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最終更新日:2024.07.31

マスクに似合うメガネの選び方とは?選ぶポイントやメガネが曇りづらくなるコツまで解説

この記事の執筆者

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター

マスクに似合うメガネの選び方とは?選ぶポイントやメガネが曇りづらくなるコツまで解説

目次

外出時のマスクの着用が当たり前になった今、メガネ選びにも変化が表れてきています。マスクを着用したときにどのようなメガネを選べば良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。

今までメガネを選ぶ際には、顔型に合ったフレームを選ぶことが推奨されていました。しかし、顔の下半分がマスクで覆われてしまうため、マスクの着用時間が長い人の場合は、顔型ではなくマスクと相性が良いメガネを選ぶのもおすすめです。

また、マスク着用時の悩みといえば「メガネの曇り」です。この記事では、マスクに似合うメガネの選び方や、メガネの曇りを解消する方法などについて解説します。マスク着用時のメガネ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

マスクに似合うメガネを
選ぶポイント

マスクを着用しているときは顔の下半分がすっぽり覆われてしまいます。顔型ではなく、マスクとメガネのバランスを考えたフレームや色選びでマスク生活が楽しくなるかもしれません。ここでは、マスクに似合うメガネ選びのポイントを3つご紹介します。

圧迫感の少ないメガネを選ぶ

圧迫感の少ないメガネを選んでマスクを使う

フレームは小さめのサイズを選ぶとよいでしょう。クラシックで人気のあるボストン型は曲線の優しい雰囲気になり、やや小さめのものでフレームの細いタイプだとバランスが良くおしゃれな雰囲気になります。

また圧迫感のない軽い印象のリムレスや、ハーフリムといったフレームもおすすめです。リムとはレンズを囲む縁のことを指します。リムレスはレンズ周りの縁がないタイプ、ハーフリムはレンズの上部分にのみ縁があるタイプのことです。

大きいメガネや太くて濃い色のフレームは、小顔効果や目が大きく見えるといった理由でこれまで人気がありましたが、マスクをすると「なんとなくバランスが悪い」と感じる方も多いようです。

そう感じる原因は圧迫感によるものだといえます。マスクは顔の下半分を覆ってしまうため、大きい・太い・濃いフレームは重苦しく、圧迫感のある印象になりがちです。

メガネとマスクを同系色・同一テイストにそろえる

様々な色のマスク

マスクとメガネを同系色・同一テイストにそろえると顔馴染みが良く、どちらかが強調され過ぎることがなくバランスの良い印象に仕上がります。

コストをかけずにできるのは、手持ちのメガネに合わせてマスクの色をそろえる方法です。最近はマスクのカラーバリエーションが豊富にあるので、自分のメガネと同系色のマスクを見つけやすいでしょう。

白やグレーのマスクはどんな色のメガネにも合いますが、色味のあるマスクを合わせるとおしゃれ度もぐっと上がります。

マスクの色に合わせてメガネをそろえるという方法もあります。好きな色のマスクをよく着用するという方も多いのではないでしょうか。好きな色のマスクと合わせて、同系色のフレームを合わせるのもおすすめです。

また、色だけでなく同じテイストに合わせることもポイントです。メガネやマスクには、カジュアルやフェミニン、モードなどさまざまなテイストがあります。色とテイストの両方を上手に組み合わせることで、さらに統一感のある印象に見せられるでしょう。

個性的なメガネを選ぶ

個性的なメガネをした女性

マスクにメガネだと窮屈に感じることもありますが、うれしいメリットもあります。顔型を意識せずにメガネを楽しめることです。

特に、顔型とのバランスが難しいといわれる個性的な「ラウンド」や「フォックス」といったフレームもマスクスタイルなら似合います。ラウンドはレンズが丸い型のフレーム、フォックスはキツネの目のように少し吊り上がった型のフレームです。

ラウンドメガネは個性的な反面、丸いラインが持つ柔らかで優しい印象を与えてくれるのが魅力です。少し楕円のものから完全な正円までありますが、正円に近くなるほど個性的な印象が強くなります。

クラシックブームの影響もあり、おしゃれで個性的な印象を演出できるメガネとして、トレンドに敏感な方から注目されているフレームです。

個性的なメガネをした女性

フォックスメガネは、レンズの目尻が上がっているのが特徴です。顔をシャープに引き締める視覚効果があり、クールで知的な雰囲気を演出します。

マリリンモンローが愛用していたことで知られており、どちらかといえば女性的なイメージが強いフレームです。男性だと個性的でスタイリッシュな印象を強く打ち出すことができます。

