの顔の形に似合うおすすめのサングラスのフレームをいくつかご紹介します。
丸顔型
丸顔は、丸いフェイスから相反するデザインを選ぶのがおすすめです。そうすることで、丸いフェイスラインの顔立ちがセーブされます。
スクエアなどの直線的なラインのものや、クールな雰囲気を醸し出してくれるティアドロップもいいでしょう。少し尖ったデザインも、柔らかな雰囲気のある丸顔だからこそ魅力的に映ることがあります。
面長型
面長顔は、縦の長さが強調されるので、太いフレームのものでほっそりとシャープなフェイスラインとバランスをとるのがおすすめです。
例えば、ウェリントンのように、レンズの幅があるフレームがおすすめです。縦にも横にもサイズ感のあるビッグフレームのタイプが、面長顔にはぴったりです。
卵型
卵型は、オールラウンダーです。柔らかな顔立ちをしているので、直線的なシルエットのスクエアも、ワイドなシルエットのフレームも顔立ちに浮かずバランスよくまとまります。少し攻めたデザインも見事に着こなすことができるのが卵型です。
逆三角形型
逆三角形型は、あご先が尖ったフェイスラインが特徴です。
シャープな印象が強いオーバルは、曲線的なフレームがフェイスラインの印象を和らげてくれます。シャープな輪郭が際立つので、カラーレンズやクリアフレームなど、涼しげなレンズもお似合いです。
逆三角形型は、小顔に見える人が多いので、ワイドフレームでボリュームがあるタイプよりもハーフリムなどで少し強調したデザインが似合います。
ベース型
ベース型は、しっかりとした輪郭をいかせる丸みを帯びたデザインがおすすめです。中でも、逆三角形で下が丸いフレームのボストンがイチオシです。曲線的なデザインが入ったオーバルのフレームもよいでしょう。柔らかさが出せてフェイスラインになじみます。
眉毛の位置とサングラスの横幅をチェック
自分のフェイスラインに似合うフレームを確認できたら、実際に手に取ってサングラスを試着してみましょう。試着の際は、正面とサイドの両方から確認し、以下の2つのポイントをチェックしましょう。
<試着時のチェックポイント>
- 眉毛とフレームのバランスをチェック
- 顔の横幅とフレームの横幅をチェック
なんとなく、しっくりこない…というサングラスは、試着時に眉毛が極端に出ていることが多いです。眉毛にフレームがかかっていると、顔立ちに一体感が生まれ、チグハグ感がなくなります。サングラスのフレームの上部分が眉毛のラインに沿い、眉毛が少し見えるくらいがベストなバランスです。
メガネやサングラスを試着するとき、正面ばかりでなく、サイドもチェックすることを忘れないでください。顔の横幅とフレームの横幅がちょうど同じ長さだとバランスがきれいに見えます。
日本人の骨格に合うクリングスを選ぶ
日本人の顔型は突出した頬骨に特徴があります。メタルのクリングス(鼻当てを支える金具)が使われているものを選ぶと、装着後もサングラスのバランスが崩れることがありません。
日本でサングラスを購入する場合、海外ブランドのメガネやサングラスでも、日本人に合う“アジアンフィット”になっているケースが多いです。海外でサングラスを選ぶと外国人のフェイスラインを基準としているものが販売されているケースがあるため、注意して購入しましょう。
気分やなりたい雰囲気に合わせてカラーを選ぶ
似合う形に加え、今の気分やなりたい雰囲気に合わせてカラーを選んでいきましょう。ベーシックなダークトーンは安心感がありますが、表情が透ける薄いカラーレンズも最近では豊富に種類があるのでおすすめです。
特に、普段使いしやすいのは、好みのカラーを15%ほどのせる薄いトーンのカラーレンズです。15%程度だと「薄く色が入っている」くらいに感じられるので自由なカラーを選びやすくなります。
カラーを選ぶときは、自分自身の肌や髪の色とのバランスが大切です。例えば、髪の色がブラウンなら、イエローやオレンジを選ぶとファッション要素が高くなります。ベージュやブラウンなど髪の毛の色と同じトーンのカラーレンズだと顔なじみがよく見えます。
サングラスの流行の決まり方
サングラスは、日本よりも海外の方がトレンドが早い傾向にあります。
