老眼
最終更新日:2026.10.29

老眼鏡はどこで作る?メガネ専門店のメリットやはじめて作る時の流れ

老眼鏡はどこで作る?メガネ専門店のメリットやはじめて作る時の流れ

目次

老眼鏡が必要になってきたと感じても、「どこで作れば良いの?」「市販の既製品でも大丈夫?」「メガネ専門店で作ると何が違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

老眼鏡は、近くを見る時のピント調節を補うためのメガネです。ただし、必要な度数や見やすい距離は人によって異なるため、自分の視力や使用するシーンに合わせて選ぶことが大切です。メガネ専門店であれば、視力や見え方を確認しながら、用途に合ったレンズやフレームを選ぶことができます。

この記事では、老眼鏡を作る場所やメガネ専門店で作るメリット、完成までの流れについて詳しく解説します。既製品との違いや買い替えのタイミングなど、老眼鏡に関するよくある疑問にも回答しています。はじめて老眼鏡を作る方はぜひ参考にしてください。

そもそも「老眼鏡(リーディンググラス)」とは

老眼鏡(リーディンググラス)イメージ

目は本来、毛様体筋のはたらきによって水晶体(目の中でレンズの役割をする組織)の厚みを変えることで、見るものとの距離に合わせてピントを調節しています。

老眼とは、加齢によって目のピントを調節する力が低下し、近くのものが見えにくくなった状態です。一般的には40歳前後から自覚する人が増え、本やスマートフォンの文字が読みづらい、少し離すと見やすい、手元を見た後に遠くへ視線を移すとピントが合うまでに時間がかかる、といった症状が見られます。

老眼鏡(リーディンググラス)は、老眼による近くの見えにくさを補うためのメガネです。レンズによってピント調節を補助することで、読書やスマートフォンの操作、細かな作業などをしやすくします。必要な度数は年齢だけで決まるものではなく、もともとの視力や目の状態、見たいものまでの距離などによって異なります。

老眼について知りたい方、老眼鏡の選び方を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

老眼鏡はどこで作る?

店舗でメガネを選ぶ男性

老眼鏡をはじめて作る場合や、自分の目に合ったものを長く使いたい場合は、メガネ専門店で作るのがおすすめです。専門店では、一人ひとりの視力を確認したうえで、使用するシーンに合わせて度数を調整し、レンズやフレームを選ぶことができます。また、顔の形やサイズに合わせたフィッティングも受けられるため、既製品より自分に合った老眼鏡を作りやすいことも特徴です。詳しいメリットについては、次章で解説します。

一方、すぐに老眼鏡が必要な場合や、一時的に使用したい場合などは、量販店やドラッグストア、オンラインショップなどで既製品を購入する方法もあります。既製品は比較的手軽に購入できますが、左右が同じ度数に設定されている商品が多く、細かな調整には向きません。使用頻度や目的などを踏まえて、自分に合った購入方法を選びましょう。

はじめて老眼鏡を作る場合や、見え方に気になる症状がある場合は、眼科で目の状態を確認しておくと、より安心です。

老眼鏡をメガネ専門店で
作るメリット

メガネ専門店で老眼鏡を作るメリットは、自分の視力や使い方に合わせて細かく調整できることだけではありません。使用するシーン、フレームのデザイン、掛け心地なども合わせて相談できます。ここでは、専門店で老眼鏡を作る主なメリットをご紹介します。

視力や目の状態が分かる

おすすめ度数の年齢目安

メガネ専門店では、老眼鏡を作る前に視力測定などを行い、近視や遠視、乱視を含めた現在の見え方を丁寧に確認してもらうことができます。老眼鏡の度数は、年齢によって目安はあるものの、一律に決まるものではありません。そのため、もともとの視力や近視・遠視、左右の目の度数の違いなどを踏まえながら、必要な度数を検討できる点は、メガネ専門店で老眼鏡を作製するメリットです。

