目の病気
公開日:2021.10.12 / 最終更新日:2022.07.25

ドライアイとは?原因・症状・治療・予防方法等をご紹介

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みるラボ編集部

ドライアイとは?原因・症状・治療・予防方法等をご紹介

目次

目の乾きや疲れ、痛み、不快感など目に違和感を覚えていませんか?こうした目の不調は、「ドライアイ」が原因かもしれません。
近年、スマホやパソコンの普及によりドライアイに悩む人は増えています。ドライアイは放っておけば症状の悪化や、眼精疲労を引き起こす恐れがあります。ここでは、ドライアイの症状や原因、治療法などを解説します。ドライアイが悪化する前に、適切に治療や対処を行うようにしましょう。

ドライアイとは

ドライアイとは

ドライアイとは名前の通り、目が乾燥している状態です。
目の表面は傷がつかないように涙で覆われていますが、ドライアイになると涙の分泌量や涙の質が低下してしまいます。すると、目の表面が傷つきやすくなってしまい、目の不快感や痛みなどの症状が現れるようになります。

ドライアイの原因

ドライアイが起こる原因は加齢や病気が関係している場合もありますが、環境要因が大きいと考えられます。1つのことが原因ではなく、複数の要因が重なることでドライアイを引き起こしているケースも多いです。
ドライアイを引き起こす主な原因は次のものが挙げられます。

目の酷使

目の酷使

集中して何かを見る作業をしていると、人はまばたきの回数が減ってしまいます。
まばたきの回数が減れば、涙が目の表面を十分に覆うことができなくなるため、ドライアイを引き起こしやすくなるのです。
スマホやパソコン画面を長時間見ることが習慣になっていませんか?
また、読書や車の運転なども目を酷使するため、ドライアイを引き起こす原因になります。

コンタクトレンズの長時間使用

コンタクトレンズの長時間使用

コンタクトレンズを使用している人は、コンタクトレンズを使用していない人よりも目が乾燥しやすいと言われています。
コンタクトレンズは涙の力を利用して目の表面に浮かんでいますが、まばたきをする度に目の表面とレンズの間で摩擦が生じるため、目が乾燥しやすくなります。
また、レンズの種類によっては涙を吸収しやすくなっているため、ドライアイを引き起こす原因になると言えます。

乾燥しやすい環境での生活

空気が乾燥していれば、目の表面の涙も蒸発しやすくなってしまいます。
夏のエアコンや冬の暖房は、室内の空気を乾燥させる原因です。
オフィスや自宅で長時間冷暖房を利用することで空気が乾燥し、目の乾燥を招いてしまいます。

ドライアイの症状

ドライアイというと、「目が乾く」という症状が代表的でしょう。
しかし、ドライアイは目の乾燥だけではなく、さまざまな症状が現れることがあります。

目の乾き

目の乾き

ドライアイでは、目の表面の涙が乾きやすい状態になっています。そのため、目の乾燥を症状として感じるでしょう。
目が乾燥すれば、目の充血や痛みが症状として現れます。また、乾燥した目を潤わせようとして涙が普段よりも多く分泌される場合もあります。

目の違和感

目の違和感

ドライアイでは、涙の質や分泌量が低下します。そうすると、目の表面の粘膜が刺激を受けやすくなります。そのため、目に不快感を覚えるようなことや、目の中に異物が入った時のようにゴロゴロとした感じを覚えるようなこともあるでしょう。

視機能の低下

目の違視機能の低下和感

本来は視力が良いはずでも、ドライアイによってモノが見えにくくなるようなことがあります。これは、ドライアイによって目の表面を覆う涙が不安定になるため、上手くモノが見えなくなる現象です。
モノがかすんで見えるようになることや、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。

目が疲れやすくなる

目が疲れやすくなる

ドライアイでは目を守るための役割を果たす涙のバランスが崩れるため、目が疲れやすくなります。また、ドライアイは目を酷使することで起こりやすいため、目が疲れていると感じる場合にはドライアイが起こる前触れとも言えます。

ドライアイの検査

目が乾きやすいと感じていても、実際にドライアイなのか自己判断するのは難しいので、眼科で検査を受けることをお勧めします。
ドライアイの検査は大きく分けると「自覚症状」と「BUT検査」、「シルマー検査」に分けることができます。
自覚症状はご自身で症状を確認しながら判断することになりますが、BUT検査やシルマー検査は眼科で行われる検査です。

自覚症状

自分で感じる症状を自覚症状と呼び、ドライアイの場合であれば目の乾きや視機能低下などが挙げられます。
目が乾きやすい、目に違和感がある、目が疲れやすい、物がかすんで見えるなどの症状がある場合、ドライアイの可能性があると考えられます。

BUT検査

BUT検査とは、涙の質や分泌量を確認する検査です。
目を開いた際に、何秒間涙の層が角膜全体を覆うことができるのかを調べる検査になります。
この検査で5秒以下という結果が出れば、ドライアイと判断されます。

シルマー検査

シルマー検査では、涙の分泌量を調べます。
シルマー試験紙と呼ばれるろ紙を下まぶたに5分間挟み、染み込んだ涙の量を測定します。
ろ紙の濡れた長さが10mm以上あれば正常ですが、5mm以下であればドライアイの可能性が高まります。

ドライアイの治療

ドライアイは放っておけば症状が悪化するだけではなく、視機能に影響を与える恐れもあります。そのため、症状に気付いたら、すぐに検査を受けて治療を受けるのがよいでしょう。
ドライアイの治療では主に次のようなことが行われます。