日本人の瞳はダークトーンであることが多く、瞳の色素の薄い外国人よりも光を眩しく感じずにすみます。そのため、サングラスの必要性をさほど感じないかもしれません。さらに、日本では、サングラスをかけると「表情が見えにくい」「人相が悪そう」など海外よりも一般の人が身に着けにくい雰囲気があるようです。
したがって、サングラスに関しては、海外で発信しているコレクションを参考にするのがよいでしょう。ラグジュアリーブランドのコレクションで身に着けているアイウェアを見て、デザインやカラーを参考にしましょう。ランウェイでコーディネートされたスタイルは、着こなしのヒントにもなります。一見奇抜に見えそうですが、サングラスに限らず、これらのスタイルをベースにトレンドが作られているのも事実です。
夏メンズ
サングラスのトレンド
夏のメンズサングラスのトレンドをチェックしてみましょう。マスク生活が続く昨今、マスクを着けてもきつく見えすぎない、薄いカラーのレンズが流行しています。色や形、デザイン別に詳しく解説していきます。
夏メンズサングラスのトレンド:色・効果
最近はマスクを身に着けても不自然になりにくい、目が透き通るくらいの薄いカラーレンズが目立っています。それと相反してディープグレーやブラウンなどダークトーンのカラーレンズもじわじわと注目を集めています。
おすすめ① ライトブルー
涼しげに見せて、洗練された印象に仕上げてくれるのがブルーです。透明感が加わり、装いがフレッシュになります。眩しいくらいキラキラと輝く夏の太陽に似合う、爽やかな雰囲気をアピールできます。また、くすんだ色を中和してくれるブルーは、疲れを感じにくくする効果もあります。
おすすめ② 濃い色(ダークトーン)
サングラスを身に着けると目が見えないほどダークなカラーにも注目が集まっています。スタイリッシュな雰囲気が出せるので、大人の男性におすすめです。開襟シャツなどラフな装いをクールに仕上げるアクセント小物にもなるでしょう。日差しの強いビーチなどには、眩しさを軽減する効果を大きく得ることができます。
おすすめ③ グリーン
シックで都会的な印象が作れるのが、グリーンです。自然な陰影が作れるので、フェイスラインになじむカラーレンズを探している人にもぴったりです。定番のグレーとは一味違った個性も発揮できるのも醍醐味だと言えます。
また、目が疲れにくいので海や山でのアウトドアシーンにぴったりで、リラックス効果も得られます。自然な見え方ができるので、身に着けやすいメリットもあります。
おすすめ④ ベージュ
日本人の肌に似合うのが茶系のカラーレンズです。ベージュは、目が透ける薄いトーンだと少しセクシーな雰囲気になります。オシャレ感度をしっかりアピールすることもできます。
夏メンズサングラスのトレンド:形
近年は身に着ければ瞬時に印象が変わるインパクトのある形が流行しています。
おすすめ① ウェリントン
縦幅が広い逆台形型のフォルムのウェリントンは、メガネやサングラスでよく見かける形の一つです。最近、ビジネスシーンでは、英国調のクラシックがトレンドです。知的かつクラシカルな雰囲気を感じさせるウェリントンは、ビジネスシーンでも身に着けやすい形と言えます。定番のデザインなので、フレームの素材、太さも豊富です。どの輪郭にも似合うので幅広い人におすすめできます。
おすすめ② スクエア
フェイスラインをスッキリ見せてくれるスクエアタイプは、半歩先行くオシャレさんにおすすめです。シャープな印象が作れるので、フェイスラインの丸い丸顔の人にも最適です。身に着ければ、モード感のある顔立ちに仕上げてくれるでしょう。
おすすめ③ ティアドロップ
ティアドロップは、もともとは、パイロットのためにデザインされたフレームです。ヘルメットをかぶっても使いやすいなど実用性も高いのが魅力です。縦に幅があり、アイコニックなフォルムで、身に着ければたちまち個性を発揮できます。カジュアルな装いにもマッチするので休日メインでサングラスをかけてみたい人にもおすすめです。
おすすめ④ サーモント
フレームが上部だけあり下の部分はメタルで形取られたのが、サーモントサングラスです。少しレトロな雰囲気が出せるので、オシャレ感を高めたいときにぴったりです。落ち着いた雰囲気も出せるので、幅広い世代から支持されているトレンドのフォルムと言えます。ビンテージアイテムとの相性も抜群です。
夏メンズサングラスのトレンド:デザイン