また、老眼鏡の度数は、見たいものとの距離によっても変わります。読書やスマートフォンのように手元を見る場合と、パソコンのモニターを見る場合とでは、適した度数が同じとは限りません。専門店で実際の見え方を確認しながら調整すれば、自分が使いやすい老眼鏡を選びやすくなります。

用途に合わせたレンズ・フレームを選べる

老眼鏡は「度数が強ければ良い」というわけではなく、どのような場面で使うのかを考えて選ぶことが大切です。例えば、読書やスマートフォンなど手元を見ることが中心であれば近用レンズ、パソコンと手元の書類を見ながら作業する場合は近近両用レンズが選択肢になります。テレビなど数メートル離れた距離から手元まで見たいという場合は、中近両用レンズが良いでしょう。外出時も掛け替えずに遠くから近くまで見たい場合は遠近両用レンズを選ぶ方法もあります。

さらに、使用シーンによって適したフレームも異なります。掛け外しが多い場合には扱いやすさや耐久性を考えたり、長時間使用する場合には軽さやフィット感を重視したりと、快適な使いごこちを考えて選ぶことが大切です。

メガネ専門店であれば、普段の生活や仕事のスタイルを相談しながら、レンズとフレームを組み合わせて選べます。

老眼鏡の選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しているため参考にしてください。

おしゃれな老眼鏡を作れる

おしゃれな老眼鏡イメージ

メガネ専門店で老眼鏡を作る場合は、一般的なメガネと同じように、様々なフレームから好みのデザインを選べます。「いかにも老眼鏡、という見た目にはしたくない」「仕事でも違和感なく使えるものが欲しい」といった希望に合わせて選べることも、メガネ専門店で購入するメリットです。

フレームの形や色、素材によって顔の印象は大きく変わります。見え方だけではなく、掛けることが楽しみになるような1本を探してみるのも良いでしょう。

おしゃれな老眼鏡を購入したい、という方は、以下の記事を参考にしてみてください。

フィット感を調整できる

店舗でメガネのフィッティングを行う男性

メガネ専門店では、顔の形や耳・鼻の位置などに合わせて、フレームのフィッティングを行います。フレームの幅や鼻パッド、テンプル(メガネのつる)などを調整することで、ずれ落ちにくく、負担の少ない掛け心地につながるでしょう。

フィッティングが合っていないと、メガネがずれたり、鼻や耳が痛くなったりといった不快感につながることがあります。また、レンズと目の位置や距離がずれることで見え方に影響し、目の疲れにつながる可能性もあります。特に、仕事や読書などで長時間老眼鏡を使用する場合は、フィット感にもこだわることが快適に使い続けるためのポイントです。

アフターサービスが充実している

老眼鏡も、作った後には定期的なメンテナンスが必要です。使用を続けているうちにフレームが歪んだり、ネジがゆるんだりして、購入時とは掛け心地が変わることがあります。メガネ専門店では、購入後のフィッティングやフレームの調整、ネジの締め直し、クリーニングなどのアフターサービスを行っている場合が多いです。

また、老眼は加齢とともに進行するため、以前作った老眼鏡が見えにくくなることもあります。見え方に違和感が出てきた場合に相談しやすいことも、専門店で購入するメリットです。アフターサービスの内容や保証期間は店舗によって異なるため、購入時に確認しておきましょう。

老眼鏡をメガネ専門店で
作る際の流れ

メガネ専門店で老眼鏡を作る場合は、視力や見え方を確認したうえで度数を決め、レンズやフレームを選びます。その後、メガネを作製し、完成後にフィッティングをして受け取るのが一般的な流れです。店舗によって多少異なりますが、ここでは老眼鏡を作る際のおおまかな流れをご紹介します。