点眼液

点眼液

ドライアイは涙が蒸発しやすい状態や、涙の質が低下している状態のため、点眼液を用いて目の表面を保湿します。
従来は、外から水分を補う点眼液や、ドライアイによって傷ついた目の表面を修復するような点眼液が用いられていましたが、最近ではドライアイのタイプに応じた点眼液が処方されています。
保湿に重点に置いたヒアルロン酸製剤や、水分の分泌を促進する点眼液、また重症のドライアイには自分の血液から作る血清点眼などもあります。

涙点プラグ

涙点プラグとは、目頭にある涙点と呼ばれる穴をシリコン製のプラグで塞ぐ治療方法です。
涙点をプラグで塞ぐことにより、涙が生理的に排出されることを遮断します。
そうすると、目の表面に涙を十分に溜めることができるようになり、ドライアイの改善に繋がると考えられています。

MGD(マイボーム腺機能不全)治療

涙は99%の水分と1%の油分から構成されています。1%の油分があることで涙は蒸発せずに、目の表面を覆うことができるようになっています。
油分はマイボーム腺と呼ばれるまつ毛の生え際にある腺から分泌されていますが、細菌感染などによって詰まりを起こすケースがあります。そうすると、涙の油分のバランスが崩れてしまい、ドライアイを引き起こしやすくなります。
この油分バランスが崩れた状態をMGD(マイボーム腺機能不全)と呼び、目を温めることや、マイボーム腺の詰まりを除去する治療を行います。

ドライアイの予防

ドライアイは早期に対処することが早期回復に繋がりますが、ドライアイが起こる前に予防できるのであれば予防しておきたいものです。
ドライアイになるリスクを下げるための予防法を、日常生活の中で取り入れていきましょう。

目に負担をかけないようにする

目に負担をかけないようにする

パソコン作業やスマホの長時間使用、車の運転など目を酷使するようなことが続けば、集中することによってまばたきの回数が減ってしまいます。
まばたきの回数が減れば、目の乾燥を起こすだけではなく、涙の蒸発によって目の表面が傷つきやすくなってしまいます。
目を酷使するような場合にはまばたきの回数を増やすようにしましょう。
また、目が疲れないように作業の途中で目を10秒ほど閉じる、目薬をさす、画面を見る位置を変える、など目の負担を減らすように対処しましょう。

室内の空気が乾燥しないようにする

室内の空気が乾燥しないようにする

夏の冷房や冬の暖房は室内の空気を乾燥させるだけではなく、目の乾燥も引き起こします。冷房や暖房を長時間使用する場合には、加湿器の設置や濡れたタオルを置くようにするなどして室内が乾燥しないように予防しましょう。

眼鏡を使用する

眼鏡を使用する

パソコンの画面を見るときは遠近両用のメガネや、パソコン用に処方されたメガネ、コンタクトレンズを使うことで、目の負担を減らしドライアイの予防に繋がります。
コンタクトレンズの長時間使用はドライアイを引き起こす原因の1つです。コンタクトレンズを使用する際には目の乾燥を予防するために、コンタクトレンズ用の点眼液などで保湿を心掛けてください。また、コンタクトレンズを長時間着用することを避けるためにも、積極的に眼鏡を使用することをおすすめします。
日中コンタクトレンズを使用している場合には、自宅に帰ったら眼鏡に切り替えるようにして目の負担を軽減させるようにしましょう。

眼鏡やコンタクトレンズの度数を合わせる

眼鏡やコンタクトレンズは、最近ではインターネットなどでも手軽に購入することができます。そのため、眼科などで定期的に視力を検査せず、同じ度数の眼鏡やコンタクトレンズを長期間使用しているという人も多いでしょう。しかし、度数の合わない眼鏡やコンタクトレンズを使用していると、目が疲れてしまうことでドライアイになってしまう可能性があります。
定期的に眼鏡店に通い、自身の度数に合った眼鏡やコンタクトレンズを装着するようにしましょう。

あなたは大丈夫?
ドライアイセルフチェック

ドライアイかもしれないと考えていても、自分でドライアイかどうか判断することは難しいものです。
そこで、ここでは簡単にできるドライアイのセルフチェックをご紹介します。
2種類のセルフチェック方法があるので、ドライアイの可能性があるのかどうか確認してみてください。

10秒チェック

10秒間、まばたきをせずに目を開けられるか確認しましょう。
タイマーなどを用いて10秒間、カウントしてください。
10秒間目を開けていられない場合には、ドライアイの可能性が高いと言われています。

症状チェック

ドライアイの症状の中からいくつか当てはまるのもがあれば、ドライアイの可能性があると考えられます。
次の症状から該当するものがあるか確認してみてください。

  • 目が疲れやすい
  • 目が乾燥する
  • 目が痛い
  • 目にゴロゴロとした異物感がある
  • 目が赤くなりやすい
  • 理由もなく涙が出ることがある
  • 目がかすむ
  • 光がまぶしく感じる
  • 目が重い
  • 目に痒みがある
  • 目やにが出る
  • 目の不快感

該当する症状が多いほどドライアイの可能性が高いと言えます。
ただし、これらの症状はドライアイ以外でも起こることがあるため、自己判断だけではなく、眼科の診察を受けることをおすすめします。

気になることがあるなら病院へ

ドライアイは涙が不安定になることで目の表面が傷つきやすくなっており、角膜炎や結膜炎などを引き起こしやすい状態です。
ドライアイを放っておけば症状が悪化する恐れもあるため、適切な治療や予防を行う必要があります。
ドライアイの症状や、目の違和感などがある場合には眼科の診察を受けるようにしましょう。
早期段階で治療を行えば、早期回復が期待できます。

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