メガネ
公開日:2022.09.01 / 最終更新日:2022.09.01

メガネをかけると目が小さく見えるのはなぜ?理由や解決法まで徹底解説!

この記事の執筆者

高倉 恵

ビューティーアドバイザー/メイク講師

※本コラムではメイク部分の執筆を担当

メガネをかけると目が小さく見えるのはなぜ?理由や解決法まで徹底解説!

目次

目の大きさは、顔の印象を左右する大切なポイントです。しかし、メガネをかけると目が小さく見えてしまうと感じている方は多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決する方法があります。むしろメガネの選び方やメイクを工夫すれば、目を実際より大きく見せることも可能です。

今回は、メガネをかけると目が小さく見える理由とその解決法についてご紹介します。メガネをしていても目が大きく見えるメイクのポイントも参考にご覧ください。

メガネで目が
小さく見える理由とは?

凸レンズと凹レンズの違い

メガネのレンズは光を集めたり広げたりする性質があり、それによって視力を矯正します。近視のメガネに使用されている凹レンズ(度数はマイナスで表されます)は、中央が薄く、周辺部分が厚い構造です。

逆に遠視の矯正に使用する凸レンズ(度数はプラスで表されます)は、虫眼鏡を想像すれば分かりやすいですが中央が厚く、周辺部部分が薄い構造です。

このように光が曲がることを、プリズム効果といいます。近視の矯正では遠くからやってきた光を広げます。この効果によって外側から見ると、目の大きさが小さく見えてしまうのです。

遠視はその逆で、外側から見た目の大きさは実際より大きくなります。

プリズム効果は度数が大きいほど、効果が大きくなります。すなわち、近視が強く視力が悪い人ほど目が小さく見えてしまうのです。

視力が0.1以上の軽度近視の場合は目が小さく見えることはあまりありません。目が小さく見えてしまうのは、視力が0.1未満で近視の度数が強い場合です。

強度近視の場合、目が小さく見えてしまうこと以外に「レンズが分厚くなってしまう」「メガネフレームの自由度が低い」などのデメリットがあります。これらのことが原因で、コンタクトレンズを選択している方も多いのではないでしょうか。

しかし最近では、強度近視でも厚みを薄くするレンズの設計や素材、フレームなど、さまざまな商品が販売されています。気になる方は眼鏡店で相談してください。

メガネレンズの素材や設計などの特徴については「薄型メガネレンズの仕組みって?メリット・デメリットも解説」の記事も参考にしてください。

目が小さく見えるのを防ぐ
メガネフレームの選び方

メガネの選び方を工夫すれば、目が小さく見えることを防げます。

目が小さく見えるのを防ぐメガネフレームの選び方
  • レンズが小さいフレームを選ぶ
  • レンズの横幅が狭いフレームを選ぶ
  • 色が濃いメガネフレームを選ぶ
  • 目とレンズの距離(頂点間距離)を短くする

ここからは、これらのメガネの選び方について解説します。

レンズが小さいフレームを選ぶ

目の錯覚を利用すれば、目を大きく見せることができます。

エビングハウス錯視

こちらのイラストを見たときに、どちらの黒丸が大きく見えるでしょうか。周りの円が小さい方が黒丸が大きく見えると思います。これは「エビングハウス錯視」という脳の視覚野に関係する錯視の一種です。

この目の錯覚を、目とメガネフレームの関係に応用し小さいメガネフレームで目を大きく見せることが可能です。

小さいフレームのメガネを選ぶ際の注意点は、自分の目の位置に合ったメガネフレームを選ぶことです。目の位置は人によって違うので、できるだけ自分の目の中心とメガネの中心が一致するフレームの方がよいでしょう。

【フレームの小さいメガネを選ぶときのポイント】

  • 目とメガネフレームの距離が狭いフレームを選ぶ
  • 自分の目の中心とメガネレンズの中心ができるだけ一致するフレームを選ぶ

レンズの横幅が狭いフレームを選ぶ

度数の強い近視の人が横幅の広いメガネフレームを使用すると、顔の輪郭がレンズ内に見えてしまうことがあります。

レンズの横幅が狭いフレームを選ぶ

イラストのように、顔の輪郭がレンズに入り込むことで目が小さく見える要因になります。これを防ぐためには、横幅の狭いメガネフレームを選ぶことをおすすめします。

近視が強い場合、レンズの横幅が広いとレンズが厚くなってしまいます。重さや厚みを抑えるためにも横幅の狭いメガネフレームがおすすめです。2種類のメガネフレームで迷ったときは、横幅を比較してみるとよいでしょう。