1.視力測定や目の状態をチェックする

視力測定で目の状態を確認する女性

まずは現在の視力や目の状態を確認します。遠くを見る時の視力だけでなく、近くを見る時の見え方や左右の目の度数なども確認し、老眼鏡を作るために必要な情報を整理します。
また、「読書に使いたい」「仕事でパソコンを見る時間が長い」など、使用目的や見たい距離についてもスタッフに伝えておきましょう。日常生活で困っている場面を具体的に伝えることで、自分に合った老眼鏡を作りやすくなります。

2.度数を選ぶ

視力測定の結果と老眼鏡を使う目的をもとに、レンズの度数を決めます。老眼鏡には+1.0や+1.5などの度数があり、年齢による目安がありますが、それだけを基準に決めるのではなく、実際にどの距離が見やすいかを確認することが重要です。
例えば、本を読む距離とパソコンのモニターを見る距離では、必要な度数が異なる場合があります。テスト用のレンズなどで実際の見え方を確認しながら、無理なく使える度数を選びましょう。

3.レンズ・フレームを選ぶ

店舗でフレームを選ぶ女性

度数が決まったら、使い方に合わせてレンズとフレームを選びます。手元を見ることが中心であれば近用レンズ、デスクワークでは近近両用レンズ、室内で幅広い距離を見たい場合には中近両用レンズなどが選択肢になります。

フレームは、眼鏡店であれば一般のメガネと同じように選ぶことができます。デザインだけでなく、重さやサイズ、顔へのフィット感なども確認しましょう。実際に試着しながら、掛け心地も確認することが大切です。

4.老眼鏡を発注する

レンズとフレームが決まったら、いよいよ老眼鏡を発注します。店舗では発注前に「プレフィッティング」を行う場合が多く、最終の確認を行います。完成前のフレームを顔に合わせて調整し、レンズに対する目の位置を確認する工程です。

特に、遠近両用レンズや中近両用レンズなどでは、レンズとの位置関係が見え方に関係するため、購入後に使いにくさや違和感がないように、作製前のプレフィッティングをしておくと失敗が少なくなります。

なお、完成までにかかる日数は、選ぶレンズや店舗によって異なるため、受け取りを急いでいる場合は、注文時に完成予定日を確認しておきましょう。

5.フィッティング・調整後に受け取る

老眼鏡が完成したら、実際に掛けて見え方を確認します。スマートフォンやパソコン、テレビなど、老眼鏡を使用したい距離で無理なく見えるかをチェックしましょう。

同時に、フレームがずれないか、鼻や耳に負担がかかっていないかなどを確認し、必要に応じて再度フィッティングを行います。

受け取った後に「少しずれやすい」「耳の後ろが痛い」などの違和感が出てきた場合は、そのまま使い続けず、購入した店舗で調整してもらうと良いでしょう。

老眼鏡に関するよくある質問

老眼鏡を作る際には、「普通のメガネとは何が違うの?」「いつから使い始めれば良い?」「どのくらいで買い替えるもの?」など、様々な疑問が生じるでしょう。ここでは、老眼鏡をはじめて作る方が気になりやすいポイントについて、Q&A形式で分かりやすく解説します。

Q.老眼鏡と普通のメガネの違いは?

老眼鏡と、近視・遠視・乱視を矯正する一般的な度入りメガネでは、補う目の状態や目的が異なります。

  • 老眼鏡:近くを見る時のピント調節を補助する
  • 近視用メガネ:遠くのものがぼやける見え方を補正する
  • 遠視用メガネ:遠視による見えにくさを補正する
  • 乱視用メガネ:乱視によるぼやけ、二重に見えるなどの状態を補正する

老眼鏡は、加齢によって低下したピント調節力を補うためのメガネです。一般的には凸レンズのはたらきを利用して、近くを見る時のピント調節を補います。
一方、近視用メガネは主に遠くを見やすくするために凹レンズを使用し、遠視用メガネでは凸レンズを使用して見え方を補います。乱視用メガネには、光の入り方のずれを補正するための円柱レンズが用いられます。

なお、近視や遠視、乱視がある方でも老眼になることはあります。その場合は、遠近両用レンズなどを使用すれば、遠くから近くまで1本のメガネで見やすくすることも可能です。

近視、遠視、乱視について知りたい方は、それぞれ以下の記事もご覧ください。

Q.老眼鏡をはじめて作るタイミングは?

