メガネ
最終更新日:2024.02.29

2024年最新のメガネトレンドを紹介!流行フレームの特徴も解説

この記事の執筆者

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター

2024年最新のメガネトレンドを紹介!流行フレームの特徴も解説

目次

メガネはフレームのデザインや素材、カラーなどの種類が豊富なため、新しくメガネを買う際に選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。

そんな時にメガネ選びのポイントとなるのがトレンドです。どのようなメガネが流行るのかを知っていれば、周りと差をつけてオシャレを格上げすることができます。

この記事では、2024年の流行メガネについて詳しく解説しています。これからオシャレなトレンドメガネを購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

2024年最新のメガネトレンドは?

メガネの流行には、ファッション業界と同じく専門機関によって作られたトレンドブックが存在します。トレンドブックから得た情報を基にデザイナーがシーズンのコンセプトを決め、デザインに落とし込んでいくのです。そして、新しいデザインが次々と発信され流行となっていきます。

しかし、流行の決まり方は一つではありません。計画的に作られるトレンドではなく、消費者によって作られるトレンドがあるのも事実です。オシャレで人気のあるインフルエンサーなどが身に着けることで、一瞬にして流行アイテムになることがあります。

国際メガネ展「シルモ」

また、注目したいのが、パリで開催される国際メガネ展「シルモ」です。ファッションのパリコレと同時期に開催され、多くのデザイナーズブランドとコラボしたメガネフレームが発表されます。流行の最先端を行くモデルや女優などの著名人がかけることで、世界的な流行となる可能性があります。

(画像出典:Pictures of SILMO Paris 2021 https://en.silmoparis.com/ABOUT-SILMO-PARIS/Photo-gallery/Pictures-of-SILMO-Paris-2021

3Dプリンターメガネ

3Dプリンターで作られたメガネのイメージ

2024年のトレンドとして注目されているのが3Dプリンターメガネです。すでにヨーロッパでは3Dプリンターメガネの製造が進んでいますが、2024年は日本でも3Dプリンターメガネの製造・販売が増えることが予想されています。

3Dプリンターメガネのメリットは、100%オーダーメイドのメガネを作れることです。ヨーロッパでは一人ひとりの顔をスキャンし、それぞれの顔に合ったフレームを製造する動きが進んでいます。

一方日本では、3Dプリンターだからこそ表現できる繊細なデザインのフレームが多くのブランドから発売されるようです。フレームが透かしレース柄になっている女性らしいデザインのものなど、今までにないメガネを楽しめるでしょう。

厚めのメタルフレーム

厚めのメタルフレームメガネのイメージ

メタルフレームといえば細くて繊細なデザインが魅力ですが、2024年はディテールに特徴のある厚めのメタルフレームが増えてきそうです。

太めのリムにこだわりのカッティングがされたフレームや、太めメタルフレームのブローラインタイプなど、新しい雰囲気のデザインが特徴です。また、2023年度のトレンドであったビッグシェイプは、引き続き人気の傾向にあります。

大きめサイズのメタルフレームはクラシック感もあり、ファッションアイテムとして活躍するでしょう。洗練された印象に仕上げるならツヤなし、華やかな雰囲気ならツヤありを選ぶのがおすすめです。

ツートンカラーフレーム

ツートンカラーフレームメガネのイメージ

2023年に開催された日本メガネ大賞2024の受賞作品では、フレームがツートンカラーになっているデザインが目立ちます。彫金模様でツートンカラーを取り入れたデザインや、プラスチックインナーリムでツートンカラーを表現したデザインなどが多い印象です。

カラーがフレーム全体に目立つデザインではないため、性別や年齢、着用シーンに関係なくかけられるでしょう。トレンドのメガネをさりげなく取り入れたい方におすすめのフレームです。特に素材がコンビネーションになっているフレームだと、オシャレ感が際立ちます。

日本メガネ大賞とは?

日本メガネ大賞とは、毎年7月1日以降に国内外で発売されるメガネフレームやサングラスの応募の中から、デザインや機能が最も優れている製品を表彰するメガネ業界屈指のデザインアワードです。

大賞の審査および選考は、日本メガネ大賞審査委員会によって行われ「iOFT(メガネ展示会)」でグランプリ・入賞作品が発表、表彰されます。

2022年の5部門から、2023年は「デザイン」と「テクノロジー」の2部門となりました。デザイン部門のグランプリにはメタルとアセテートのコラボレーションフレーム、テクノロジー部門のグランプリには3Dプリンター製造技術によって造形されたフレームが受賞しています。

自分に合ったメガネの選び方

自分に合ったメガネを選ぶには、顔型に合わせて選ぶことが大切です。顔型は「丸顔型」「面長型」「卵型」「逆三角形型」「ベース型」の5種類に分類されます。以下は顔型に似合うメガネです。自分の顔型に合うメガネをチェックしてみてください。

  • 丸顔型 : ラウンド・ボストン・オーバル
  • 面長型 : オーバル・ウェリントン
  • 卵型 : ほとんどのフレームが似合います
  • 逆三角形型 : スクエア・ウェリントン
  • ベース型 : ウェリントン・ボストン

またフレームのサイズを意識して選ぶことで、バランスよくメガネをかけることができます。縦幅は眉からあごの長さの3分の1、横幅は顔の横幅と同じくらいのフレームを参考に選びましょう。