フレームの横幅の確認方法は眼鏡店に聞いてみましょう。

色が濃いメガネフレームを選ぶ

色が濃くて太いメガネフレームは、色が薄くて細いメガネフレームに比べて目が大きく見えます。

これも「デルブーフ錯視」という目の錯覚を利用した方法です。

デルブーフ錯視

イラストのように肌の色より濃い、黒や茶色のハッキリとした輪郭のメガネフレームは目を大きく見せてくれます。

また、細いフレームよりも太いフレームの方が錯覚の効果がさらに期待できるでしょう。顔の印象が大きく変わるので、気に入ったフレームが見つかれば挑戦してみてください。

目とレンズの距離(頂点距離)を短くする

目とレンズの間の隙間の長さのことを頂点間距離といいます。

頂点間距離が短い方が、目の大きさの変化が少なくすみます。なぜなら、プリズム効果は目とメガネの距離が離れるほど強くなるからです。しかし、近すぎると度数の効果が強くなり過ぎてしまうので適切な位置にすることが大切です。頂点間距離は見え方に大きく影響します。目の大きさを気にするあまり、見え方を損なってしまうとメガネの意味がありませんので、眼鏡店でしっかりと適切なフィッティングを相談しましょう。

メガネを購入する際は、最後にフィッティングの調整をしてもらいましょう。その際、軽く頭を動かすなどして入念にチェックすることをおすすめします。

フィッティング

【フィッティングのチェックポイント】

  • まつ毛がメガネに当たらないか
  • 視力矯正に影響がない距離か
  • 使用中にメガネがずれて鼻眼鏡にならないか

メガネは注意して使用していてもゆがみが生じます。頂点間距離が変わってしまうと、目が小さく見えたり視力が適切に矯正されないなどのデメリットがあります。

メガネを購入する際はアフターフォローをしてもらえるか確認して、定期的に眼鏡店でメンテナンスしてもらうことをおすすめします。

メガネをかけると
目が小さく見えるのを防ぐ
メイクのポイント

メイクをする際に注意するポイントは、全体のバランスです。目を大きく見せるためにアイメイクを濃くしすぎると、目だけ浮いてしまいます。そこで、顔全体のバランスの取り方と、アイメイク、眉毛に分けて、メガネをかけることで目が小さく見えるのを防ぐメイクのポイントを紹介します。

顔全体のバランスを取る

チークカラーを、メガネのフレームの形に沿って入れる

肌の血色感と顔の立体感を意識することで、全体のバランスが整いやすくなります。チークやハイライトを使って、顔の印象をコントロールします。

肌なじみのよいチークカラーを、メガネのフレームの形に沿って入れるようにすると、自然になじみます。

肌になじむカラーの見分け方は、以下を参考にしてください。

<肌になじむチークカラーの見分け方>

  1. 自分の指をもう片方の手でぎゅっとつかみます。このときに赤くなったり、赤紫になったりしますが、それがその人の持つ血色です。
  2. その指をチークカラーの前に持っていき、指の色と浮いているようだったら肌なじみが悪くなります。
ハイライトの位置イメージ

さらにハイライトを目の下の三角ゾーンに乗せて明るく見せることで、立体感のある顔になり、目元もハッキリとした印象になります。

このように意識してメイクをすると、目元だけが浮いて不自然になったり、目が小さく見えるのを防ぐことができます。

その上で、次にマスカラやアイラインなどで、目幅を拡張させるように錯覚を起こすアイメイクをしていきます。

アイメイク

アイメイクイメージ

まつ毛メイクは目を大きく見せるためにはとても重要です。ビューラーでカールさせ、マスカラでまつ毛の長さとボリュームをアップさせることで、目を大きく見せることができます。

ビューラーでまつ毛をカールさせる

マスカラを塗る前の下準備で目の印象が大きく変わります。ビューラーでまつ毛をカールさせると、まつ毛の影が目に入らなくなり、目が大きく見えます。

ビューラーでまつ毛をカールさせる

<ビューラーの基本的な使い方>

  1. ビューラーのカールをまぶたに沿って密着させ、まつ毛を根元から挟みます。
  2. ぎゅっと挟んだら、次にまつげ中央に移動して根元よりやや弱めに挟みます。
  3. 最後に、毛先を軽く挟みます。

<ポイント>

  • ビューラーで挟む力の強弱をつける
    まつ毛の根元は少し強く挟み、中央は中くらいの力で、毛先は弱い力にして、毛先に向けてビューラーで挟む力を弱めていきます。このように、力の入れ方をグラデーションのようにすると、くるんとナチュラルなカールができます。
  • マスカラを塗る前にまつ毛をばらす
    ビューラーをすると隣同士のまつ毛がくっついたり、重なったりするため、そのままマスカラをするとダマになりやすくなります。ビューラーの後は、スクリューブラシでまつ毛をとかしたり、指の腹でまつ毛をほぐしておくと、そのあとのマスカラが一本一本キレイに仕上がります。
  • マスカラ下地でカールをキープ
    ビューラーでまつ毛を上げたら、マスカラ下地をしておくと、カールをキープすることができます。

マスカラの種類と塗り方

  • マスカラの種類
    マスカラにはさまざまな種類がありますが、ボリュームタイプよりも、ロングタイプがおすすめです。ロングタイプのマスカラは、繊維が自まつ毛に絡み、まつ毛が長く見えます。そうすることで、目の縦幅を強調して見せてくれるので、目が大きく見える効果があります。