老眼鏡を作り始める年齢に明確な決まりはありません。「手元の文字が読みにくくなった」「スマートフォンや本を少し離すと見やすい」「遠くから近くへ視線を移した時に、ピントが合うまで時間がかかる」といった変化を感じたら、老眼鏡を検討するタイミングです。老眼は一般的に40歳前後から自覚し始める方が増えますが、症状の現れ方には個人差があります。

日常生活で「手元が見えにくい」「目が疲れる」と感じるようになったら、眼科やメガネ専門店で現在の見え方を確認すると良いでしょう。なお、急激な視力低下や、ものが歪んで見えるなどの症状がある場合には、老眼と自己判断せず眼科を受診することが大切です。

Q.老眼鏡を「オーダーメイドで作る」・「既製品を買う」の違いはある?

オーダーメイドと既製品では、度数やフィッティングの調整範囲に違いがあります。メガネ専門店で作る場合は、視力や近視・遠視・乱視の有無、左右の度数差などを確認し、使用する距離や用途に合わせてレンズを選べます。さらに、顔の形に合わせてフレームを調整できることも特徴です。

一方、雑貨店やドラッグストアなどで販売されている既製品は、安価で手軽に購入できることがメリットといえます。ただし、左右が同じ度数の商品が一般的で、一人ひとりの見え方に合わせた細かな調整はできません。一時的に使用する場合には便利ですが、長時間使いたい場合や左右の視力に差がある場合、近視・遠視・乱視がある場合などは、メガネ専門店で自分に合った老眼鏡を作ると良いでしょう。

Q.老眼鏡を発注してから受け取れるまでの期間は?

老眼鏡を発注してから受け取れるまでの期間は、店舗や選ぶレンズによって異なります。店舗に使用するレンズの在庫があり、特別な加工が必要ない場合には、注文した当日に受け取れることもあります。一方、オーダーメイドのレンズや特殊なコーティングなどを選ぶ場合は、完成までに時間がかかることも珍しくありません。

使用したいタイミングが決まっている場合は、余裕を持って注文しておくと安心です。具体的な納期は、発注時に店舗へ確認しましょう。

Q.老眼鏡を作り替える(買い替える)頻度は?

老眼鏡を買い替える頻度に、明確な決まりはありません。ただし、老眼は加齢とともに徐々に進行するため、以前作った老眼鏡の度数が合わなくなることがあります。
老眼の進行には個人差がありますが、65歳ごろまで、2~3年ごとに度数に変化が出る場合もあり、眼科などで定期検査を行うのがおすすめです。検査によって度数の変化が確認された場合は、老眼鏡の作り替えを検討してください。

また、度数が変わっていなくても、レンズの傷やコーティングの劣化、フレームの歪みなどが目立つ場合も、メンテナンスや買い替えを検討するタイミングです。

まとめ

今回は、老眼鏡をどこで作るのか、メガネ専門店で作るメリットや完成までの流れについてご紹介しました。

老眼鏡は雑貨店やドラッグストア、オンラインショップなどでも購入できますが、自分の視力や使用する距離、用途に合わせた1本を作りたい場合は、メガネ専門店で相談するのがおすすめです。度数だけでなく、レンズの種類やフレーム、フィット感なども調整することで、より快適に使いやすい老眼鏡を選べるでしょう。

また、老眼は加齢とともに変化するため、一度作った老眼鏡をそのまま使い続けるのではなく、見え方に違和感があれば度数やフィッティングを確認することも大切です。今回ご紹介した内容を参考に、自分の目や生活スタイルに合った老眼鏡を見つけてください。

眼とメガネの情報室 みるラボ

この記事の執筆者

眼とメガネの情報室
みるラボ編集部

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