その他人気のメガネの特徴や
似合う顔型をおさらい

近年はSDGsへの取り組みが強まり、環境に配慮した再生プラスチックや植物由来の樹脂素材などのフレームが多く、メガネを選ぶ際に意識する方も増えたように感じます。

また、機能性だけでなく「レトロ」「ヴィンテージ」といったファッショントレンドとコーデできるクラシックデザインも一時期人気になりました。

クラシックデザインにサステナブル素材を取り入れるなど、質の高い長く使えるデザインが求められています。

クリアフレームの特徴

クリアフレームイメージ

クリアフレームはセルフレーム部分が透明になっているデザインです。数年前から注目されていたフレームですが、著名なインスタグラマーやオシャレな人がかけていることで人気が急上昇しています。

目元に影ができないため肌のトーンが明るく見え、涼しげな印象の目元が作れるのが魅力です。春夏向きのフレームという印象がありますが、秋冬ファッションに合わせるとコーデにこなれ感が出て、オシャレ度がアップします。

オシャレ度を上げたいけれど、メガネで顔の印象を変えたくない方におすすめです。

ウェリントンの特徴

ウェリントンイメージ

クラシックメガネの定番「ボストン」と並んで人気なのが「ウェリントン」です。台形を逆にしたような形で少し丸みがあります。

丸みを帯びたフレームはスクエアよりも顔なじみがよく、年齢や性別に関係なくかけられるフレームです。また上下幅が広く少し大きめのフレームのため、小顔効果が期待できます。

フレームの素材やリムの太さを変えることで、ビジネスやプライベートなど様々なシーンに活躍するデザインです。かちっとしすぎず知的で落ち着いた印象を与えます。

多角形フレームの特徴

多角形フレームイメージ

多角形フレームは、五角形以上の角のあるデザインが特徴のフレームです。六角形(ヘキサゴン)や八角形(オクタゴン)など種類が豊富で、同じ六角形でもラウンドよりのものやスクエアに近いものなどがあります。

スタイリッシュな印象のフレームで、オシャレなメガネユーザーから非常に人気のあるメガネです。多角形フレームは、角があるため顔をシャープに見せる効果が期待できます。丸顔型やベース型、面長型の方に似合います。

ボストンの特徴

ボストンイメージ

ボストンメガネは、逆三角形のような形をしたフレームです。角がなく丸みのあるデザインは、クラシックでオシャレな雰囲気を演出してくれます。くせがなく誰でも合わせやすく、幅広い層の方から支持されているメガネです。

ボストンはレンズの縦幅が広めでフレームの下に向かって細くなっています。顔の長さをカバーして小顔見せ効果を発揮するため、面長型や逆三角形型、ベース型の方に似合います。

クラウンパントの特徴

クラウンパントイメージ

クラウンパントは、ボストンの上辺を一直線にカットした形状のフレームです。ボストンの柔らかさにシャープさが加わることで、よりクラシックで洗練された印象を与えることができます。近年、オシャレなメガネとして注目されており、多くのブランドから様々なデザインデザインのものが発売されています。

シンプルなファッションもクラウンパントをかけるだけで一気にオシャレを格上げできます。クラウンパントに似合う顔型は丸顔型です。丸顔の柔らかい雰囲気を残しながらもすっきりとした印象を演出できるでしょう。

カラーレンズの特徴

カラーレンズイメージ

パソコン使用時の眩しさの軽減や紫外線対策のための機能はもちろんのこと、オシャレの面からカラーレンズを取り入れることが当たり前になってきています。

薄いカラーレンズは取り入れやすく、普段の雰囲気をさりげなく変えられるためおすすめです。またトレンドカラーを使用すれば、オシャレな雰囲気を演出できます。

色の持つ特徴を活かして与えたい印象を演出できるため、男女問わず人気です。特に女性の場合は、目元のくすみをカバーしたり血色をよく見せたりする効果も期待できます。

まとめ

2024年は、今までにない最新の技術を駆使した3Dプリンターメガネが多く出てくると予想されます。また、ツートンカラーなど、さりげなくカラーを取り入れたフレームもポイントになるでしょう。注目のフレームはクラウンパントです。ボストンやウェリントンと並んで新定番となることが予想されます。

クラウンパントは、すでに様々なデザインが販売されていますが、周りと差別化するならダブルブリッジのクラウンパントがおすすめです。オシャレ感をより印象づけられるでしょう。

2024年のトレンドは個性の強いフレームも多く見られますが、素材やデザインなどをうまく取り入れて、自分に似合う新しい1本をぜひ見つけてください。

執筆者プロフィール

弥づき 飛ろ(やづき ひろ)

服飾デザイナー/ファッションライター


ファッション系デザイン専門学校を卒業後、32年間服飾デザイナーとして活動。
20年間一部上場アパレルメーカーにおいて、服飾ブランドのイメージからシーズンテーマ、企画提案、デザイン業務まで幅広く対応してきた。
服のスタイリングや色の組み合わせ、小物の提案を得意とする。
美容マニアで、美容クリニックやエステ、脱毛、コスメなどの体験談を発信するうちに、美容好きが高じて、現在は、ファッションと美容専門ライターとして活動している。

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