マスクが日常のアイテムになっている今だからこそ、かけてみたかったけれど似合わないと諦めていた個性的なメガネを楽しんでみてはいかがでしょうか。

実際に店舗に行くと、今まで似合わないと思ってあまり見ていなかったフレームに出会うことができるかもしれません。

マスクでメガネが
曇らないようにする対策

マスク着用時のメガネの曇りは、メガネユーザーにとって一番の悩みではないでしょうか。ここでは、簡単にメガネが曇らないようにする対策をいくつかご紹介します。

メガネレンズに対策を施す

曇り止めコーディングをメガネに施す

メガネレンズは汚れを拭き取りやすくするために、撥水性能のあるコーティングが施されています。このコーティングによって、水滴がつき、メガネが曇ってしまうのです。水蒸気を含んだ温かい呼気がレンズに触れると温度差で急激に冷やされ、水滴が付着してメガネが曇ります。

メガネの曇りが気になる方は、レンズに曇り止めを使用して対策をしましょう。曇り止めはジェルや液、クロスなどさまざまな種類が市販されています。曇り止め効果を維持するためには定期的にメンテナンスが必要になるため、ご自身の使いやすい商品を利用するのが良いでしょう。

曇りにくいコーティングのレンズ

メンテナンスが煩わしい方には、メンテナンス不要の曇りにくいコーティングのレンズも検討してみてはいかがでしょうか。曇りにくくする特殊コーティングが施されたレンズは、一般的に約2年間効果が持続します。全く曇らないわけではありませんが、通常のレンズの約3倍の曇り低減効果があるといわれています。マスク着用時はもちろんのこと、温かいものの飲食時にレンズが曇るのを防止してくれるので便利です。

「メガネが頻繁に曇るのでなんとかしたい」という方には、手間がかからずレンズの曇りを防止できるコーティング加工したメガネレンズがおすすめです。

メガネのコーティングについて詳しく知りたい方は、「メガネのコーティングとは?種類や剥がれてしまう原因と対処法からお手入れ方法まで解説」の記事も参考にしてください。

マスクの上部を一部折り曲げる

マスクの上部を折り曲げた図

マスクの上部を折り曲げることで、普通につけたときよりもレンズが曇りづらくなります。マスクの曇りは、外気温とマスクから漏れた息の温度差でできた結露が原因です。

マスクの上部を折り曲げるとマスクとメガネの隙間を小さくできるので、息の漏れを防ぐ一定の効果が期待できます。

また折り曲げ方は外側でも内側でも良いのですが、内側に曲げた方が見た目がすっきりとするので、内側に折り曲げるのがおすすめです。

ただし、マスクとメガネの間に隙間ができてしまうとあまり効果がありません。マスクが曇らない位置にきちんと合わせることが必要です。マスクの上部に隙間ができないように少し押さえるように鼻筋に合わせて位置を調整してみてください。

マスク内にティッシュをあてる

マスクの上部にティッシュを置いたイメージ

マスクの内側にティッシュをあてるという方法も効果的です。マスクの内側にティッシュを挟むことで、メガネが曇るのを軽減できます。

ティッシュは4つ折りくらいが良いでしょう。ティッシュを挟む位置ですが、マスクから出ないように鼻の部分に挟むと息が漏れるのをかなり防ぐことができます。

マスクの形にもよりますが、ティッシュを入れたときの見た目の不自然さはほとんどないといえます。ただし、ティッシュを長時間挟んでいると位置がずれてくるので、手直しをする必要があるかもしれません。

また、ティッシュが息で湿ってしまうと密着するので息苦しく感じることもあるようです。ティッシュが湿ってつけ心地が悪くなったときは、ティッシュを交換すると良いでしょう。

まとめ

マスクに似合うメガネを見つけるには「色やテイストに合わせる」という、今までとは全く違う視点での選び方が必要です。

そして、顔型を気にする必要がないので「個性的なメガネ」を楽しめるメリットも生まれました。今回ご紹介したラウンドやフォックスといったフレームを試してみようと思われた方もいるのではないでしょうか。

また、今回マスク時のメガネの悩みである「レンズの曇り」を防ぐコツについてもお伝えしました。マスクに似合うメガネを見つけて、おしゃれで快適なメガネスタイルをぜひ楽しんでください。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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