メガネ
最終更新日:2023.01.27

2023年の流行メガネは?トレンドを解説

この記事の執筆者

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター

2023年の流行メガネは?トレンドを解説

目次

メガネはフレームのデザインや素材、カラーなどの種類が豊富なため、新しくメガネを買う際に選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。

そんな時にメガネ選びのポイントの一つとなるのがトレンドです。どのようなメガネが流行るのかを知っていれば、周りと差をつけてオシャレを格上げすることができます。

この記事では、2023年の流行メガネについて詳しく解説しています。これからオシャレなトレンドメガネを購入したいと考えている方は、是非参考にしてください。

メガネの流行の決まり方

国際メガネ展「シルモ」

メガネの流行には、ファッション業界と同じく専門機関によって作られたトレンドブックが存在します。トレンドブックから得た情報を基にデザイナーがシーズンのコンセプトを決め、デザインに落とし込んでいくのです。そして、新しいデザインが次々と発信され流行となっていきます。

しかし、流行の決まり方は一つではありません。計画的に作られるトレンドではなく、消費者によって作られるトレンドがあるのも事実です。オシャレで人気のあるインフルエンサーなどが身に着けることで、一瞬にして流行アイテムになることがあります。

また、注目したいのが、パリで開催される国際メガネ展「シルモ」です。ファッションのパリコレと同時期に開催され、多くのデザイナーズブランドとコラボしたメガネフレームが発表されます。トレンドを先取りしたモデルや女優などの著名人がかけることで、世界的な流行となる可能性があります。

(画像出典:Pictures of SILMO Paris 2021 https://en.silmoparis.com/ABOUT-SILMO-PARIS/Photo-gallery/Pictures-of-SILMO-Paris-2021

日本メガネ大賞とは?

日本メガネ大賞とは、毎年7月1日以降に国内外で発売されるメガネフレームやサングラスの応募の中から、デザインや機能が最も優れている製品を表彰するメガネ業界屈指のデザインアワードです。

大賞の審査および選考は、日本メガネ大賞審査委員会によって行われ「IOFT(メガネ展示会)」でグランプリ・入賞作品が発表、表彰されます。

2022年の5部門から、2023年は「デザイン」と「テクノロジー」の2部門となりました。デザイン部門のグランプリにはメタルとアセテートのコラボレーションフレーム、テクノロジー部門のグランプリには3Dプリンター製造技術によって造形されたフレームが受賞しています。

2022年流行の
メガネの特徴おさらい

2022年はSDGsへの取り組みが強まり、環境に配慮した再生プラスチックや植物由来の樹脂素材などのフレームが多く、メガネを選ぶ際に意識する方も増えたように感じます。

また、機能性だけでなく「レトロ」「ヴィンテージ」といったファッショントレンドとコーデできるクラシックデザインも人気でした。
クラシックデザインにサステナブル素材を取り入れるなど、質の高い長く使えるデザインが求められた一年だったといえるでしょう。

2022年流行のメガネ「クリアフレーム」

クリアフレームイメージ

クリアフレームはセルフレーム部分が透明になっているデザインです。数年前から注目されていたフレームですが、著名なインスタグラマーやオシャレな人がかけていることで人気が急上昇しています。

目元に影ができないため肌のトーンが明るく見え、涼しげな印象の目元が作れるのが魅力です。春夏向きのフレームという印象がありますが、秋冬ファッションに合わせるとコーデにこなれ感が出て、オシャレ度がアップします。

オシャレ度を上げたいけれど、メガネで顔の印象を変えたくない方におすすめです。

2022年流行のメガネ「ウェリントン」

ウェリントンイメージ

クラシックメガネの定番「ボストン」と並んで人気なのが「ウェリントン」です。台形を逆にしたような形で少し丸みがあります。

丸みを帯びたフレームはスクエアよりも顔なじみがよく、年齢や性別に関係なくかけられるフレームです。また上下幅が広く少し大きめのフレームのため、小顔効果が期待できます。

