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最終更新日:2022.07.25

コンタクトレンズとは?正しい使い方をご紹介

眼とメガネの情報室 みるラボ

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コンタクトレンズとは?正しい使い方をご紹介

目次

コンタクトレンズはメガネとは違い、目の中に直接入れて使う視力補正の道具です。興味があって使ってみたくてもコンタクトレンズの種類や選び方、使い方がわかない方も多いでしょう。この記事ではコンタクトレンズの選び方と正しい使い方を紹介します。

コンタクトレンズとは

コンタクトレンズとはメガネと同じように近視遠視乱視などがある人がモノを見えやすくするための視力補整をする医療機器です。
視力を補整する点ではメガネと同じですが、コンタクトレンズは直接目の中に入れて使用するため、メガネにはない様々なメリットがあります。例えば、メガネのようにズレて落ちる心配がないためスポーツに向いています。メガネのフレームもなく自分の目の一部のように使えるため、顔の印象を変える心配もありません。さらに、メガネに比べ、視野が広く、レンズが曇る事もありません。
デメリットは自分で着け外しをしなければならないため、初心者は慣れるまでに時間がかかることが挙げられます。また使い捨てタイプ以外はケアが必須です。花粉症やアレルギーがある方はメガネと併用するほうが良いでしょう。
コンタクトレンズは高度管理医療機器に指定されており、初めて使用する際は眼科を受診し使用方法を指導してもらう必要があります。

コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズにはハードタイプとソフトタイプの2種類があります。それぞれの特徴や使い方の違いについて詳しく説明します。

ハードタイプ

ハードコンタクトレンズの素材は、硬いプラスチックです。レンズが黒目より小さいので目に酸素が届きやすく、装着の際に大きく目を開けなくても良いという特徴があります。また、乱視の矯正にはハードコンタクトレンズの方が優れています。
ソフトコンタクトレンズに比べて硬いため、慣れるまではゴロゴロとした異物感が強い場合が多いです。レンズの寿命は商品によって違いがありますが、1~2年と長いですが、その分値段はソフトコンタクトレンズに比べて高くなります。

ソフトタイプ

ソフトコンタクトレンズは水分を含んだ柔らかい素材で出来ています。そのため、ハードタイプに比べて違和感が少ない装用感が特徴です。ただし、レンズに含まれた水分が涙と一緒に蒸発して目の乾燥の原因になってしまうことがあります。
柔らかい素材なので危険性が少なく、スポーツにはソフトタイプがおすすめです。商品によって1日使い捨てタイプと2週間や1ヵ月で使い捨てるタイプに分かれます。2週間や1ヵ月で使い捨てるタイプを使用する場合は、専用の洗浄液での洗浄・保管を毎日する必要がありす。

コンタクトレンズの選び方

コンタクトレンズを選ぶ基準は使用頻度や目的、度数が挙げられます。どのような時に、どんな風にコンタクトレンズを使用したいのか、ある程度イメージしてから眼科を受診してコンタクトを選ぶとよいでしょう。

使用頻度から選ぶ

使用頻度から選ぶ

使用頻度はソフトコンタクトレンズの1日使い捨てか2週間や1カ月で使い捨てるタイプにするか選ぶ際に重要です。
毎日使用する場合は2週間や1カ月で使い捨てるタイプの方がお得です。
しかし、その間に使用しない日があっても開封日から2週間や1カ月でコンタクトレンズを破棄しなければなりません。そのため1週間のうちに使用日数が少ない場合は1日使い捨てのコンタクトの方がおすすめです。

目的から選ぶ

目的から選ぶ場合、ハードコンタクトレンズは強い衝撃に弱いためスポーツには不向きです。しかしハードコンタクトレンズは目に酸素が届きやすい点や目に異常があるときに気付きやすいという特徴があります。
また、ソフトコンタクトレンズに比べて寿命が長いので紛失さえしなければかかるコストを抑えることができます。

度数から選ぶ

まず、コンタクトレンズが初めての方は眼科を受診します。コンタクトを使用できる目かチェックしてもらい、自分の目に合った度数のコンタクトレンズを使用しましょう。
遠視、近視、乱視の程度によって選べるコンタクトレンズの種類が決まります。年齢や度数によっては遠近両用のコンタクトレンズが良い場合などさまざまですので眼科で聞いてみましょう。

コンタクトレンズの
正しい使い方

コンタクトレンズは使い方を間違えると思わぬトラブルを招く可能性もあります。眼科を定期的に受診することが大切ですが、装用前後のケアもしっかりと行いましょう。安全に使用するためには装用時間を守ることも大切です。

ケア方法

1日使い捨てのコンタクトレンズはケアの必要はありませんが、1度目から出したレンズを再び使用することはできません。2週間や1ヵ月で捨てるタイプのソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズはケアが必要です。
ソフトタイプとハードタイプでは洗浄の方法が異なりますが、今回は通常の洗浄液を使用したソフトコンタクトレンズのケア方法の手順を簡単に説明します。

  • 手を洗う
  • レンズに洗浄液をかけ、
    こすり洗いをする
  • 洗浄液をかけ、
    すすぎ洗いをする
  • 洗浄したケースの中に
    保存液と一緒に保管する

使用する洗浄液もソフトタイプとハードタイプそれぞれの専用の物がありますので注意が必要です。コンタクトの扱いやケアには細かいコツがありますので眼科で教えてもらいましょう。

装用時間

コンタクトレンズの連続装用時間は、1日最長8~10時間程度です。初めてコンタクトを使用する際には、いきなり1日中使用することは避け徐々に装用時間を増やすと目も慣れやすいでしょう。

装用時間の増やし方の例は、以下の通りです。

  • 初日:
    2~3時間
  • 2日目:
    3~4時間
  • 3日目:
    4~6時間
  • 4日目:
    6~8時間
  • 5日目:
    8~10時間

自分の目やスケジュールに合わせて柔軟に判断し、1日の装用時間を伸ばしていきましょう。
また、コンタクトの汚れの原因になるため、化粧の前にコンタクトの装用は避け、入浴やシャワーの前に外すようにしましょう。
睡眠中にコンタクトを使用したり、ケアをしないで着けたままにしておくと眼疾患になることもあるので注意が必要です。さらに、コンタクトを使用する際はいつでも外せるようにレンズケースやメガネを持ち歩くことをおすすめします。
このように、コンタクト使用者でも、自分の目に合ったメガネを常備することは必須です。寝る前や休日など家での時間はメガネを使用し目の休息時間を取ることで、目への負担は軽減されます。

コンタクトユーザーに
おすすめのメガネレンズ

コンタクトユーザーにおすすめのメガネレンズ

コンタクトレンズを正しく使用するためにメガネは必須です。
外出先で遠くを見るためにコンタクトを使用すると、家に帰ってきて目がとても疲れるという方も多いかもしれません。
人間の目は近くを見るために調節力という目の力を使用します。この力が衰えてくることを老眼とよびますが、最近は「スマホ老眼」といい、比較的若年層にも症状が出るようになっています。また、寝る前や家の中などでは近距離を見ることが多いと思います。そのため、若い頃から目の疲れを軽減するように、調節力をアシストするメガネレンズとコンタクトを併用して使い分けるのがよいでしょう。
コンタクトレンズを外して目を休息している時間にこのメガネレンズを使用すると、近くを見る調節力をアシストしてくれます。寝る前までスマホをよく利用する方などに、特におすすめです。
アシストレンズは年齢や視力、ライフスタイルに合わせてアシストするパワーも選べるのも嬉しいですね。

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