定番のサングラスのデザインだけでなく、クリアフレームやフラットタイプなど、近未来的なデザインも注目されているので、チェックしてみましょう。
おすすめ① クリアフレーム
マスクを装着しても、スッキリ見えるクリアフレームの人気が高まっています。薄いトーンのカラーレンズとの相性もよく、軽やかさを演出できるのが魅力です。
おすすめ② フラット
フラットタイプはリム(レンズを囲っている部分)がフラットになっているもので、近未来的なフォルムで注目されています。顔半分を覆ってしまうほどビッグフレームのサングラスや、フェイスシールドのようなカチッとしたテンプルなどキャラクターが際立つアイコニックなフラットタイプのデザインが、新作として続々と登場しています。
おすすめ③ 調光レンズ
室内ではクリアなレンズ、紫外線を浴びるとカラーレンズに変わる新機能の調光レンズも人気ブランドで注目されているトレンドの一つです。室内にいるときは、視界をクリアに確保できるので視野が広がります。通常のメガネと使い分けをしないで済むので使い勝手のいい新しいレンズです。
夏レディース
サングラスのトレンド
マスクをつける機会が多い中、フェイスラインの印象を変えるため、またファッションセンスをアピールするためにサングラスは必要な要素です。さまざまなカラーやフレームがある中で、顔映えを意識したカラーや、自分のフェイスラインにフィットしたサングラスを模索している女性が多いようです。最近はトレンドが一点集中というより多様化しています。
夏レディースサングラスのトレンド:色・効果
夏のレディースサングラスのトレンドとして、目元の表情が見えるライトカラーレンズに注目が集まっています。肌の色をきれいに見せてくれる暖色系の薄いカラーレンズでトーンアップをしてみるのもおすすめです。
おすすめ① ブラウン
肌色、髪の毛の色に近く、カラーレンズの中でも身に着けやすいのがブラウンです。落ち着いた雰囲気なので、幅広い年齢層が挑戦しやすく、さらにさまざまなフレームとの相性もいいので、オシャレと取り入れやすさを両立させたバランスに優れたサングラスを見つけられるでしょう。
おすすめ② ピンク・赤系
チークやアイシャドウをしていなくても、メイクアップ効果を高めてくれるピンク・赤系のカラーに注目が高まっています。肌なじみがよく、血色のよい印象を作れるため、表情がイキイキと明るく見えます。
おすすめ③ イエロー
ヘルシーな魅力をアピールできるのが、イエローのカラーレンズです。濃度は低いので、強い光をカットすることはできませんが、視界がクリアになり天気の悪い日のドライブや、インドアスポーツに最適です。ファッション性が高いので、サングラスをポイントに置いたコーディネートを楽しんでみるのもよいでしょう。
おすすめ④ グレー
よりモードな自分に見せたいときは、シックなグレーがおすすめです。洋服とのバランスも取りやすく、濃度が濃いグレーのレンズだと夏気分を堪能できます。濃度を薄くするとオシャレ感がアップします。目立ちすぎないので、薄いカラーレンズに挑戦したい人にもぴったりです。
夏レディースサングラスのトレンド:形
最近は、顔立ちになじむというよりも、アイキャッチで小顔効果を得られやすいビッグフレームに注目が集まっています。
おすすめ① ウェリントン
逆台形型と呼ばれるウェリントンは、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすいです。スクエアのようにカチッとしすぎず、ラウンドのように個性的すぎない点が人気です。
下の部分がややシェイプされたデザインなので、顔立ちをシャープに仕上げてくれる効果もあります。定番の形なのでデザインが充実しているのも魅力の一つです。フレームの太さやカラーで印象を変えることもできるので、なりたい雰囲気に近づけやすいのも、ウェリントンならではです。
おすすめ② オーバル
楕円のオーバルは、柔らかくて女性らしい印象が作れるサングラスです。太めのフレームとミックスして展開されているのが最近のトレンドで、ベージュなど落ち着いたトーンのカラーレンズと組み合わせるとリュクスな雰囲気が漂います。顔の印象がきつく見えてしまいがちな逆三角形やベース型の顔立ちにマッチします。
おすすめ③ ボストン