さらに、マスカラはカールのキープ力が高いものを選びましょう。まつ毛が下がってくると、影が出来て暗く見えるため、目が小さく見えます。

  • マスカラの塗り方
    上まつ毛と下まつ毛のマスカラのポイントを紹介します。
マスカラの塗り方

<マスカラの基本的な塗り方>

上のまつ毛は、マスカラブラシを寝かせてまつ毛の根元に当て、そのまま3秒ほどおいて、根元から持ち上げるように塗っていきます。先端に向かって、スーッと放射状に伸ばしていきましょう。こうすることで、根元から立ち上がったようなまつ毛になり、目の縦幅の印象が広がり目が大きく見えます。

マスカラのブラシを縦にして、先端部分を使いましょう。

下まつ毛のボリュームは、上まつ毛よりも控えめにしましょう。下まつ毛にはマスカラ下地はつけず、マスカラだけを軽くつけるようにします。そうすることで、目の下がすっきりと見えるため、明るい印象の目元になります。
目尻側に寝たように生えているまつ毛には、目尻を指で伸ばしながらマスカラのブラシを縦にして、先端部分を使いましょう。

アイラインの引き方

目は奥行きを持たせることで、大きく見えます。アイラインで目を大きく見せるポイントを紹介します。

アイラインの引き方

<アイラインの引き方>

1. ペンシルアイライナーやジェルライナーで、軽く上まぶたを持ち上げてまつ毛のすきまを埋めていきます。目尻側から目頭に向けてペンシルを動かしながら描いていきます。一気に引くのではなく、左右に小刻みに動かすように描いていきます。

写真のように目を開けたまま、まぶたを指で持ち上げて、鏡を見下ろすようにして描くと、描きやすくなります。

2. ややかためのアイシャドーブラシ、もしくは綿棒などでラインをぼかします。
こうすることで、目の際に陰影が出来て、奥行き感がプラスされます。

リキッドアイライナーで、目尻より5mmほど長めに引く

3. リキッドアイライナーで、目尻より5mmほど長めに引くことで、目幅が拡張されて目が大きく見えます。

<ポイント>

  • 二重まぶた、奥二重の人
    二重まぶたや奥二重の人がアイライナーを目頭から黒目の上あたりまで太く引くと、二重幅がすっきりと見えずにかえって目が小さく見えることがあります。二重まぶたや奥二重の人は目頭辺りのアイラインは細いラインを引くようにしましょう。目を囲むようなアイメイクも、目が小さく見えるので注意が必要です。
  • アイメイクの化粧直し
    時間が経ってアイメイクが汗や涙などで滲んでしまっては、目元も明るく見えません。目の下やまぶたには、フェイスパウダーをしっかりつけ、サラサラにしておきましょう。 アイシャドーブラシを使って目周りにパウダーを乗せると、目元の細かい位置まで抑えることができます。

眉毛の長さと太さ

眉毛は顔の印象を左右する大事なパーツです。メガネのフレームの上に眉毛があるので、フレームの形や素材に合わせるのがポイントです。

眉毛の長さと太さ

ラウンド型やオーバル型のフレームをかける時は、眉毛はアーチ状のカーブを描きましょう。小さめの円形の場合、やや長めに描くことでバランスが取れ、目が大きく見えます。

スクエア型などの四角タイプのメガネの場合は、直線に描くように平行眉にしましょう。

眉毛の太さや濃さは、フレームとバランスを取るように描いていきます。フレームが黒ぶちや太いメガネには、細めや淡い色の眉を意識します。細めのフレームのメガネをかけるときは、太めの眉や、濃い眉でバランスを取りましょう。

まとめ

今回は、メガネをかけると目が小さく見える原因と対策をご紹介しました。
メガネフレームの色や形、目との距離、バランスなどを意識して、ご自身の顔に合ったフレームを選んでみてください。また、メガネだけでなく、メイクも工夫すると、目を大きく見せることができます。

メガネやメイクが浮くことなく、バランスが取れていていると、メガネがあなたの魅力を最大限に活かせるオシャレアイテムになります。

今回、メガネをかけると目が小さく見えるのを防ぐことに重点をおいて、メガネの選び方を紹介しましたが、骨格やパーソナルカラー、トレンドなどから似合うメガネのフレームや色を選ぶこともできます。ファッション性の高い選び方に興味のある方は、以下の記事も参考にしてみてください。

執筆者プロフィール

高倉 恵

ビューティーアドバイザー/メイク講師


保有資格

日本化粧品検定コスメコンシェルジュ / 化粧品検定1級 / AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン / JMAメイクアップアドバイザー

ビューティーアドバイザー歴15年。累計5000人以上の女性の肌に触れ、エステやメイクで、肌や身体のケアをサポートしてきた。現在は、人相学×表情心理学×マインドに基づくメイクレッスン、各種メディアでメイクやスキンケアの情報提供および執筆などを行っている。
日本化粧品検定コスメコンシェルジュ、化粧品検定1級、AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン、JMAメイクアップアドバイザーなどの資格を持つ。

おすすめコラムRECOMMENDED COLUMN

人気コラムランキングRANKING

その他メガネコラムOTHER COLUMN

目次を
見る
閉じる