フレームの素材やリムの太さを変えることで、ビジネスやプライベートなど様々なシーンに活躍するデザインです。かちっとしすぎず知的で落ち着いた印象を与えます。

ウェリントンが似合う顔型などを紹介したこちらの記事も参考にしてください。

2022年流行のメガネ「カラーレンズ」

カラーレンズイメージ

パソコン使用時の眩しさの軽減や紫外線対策のための機能はもちろんのこと、オシャレの面からカラーレンズを取り入れることが当たり前になってきています。

薄いカラーレンズは取り入れやすく、普段の雰囲気をさりげなく変えられるためおすすめです。またトレンドカラーを使用すれば、オシャレな雰囲気を演出できます。

色の持つ特徴を活かして与えたい印象を演出できるため、男女問わず人気です。特に女性の場合は、目元のくすみをカバーしたり血色をよく見せたりする効果も期待できます。

カラーレンズの色別の効果や特徴が知りたい方はこちらの記事も併せてチェックしてみましょう。

2023年に流行るメガネの
特徴を予想!

混沌とした世界の中で、2023年は前向きにメガネを楽しもうという思いがトレンドに反映されているようです。

2023年に向けた国内外の展示会では、サステナブルを意識した素材の進化や独創的なデザインなどが多く見られます。その中から、カラーやシェイプなど流行るメガネの特徴について3つご紹介します。

2023年流行のメガネ「カラーメガネ」

グリーンのクリアフレームのメガネイメージ

セルフレームだけでなくメタルフレームもカラフルなものが人気が出そうです。パリの展示会「シルモ」では、カラフルなフレームが非常に多く出ています。

ここ数年、新型コロナや不安定な世界情勢で暗く沈んだ状態が続いていましたが、2023年は元気で前向きになろうという考えから、カラフルなメガネを楽しむ傾向が見えます。特に注目したいカラーはグリーンです。

ファッショントレンドでも「ピスタチオグリーン」が出てきています。明るい印象ならグリーンのクリアフレーム、大人っぽい印象に仕上げたいなら濃いグリーンのセルフレームがおすすめです。

2023年流行のメガネ「ブロータイプのスクエア」

ブロータイプのスクエアフレームのメガネイメージ

2023年はブロータイプのスクエアが注目です。スクエアは長方形タイプのフレームでオーソドックスな形ですが、縦幅の広さや素材などデザインのバリエーションが豊富にあります。

ブロータイプはメガネのリムの上部分が眉毛のように少し太くなっているのが特徴です。リムの下半分はメタルやフレームレスになっています。

直線的なデザインが多いブロータイプですが、少し丸みのあるデザインがトレンドです。丸みがあることで様々な顔型の方に似合います。女性の方や顔の印象を変えたくない方には、細めで柔らかい雰囲気の淡いカラーやクリアなどを選ぶのがおすすめです。

2023年流行のメガネ「ビッグシェイプ」

ビッグシェイプフレームのメガネイメージ

メガネの大きさが一回り大きいビッグシェイプが流行りそうです。ヨーロッパの街中では、大ぶりのメガネやサングラスをかけている方が多く見られます。

セルフレームだけでなく細いメタルフレームのレンズも大きいのが特徴です。大きめのメガネは視界が広く見えるといった実用面だけでなく、小顔効果やオシャレな雰囲気を演出できます。

メタルや細めのセルフレームは、様々なファッションに合わせやすく、オシャレ度を格上げしたい方におすすめです。度付きメガネだけでなく、サングラスや伊達メガネとしても活躍するでしょう。

まとめ

メガネはファッションと同様に、世界情勢の影響を受けながら新しい素材やカラー、デザインが打ち出されます。特に2023年のトレンドは「カラー」がポイントになりそうです。

またSDGsはさらに定着し、エコ素材やヴィンテージ素材との組み合わせによるデザインが多くのブランドで提供されています。新しさと古さの融合によるフレームはとても魅力的です。

2023年は今までと異なる素材やデザインを取り入れながら、自分の求めるメガネを追及してみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

おすすめコラムRECOMMENDED COLUMN

人気コラムランキングRANKING

その他メガネコラムOTHER COLUMN

目次を
見る
閉じる