ウェリントンに次いで人気の高いシルエットが、下の方に向けてやや細くなった丸型レンズのボストンです。比較的どの顔立ちにも似合いやすく、柔らかさと知的なムードを兼ね備えています。さり気なく知的な雰囲気が作れるので、きちんとしたいシーンでも活躍できるでしょう。
おすすめ④ ラウンド
レトロでクラシックな雰囲気が魅力的なのが、丸形フォルムのラウンドです。大きな形でデザインされたフレームが多く、顔周りをシュッと小顔に見せてくれます。丸みを帯びているデザインなので、四角い顔の人に特におすすめです。
夏レディースサングラスのトレンド:デザイン
夏におすすめのレディースサングラスのデザインをチェックしていきます。
おすすめ① 偏光サングラス
最近は、水たまりや、海辺、湖などの水面の照り返しを軽減し、車のフロントガラスなどの反射光もカットできる偏光サングラスが注目されています。通常のサングラスよりもちらつきが抑えられるのが特徴です。ドライブ時に役立つので、ドライブの多い人へのギフトにしてみるのもよいでしょう。
おすすめ② ビッグフレーム
オシャレ感をアピールしたい人が夏に注目すべきポイントは、サングラスの大きさです。顔を大胆に覆うようなビッグフレームがかえって新鮮に映ります。海外ブランドでよく見かけるサングラスのデザインですが、重さもある程度あるので、ズレ防止のノーズパッドがついているかを確認しておくとよいでしょう。
おすすめ③ キャットアイ
顔周りをキュッと引き締めてくれるキャットアイのデザインもトレンド感をアピールできます。かけやすいオールブラックなら、さまざまなファッションスタイル・顔立ちに合わせやすくなるはずです。
おすすめ④ 軽量素材のフレーム
アウトドアブームも手伝って、強度があり、かつ軽量な素材に注目するブランドが増えてきました。軽量素材やラバーパーツなどを使うと、アクティブなシーンでもズレにくくなります。目を優しく守ってくれるだけでなく、快適さにもこだわりを持ったサングラスが増えています。
夏の
流行サングラスおさらい
過去に夏に流行したサングラスを、色・効果、形、デザインごとに考察していきます。目が透けて見えるくらいの薄いカラーレンズや、涼やかなクリアフレームなど、軽さを意識したカラーやフレームが目立ちました。ライフスタイルが大きく変わった昨今では、継続して流行しているものが多くなっています。
ポイント① 色・効果
夏は、薄いトーンのブルーやイエローなどカラフルなレンズが流行していました。これらは継続して人気ですが、サステナブルな意識が高まり、自然をイメージしたブラウンやグリーンが加わった流れがあります。
ニュアンスのあるシックなカラーレンズは、身に着けるだけでセンスを感じさせます。
ポイント② 形
ビンテージブームが再熱した近年では、サーモントや丸いフレームなど少しレトロな趣のある形が人気を集めました。知性溢れる顔立ちになり、シーンを問わず身に着けやすいのがポイントです。
ポイント③ デザイン
デザインとしては、レトロなムードを演出してくれる、メタルフレームやツヤ消し加工がなされたマットなサングラスも流行中です。細身なデザインなので、流行ものでも比較的取り入れやすい傾向があり、継続して流行しています。知的で余裕たっぷりに見せてくれる大人っぽさを手に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、夏におすすめのサングラスについてご紹介しました。流行の形やカラーをおさえつつも、自分に似合うサングラスを見つけ出せれば、この夏の相棒となることでしょう。是非参考にしてみてください。
メガネ、目の情報は眼とメガネの情報室 みるラボ
眼とメガネの情報室 みるラボは、メガネや目に関するあらゆる疑問を解決してくれるサイトです。サングラスだけでなく、「2024年最新のメガネトレンドを紹介!流行フレームの特徴も解説」についても併せてチェックすると、アイウェアのトレンドについての知識が深まります。サングラスは、ファッション性の高いアイテムですが、それだけでなく、余計な光の乱反射をカットしてくれるので疲れ目の予防にも効果的です。最近のトレンドとなっている調光レンズ・偏光レンズには、それぞれ注意点があるので、手に入れる際は確認するとよいでしょう。
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